街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は神戸市灘区で行った「水溜まりができている陸屋根防水工事への塩ビシート機械固定工法」になりますよ(^^)/

陸屋根には雨漏りしないように何らかの防水が施されております！

代表的なもので言うと「ウレタン防水　シート防水　コンクリート防水　ＦＲＰ防水」などが多く、それぞれで対応年数やメンテナンス方法が異なりますよ。

1. コンクリート防水　コンクリート表面に防水性の高い材料を塗布する方法です。耐久性が高く、大規模な施工に適しています

2. ウレタン防水　ウレタン樹脂を使った防水方法で、伸縮性があり、細かい亀裂にも対応できます。施工が比較的簡単で、屋上やバルコニーによく使用されます

3. FRP防水　繊維強化プラスチック（FRP）を使用した防水方法で、強度が高く、軽量です。形状が複雑な場所にも適用できます

4. シート防水　防水シートを敷いて接着する方法で、施工が早く、費用が比較的安いです。ただし、シートのつなぎ目からの漏水に注意が必要です

今回は劣化したゴムシート防水に塩ビシート防水を施す工事で、意外と需要の多い防水工事ですので是非参考にしてくださいね！

神戸市灘区で陸屋根に塩ビシート機械固定工法を行う現場紹介

コチラが、神戸市灘区で水溜りが出来る陸屋根へ塩ビシート防水機械固定工法を行う現場になりますよ(^^)/

【建物情報】
・築年数50年以上
・5階建てRC造　倉庫
・防水材　ゴムシート防水
・現在　雨漏りあり

経年劣化でシート防水がたわんでしまい水溜りが出来ている状態です。

陸屋根に防水を行う場合は空気層を設けるような工法が望ましので、塩ビシート防水機械固定工法を行っていきます！

この様な感じで、陸屋根のゴムシート防水表面にかなりの水たまりが出来ている状態ですね(>_<)

ゴムシート防水と塩ビシート防水は、陸屋根の防水に使われる2つの主要な方法ですので、それぞれの特徴を簡単にご説明しますね！

【ゴムシート防水】
・弾力性があり、建物の動きに柔軟に対応できる
・耐久性が高く、長期間にわたって防水性能を保持
・施工が比較的簡単で、修復も容易

【塩ビシート防水】
・軽量で扱いやすく、広範囲の施工に適している
・耐薬品性に優れ、工場などの特殊な環境にも使用可能
・接着剤を使った施工が一般的で、密着性が高い

陸屋根へ塩ビシート機械固定工法を行う前にコンクリート補修

それでは、神戸市灘区で水溜りのできる陸屋根に塩ビシート防水機械固定工法を行う様子を工程ごとにご紹介していきましょう(^^)/

まずは、膨れなどが発生しているゴムシート防水を部分的に撤去していきます！

撤去すると下地のコンクリートが出てくるのですが、雨漏りしている部分はコンクリート下地が欠損している状態でした。

この様な状態では塩ビシート防水を貼ることが出来ないので、まずは補修が必要になりますね！

軽量モルタルを使用して陸屋根のコンクリート下地を補修していきます(^^)/

軽量モルタルは、通常のモルタルに比べて重さを軽減した建築材料ですね！

【特徴】
・重量が軽いため、建物の負担を減らし、地震などの災害時の安全性を向上させる
・断熱性や遮音性に優れており、快適な居住空間を実現する
・施工が容易で、作業時間の短縮が可能
・環境に優しい素材を使用している場合が多く、サステナブルな建築に貢献

軽量モルタルは、これらの特徴により、住宅やオフィスビルなど、さまざまな建築物に幅広く使用されているんですよ。

水溜りが出来る陸屋根防水工事で重要な下地工事をご紹介

ここから、塩ビシート防水機械固定工法になりますね(^^)/

まずは、絶縁シートと呼ばれる鶯色のシートを陸屋根全体に貼り、60センチ間隔で陸屋根のコンクリート下地に下穴を空けていきます！

この下穴は後に下地材をビス固定する為の物になりますよ。

絶縁シートを貼ることにより既存の防水層との縁を切ることが出来ますので、どの様な防水材であっても上からかぶせて施工することが出来ますね。

そして、塩ビシート防水機械固定工法で絶縁シートに穴を空けた部分へ「エポキシ樹脂」を注入していきます(^^)/

塩ビシート防水機械固定工法は下地に穴を空けるので、将来的にその部分から雨漏りするのではと心配されがちです。

しかし、この液体を内部に注入してからビス固定を行うので、万が一塩ビシート内部に漏水したとしても、雨漏りしない設計になっていますよ！

そして、ディスクと呼ばれる下地材を取り付けていきますよ(^^)/

直径10㎝もないくらいですかね？真ん中に穴が空いているので、コンクリート用のビスで固定していきます！

しっかりとコンクリート下地に効いているか、感覚で判断して固定していきますよ。

このディスクに新しい塩ビシートを融着させていくので、しっかりと固定しておく必要がありますね！

陸屋根の端部には平鋼板を取り付けてきます(^^)/

これは先ほど取り付けたディスクを帯状にしたものと考えてもらってよいかと思います。

役割としては新しい塩ビシートを融着させるものですので、ディスクと同じですね！

陸屋根の端部は風の影響などを受けやすいので、しっかりとビス固定を行っておきます。

陸屋根への防水工事で塩ビシート「田島　ビュートップ」を使用

そして、ここから陸屋根防水工事のメインである塩ビシート防水を貼っていきましょう(^_^)/

使用しているのは「田島　ビュートップ」と呼ばれる塩ビシートで、屋上防水工事ではよく使用しているものになりますね。

陸屋根防水工事で使用している塩ビシート防水のジョイント部分には、専用の接着剤を挟み込んで熱を加えて融着していきます！

塩ビシート防水は経年劣化でジョイント部分が剥がれてきやすいので、しっかりと接着させて剥がれないようにしておくことがポイントですね。

塩ビシートのジョイントには専用の接着剤を入れて、専用のドライヤーで熱を加え、ヘラで押さえながら引っ付けていきます(^^)/

シート防水のジョイントは劣化すると剥がれてくることがありますので、しっかりと密着させておくことがポイントになりますよ！

そして、下地の段階で取り付けていたディスクに専用の機械で熱を加えて融着していきます！

約10秒くらい熱することで、ディスクと塩ビシートがしっかりと融着し剥がれなくなりますよ(^_^)/

少し時間のかかる作業になりますが、台風などの強風で飛散しないように融着していきます。

こちらは、「脱気筒」と呼ばれる煙突のようなものになります！

下からの湿気を外部へ自然換気してくれるものとなり、60㎡で1つくらいの割合で取り付けることがポイントですね(^_^)/

脱気筒の廻りから雨漏りしないようにしっかりと止水対策を行い、施工しておくことが重要です。

これで、陸屋根への塩ビシート防水機械固定工法は完了ですね！

神戸市灘区で陸屋根に塩ビシート防水機械固定工法を行った費用と保証内容

今回の神戸市灘区、陸屋根防水工事では10年間の工事保証をお付けしております！

「雨漏り・防水材の飛散・膨れ」を保証させていただき、万が一不具合が発生した場合は弊社で補修するという内容になっていますね(^_^)/

更に、2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的に安心していただけますよ。

今回の陸屋根防水工事費用ですが230㎡に対して1,800,000円となっております(^_^)/

費用は高いですが、塗り系の防水と違い美観性も高く、耐久性も優れているのでお勧めの防水工事と言えますね！

他にも複数の防水工事がありますので、雨漏りでお困りの方は街の屋根やさん神戸西店へご相談ください。

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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