街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は高砂市で行った「屋根勾配が緩いスレート屋根へのカバー工事」になりますよ(^_^)/

屋根カバー工事とは既存の屋根材を撤去することなく新しい屋根材を重ね葺きする工事で、葺き替え工事に比べて工事費用が安くなったり工事期間が短くなるなどのメリットがありますね。

特に、カラーベストと呼ばれるスレート屋根のメンテナンスとして良く行われる工事です！

カバー工事では「スーパーガルテクト」と呼ばれるガルバリウム鋼板屋根材がよく使用されるのですが、屋根勾配が緩い場合は特別なパーツを使用する必要があるので、今回はそのパーツをご紹介しましょう。

高砂市で屋根勾配が緩いスレート屋根へカバー工事する現場紹介

コチラが、高砂市で屋根勾配が緩いスレート屋根へカバー工事する現場になりますよ(^_^)/

【建物情報】
・築年数33年
・2階建て木造住宅
・屋根材　スレート屋根（カラーベスト）
・現在　雨漏りあり

カラーベストと呼ばれるスレート屋根は軽量で耐震性に優れていることから、今現在でも多くのお家で使用されている屋根材です。

この屋根材の規定勾配は4寸以上なのですが、この現場の屋根勾配は3寸と緩い屋根でしたね。

スレート屋根は厚み4ミリ程度の薄い屋根材となっており、表面の撥水機能が低下するとひび割れなどが発生します(>_<)

ひび割れを放置していると今回の様に雨漏りに発展する可能性が高いので要注意ですよ！

特に、屋根勾配が緩い場合は雨水の滞在時間が長くなるため、屋根勾配がきつい屋根よりも雨漏りしやすいと言われていますね。

雨漏りを止めるために屋根カバー工事で防水シート貼り

それでは、高砂市で行った屋根カバー工事を工程ごとにご紹介して行きましょう(^_^)/

まずは、既存のスレート屋根の上から防水シートを貼っていきますよ！

既存の屋根材の下にも防水シートは貼っていますが、防水シートの耐用年数は25～30年と言われております。

今回雨漏りしているのも、経年劣化で防水シートが破れているのが原因ですので、屋根カバー工事を行う際は新しい防水シートを重ね貼りすることが重要ですね！

防水シートを貼る際は既定の量をしっかりと重ねたうえで、下から順番に貼っていきます！

特に屋根勾配が緩い場合は雨漏りしやすいので、しっかりと重ねて正しい手順で施工していく必要がありますよ。

今回の屋根カバー工事で使用している防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートで、既存の防水シートに比べゴム繊維が含有されていることから釘やビスを貫通させても漏水しないものとなっております。

耐用年数は35年以上と言われておりますので、長期的に雨漏りの心配がいりませんね！

屋根勾配が緩い場合に必要なパーツを使用してスーパーガルテクト葺き

ここから、屋根勾配の緩い屋根カバー工事の主役となる、新しい屋根材を葺いていきましょう(^_^)/

今回のカバー工事で使用したお勧めの屋根材は「IG工業さんのスーパーガルテクト」になります！

材質がガルバリウム鋼板であることから非常に軽量なうえに断熱効果も高まるということで、近年の屋根カバー工事にはよく使用されている屋根材となりますね。

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量はスレート屋根の4分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・ガルバリウム鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ、塗装する必要がある

スーパーガルテクトは約3m感覚でジョイントが出来るのですが、屋根勾配が緩い場合はここに専用のジョイント下地を入れる必要があります！

屋根勾配が緩い場合、吹き降りの雨などでジョイント部分から漏水する可能性があるのですが、このジョイント下地を入れることで漏水した雨水を防ぐことが出来るんですよね(^_^)/

屋根工事でスーパーガルテクトを使用する場合、3.5寸以下の屋根勾配ですとジョイント下地が必要ですので覚えておいてくださいね！

しかし、屋根勾配が2.5寸以下の場合はジョイント下地を入れたとしても、雨漏りする危険性があるので使用できません(>_<)

高砂市での屋根カバー工事で使用した屋根材「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

屋根カバー工事でスーパーガルテクトの棟仕舞いをご紹介

お次は仕上げ工程として、屋根材の棟付近に「防水シーラー」を貼り付けていきます！

この部分の収め方は様々ですが、吹き降りの雨が棟部分に侵入しないようにするための面戸材になりますね。

屋根勾配が緩い場合、吹き降りの雨などで雨漏りしやすいので、この様な止水面戸材を様々な部分で使用する必要があります。

そしてその上から、仕上げ材となる棟板金の下地材「貫板」を取り付けていきます。

この貫板ですが、通常の木材ですと15年程度で腐食してきますので「防腐木材」もしくは「樹脂」で出来た貫板を使用することがお勧めですね(^_^)/

台風などの強風で飛散しないようにビスでしっかりと固定していきます。

そして、屋根カバー工事でスーパーガルテクトの仕上げ材となる「棟板金」を取り付けていきましょう！

棟板金は屋根と同じ材質でガルバリウム鋼板となっております。

強風で飛散しやすい部分となりますので、釘ではなくビスで固定することがお勧めですよ(^_^)/

棟板金は台風などの強風で飛散しやすい部分となりますので、固定方法には十分な注意が必要になりますね。

これにて、高砂市での屋根カバー工事は完了です！

高砂市で行った屋根勾配が緩い屋根カバー工事の費用と保証内容

高砂市の屋根カバー工事に使用した屋根材（スーパーガルテクト）には、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/

アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

屋根カバー工事を行うことで、お客様が抱えていたお悩みを全て解決できましたね(^_^)/

屋根カバー工事1,050,000円（屋根面積105㎡）　足場150,000円　

この様な感じの費用で施工をさせていただきました！

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根やさん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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