街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は宝塚市で行った「ガルバリウム鋼板屋根を用いた急勾配屋根へのカバー工法」になりますよ(^_^)/

カバー工法とは既存の屋根材を撤去することなく新しい屋根材を上から葺く工法で、葺き替え工事に比べて費用を安くできる工法です。

街の屋根やさん神戸西店では最もよく行っている工事となりますね！

特に、屋根材のひび割れや雨漏り、断熱効果でお悩みの方のはお勧めの工法となりますので参考にしてください。

宝塚市で急勾配屋根へカバー工法する現場紹介

コチラが、宝塚市で急勾配屋根へカバー工法する現場になりますよ(^_^)/

【建物情報】
・築年数26年
・2階建て木造住宅
・屋根材　カラーベスト（スレート屋根）
・10年前に屋根塗装済

屋根が急勾配ということもあり、通常の外部足場に加えて屋根上にも足場を設置しております。

屋根が急勾配の場合は「屋根足場費用」が別途必要になりますのでご了承くださいm(__)m

既存の屋根材は「カラーベスト」と呼ばれるスレート屋根の1種で、軽量で耐震性に優れていることから今現在でも多くのお家に使用されている屋根材です！

しかし、厚み4ミリ程度と薄い屋根材でひび割れなどが発生しやすく耐用年数は15～20年程度と言われております。

早い方ですと築10～15年程度で屋根塗装などのメンテナンス工事を行うケースが多いですよ(>_<)

急勾配屋根へカバー工法する前に必要なこと

屋根に苔などが発生している場合は、カバー工法を行う前に高圧洗浄を行い既存の屋根材をキレイにしていきます(^_^)/

塗装するわけではないので必ず洗浄が必要なわけではありませんが、苔や汚れが気になるお客様もいますのでご希望があれば工事前に洗浄を行っていますよ！

高圧洗浄で費用は頂いておりませんので、気になる方はお気軽にご相談ください。

カバー工法は既存の屋根材を撤去しないのですが、棟板金のみ撤去していきます！

棟板金とは屋根と屋根の接合部分から雨の侵入を防ぐために板金材ですが、2センチ程度屋根の表面より突起しているためカバー工法を行う際は事前に撤去する必要がありますね(^_^)/

そして、新しい屋根材を葺くための水切りを取り付けていきます！

屋根の先端に取り付けているのは「軒先水切り」と呼ばれるもので、新しい屋根材を引っ掛けるための役割がありますね。

後にご説明しますが、材質はガルバリウム鋼板と呼ばれる鉄とアルミの混合金属になっております(^_^)/

カバー工法でも重要な雨漏り対策となる防水シート貼り

そして、屋根カバー工事で最も重要な「防水シート」を貼っていきましょう(^_^)/

基本的に急勾配の屋根は雨の流れが速いため雨漏りしにくいのですが、既存の屋根材の下に敷いている防水シートの耐用年数は25年程度です。

築年数を考えると防水シートを一新して雨漏り対策を行う必要がありますね！

急勾配屋根のカバー工法で使用している防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートです。

既存の防水シートに比べゴム繊維が含有されていることから、破れにくく釘やビスを貫通させても雨漏りしにくいものになっていますよ(^_^)/

他にも遮熱ルーフィングなどの断熱効果を高める防水シートもありますので、工事前にご説明しますね！

カバー工法でお勧めのガルバリウム鋼板屋根をご紹介

ここから、急勾配屋根へのカバー工法でお勧めのガルバリウム鋼板屋根材を葺いていきましょう(^^)/

この屋根材は既存のカラーベスト屋根と違い割れることがないので安心ですよ！

使用しているガルバリウム鋼板屋根は「IG工業のスーパーガルテクト」ですね！

材質がガルバリウム鋼板（鉄とアルミの混合金属）で以前のように割れる心配がありません。

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量はカラーベスト屋根の4分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・ガルバリウム鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ、塗装する必要がある

今回、急勾配屋根へのカバー工法で使用したガルバリウム鋼板屋根の「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

ガルバリウム鋼板屋根を用いたカバー工法の各部おさまり

カバー工法でガルバリウム鋼板屋根を葺き終えると、棟部分に仕上げとなる棟板金を取り付けていきます！

まずは、貫板と呼ばれる棟板金の下地木材を取り付けていきますよ。棟板金は風災なので飛散しやすい部位となり、飛散する原因として貫板の腐食が挙げられます。

新しく棟板金を取り付ける際は「防腐木材」や「樹脂木材」の貫板を使用して、腐食対策を行うことがポイントですね(^_^)/

そして、新しい屋根材と同質の棟板金を取り付けていきますよ(^_^)/

材質は同じガルバリウム鋼板ですので問題ないのですが、固定方法がポイントになります！

既存の棟板金は釘で固定しており抜けなどが発生していましたので、今回はビスで棟板金を固定し台風対策を行っていきますよ。

更に、ステンレス製のビスを使用することにより錆びる心配もなくなります！

今回の急こう配屋根には屋根裏を換気するための「鳩小屋」が設けられていました。

鳩小屋は雨漏りしやすい部分と言えますので、同じくガルバリウム鋼板を用いてカバー工法しました(^_^)/

雨漏りしないように何重にも防水対策を行い、見栄え良く収めていきますよ！

宝塚市　急勾配屋根へのカバー工法　費用と保証内容

宝塚市、急勾配屋根へのカバー工法で使用したIG工業スーパーガルテクトには、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/

アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

今回の急勾配屋根へのカバー工法費用は110㎡に対して1,100,000円となりました(^_^)/

単価で言うと1㎡当たり10,000円程度になりますね！

屋根塗装に比べると費用は高くなりますが、葺き替え工事と比べるとかなり安く施工できるためお勧めの屋根工事と言えます。

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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