街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は西宮市で行った「重たい瓦屋根～ガルバリウム鋼板屋根材へ葺き替える屋根耐震工事」になりますよ(^_^)/

昔から日本の代表的な屋根材として使用されてきた瓦屋根ですが、阪神淡路大震災で多くの家屋が倒壊したことから、それ以降は軽い屋根材に注目が置かれ始めました。

最初に軽い屋根材として注目を集めたのは「スレート屋根」と呼ばれる屋根材でしたが、ひび割れやすいというデメリットが多いことから、最近では「ガルバリウム鋼板屋根材」が主流となってきましたね！

軽量で割れることがなく耐震性に優れているガルバリウム鋼板屋根材がどのようなものなのか、工程や費用までご紹介していきましょう。

西宮市　屋根耐震工事を行う現場紹介

コチラが、西宮市で重たい瓦屋根～ガルバリウム鋼板屋根材への耐震工事を行う現場になりますよ(^_^)/

【建物情報】
・築年数37年
・2階建て木造住宅
・屋根材　瓦屋根
・現在　雨漏りあり

経年劣化で棟瓦が崩れてしまい、室内へ雨漏りしているということでした。

雨漏りを直すとともに、重たい瓦屋根から軽い屋根材へ葺き替えて耐震性を高めていきますよ！

屋根耐震工事前の点検で室内の様子を確認させていただきましたが、天井に雨漏りの影響で大きなシミが発生している状態でしたね(>_<)

屋根からの雨漏りは屋根下の防水シートが劣化しているということなので、確実に雨漏りを直すには既存の屋根材を撤去して防水シートを貼り替える必要があります。

屋根耐震工事前の瓦屋根は、経年劣化で棟瓦が崩れてしまい、その部分を中心に雨漏りしている状態でした(>_<)

棟瓦を積み替える部分的な修理も可能なのですが、長期的に屋根を健全に保ちたいということで、ガルバリウム鋼板屋根材への葺き替え工事を行うことになっていますよ！

この現場の調査に関する記事は現場ブログにて詳しくご紹介しておりますので、そちらも見ていただけると幸いです。

【この現場の調査に関する記事】
・「西宮市　屋根瓦が崩れて雨漏り発生！修理方法を無料見積りします」

西宮市　屋根耐震工事で重たい瓦屋根を撤去・処分

それでは、西宮市での屋根耐震工事を工程ごとにご紹介していきましょう(^_^)/

まずは、既存の瓦屋根と土を全て撤去していきますよ！

約60㎡の屋根ですが、瓦屋根と土で総重量は約5トンとなっております。

屋根が重たいと地震などで揺れが大きくなることから、最近では屋根を軽くする耐震工事が増えていますね。

既存の屋根下地は、雨漏りの影響で部分的ですが腐食している状態でした(>_<)

屋根耐震工事では既存の屋根下地を補強することも重要となっておりますので、どの様な下地補強が必要なのかご紹介していきましょう！

屋根耐震工事で屋根下地を補強します

まずは、屋根下地の骨組みを強化するために「垂木」と呼ばれる角材を取り付けていきます(^_^)/

垂木を取り付けることにより屋根の骨組みが強化されますし、垂木間で空気層を設けることが出来ますので、断熱効果を高めることも出来ますよ！

既存の屋根下地の下にも垂木が設けられているので、その上に沿わすように新しい垂木を取り付けビスでしっかりと固定していきます！

既存の屋根材が瓦屋根の場合は、この様な感じで垂木を使用して補強することがお勧めですね。

そして、屋根耐震工事で取り付けた垂木の上から「下地用合板」を貼っていきます(^_^)/

厚み12ミリの下地用合板を全面的に貼ることにより、平らで丈夫な屋根下地が出来ますよ！

下地用合板を貼ることにより、垂木間で空気層が設けられていることがお分かりかと思います。

屋根耐震工事で下地用合板を貼る際は釘ではなくビスで固定することがお勧めですね！！

ここまでくると、葺き替えでどんな屋根材を葺いても安心できる状態となります(^_^)/

屋根耐震工事でも重要な雨漏りを防ぐ防水シート貼り

お次は、屋根耐震工事でも重要な「防水シート」を貼っていきましょう(^_^)/

最初に記載した通り、屋根からの雨漏り原因は防水シートにあります。

ですので、葺き替え工事で新しい防水シートを貼ることは最も重要な工程と言えますね！

屋根耐震工事で使用する防水シートにも複数の種類があり、耐久年数も異なります。

今回使用している防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートで35年以上の耐久性があるお勧めの防水シートですよ(^_^)/

屋根耐震工事でお勧めのガルバリウム鋼板屋根材をご紹介

ここから、屋根耐震工事の主役となる新しい屋根材を葺いていきましょう(^_^)/

今回使用した金属屋根は「IG工業スーパーガルテクト」になります！

材質がガルバリウム鋼板であることから非常に軽量で、屋根耐震工事にはよく使用されている屋根材となりますね。

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量は瓦屋根の10分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・ガルバリウム鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ、塗装する必要がある

今回の屋根耐震工事で使用した評判の「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

ガルバリウム鋼板屋根材の棟板金は風災対策が重要

ここからは、ガルバリウム鋼板屋根材の仕上げとなる棟板金の取り付けをご紹介していきましょう(^_^)/

まずは、棟の部分に「防水シーラー」と呼ばれる面戸材を取り付けていきますよ！

吹き降りなどの雨が屋根材の中に入らないようにするための建材ですね。

そして、先ほど取り付けた防水シーラーの上に棟板金の下地材となる「貫板」を取り付けていきます！

この貫板ですが、通常の木材ですと15年程度で腐食してきますので「防腐木材」もしくは「樹脂」で出来た貫板を使用することがお勧めですね(^_^)/

強風で飛散しないようにビスでしっかりと固定していきます。

そして、仕上げ材となる棟板金を取り付けていきましょう！

棟板金は屋根と同じ材質でガルバリウム鋼板となっております。

強風で飛散しやすい部分となりますので、釘ではなくビスで固定することがお勧めですよ(^_^)/

棟板金のジョイントには、シーリングを挟み込んで雨漏り対策を行うことも重要ですね。

棟板金を取り付ければ、屋根耐震工事は完了となります。

西宮市　瓦屋根～ガルバリウム鋼板屋根材への屋根耐震工事　費用と保証内容

西宮市での屋根耐震工事で使用したガルバリウム鋼板屋根材には、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/

アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

工事費用は60㎡に対して足場代含め1,100,000円となっております

＜関連記事＞
・「街の屋根やさん神戸西店へのお問合せ」はコチラ＞＞＞
・「工事後に頂いた、お客様からの声」はコチラ＞＞＞

「小さい工事でもお願いできるのか？」
「調査や見積もりに費用は掛からないのか？」
「電話相談だけでも対応してくれるのか？」
「遠方でも出張費なしで来てくれるのか？」

兵庫県内なら大丈夫です！！何でも言うてください(^_^)

各地域の屋根耐震工事に関する記事

・「神戸市兵庫区　屋根耐震工事で瓦屋根から金属屋根へ葺き替え！」

・「三木市で屋根耐震工事として重たい瓦屋根の葺き替え工事を行いました」

・「明石市で屋根耐震工事！重たい瓦屋根からカラーベスト屋根へ」

・「神戸市須磨区の屋根耐震工事で、瓦屋根を撤去！処分費用もご紹介」

・「西宮市で屋根葺き替え工事！瓦屋根～ガルバリウム鋼板屋根への費用」