街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は加古川市で行った「積水瓦U～ガルバリウム鋼板屋根への屋根リフォーム」になりますよ(^^)/

どんな屋根材もいつかは葺き替えなどの屋根リフォームが必要になるのですが、どのような屋根材をどのような屋根材へ葺き替えするかでリフォーム費用は大きく異なってきます。

今回の屋根リフォームでは、意外に多くのお家で使用されている「積水瓦U」の葺き替え工事になりますので参考にしてくださいね！

加古川市で屋根リフォームを行う現場紹介

コチラが、加古川市で屋根リフォームを行う現場になりますよ(^^)/

【建物情報】
・築年数46年（28年前に葺き替え工事済）
・2階建て木造住宅
・屋根材　積水瓦U（一部陶器瓦）
・屋根面積40㎡

既存の積水瓦Uは経年劣化で表面が剥離し、ひび割れも多い状態です。塗装できない状態ですのでガルバリウム鋼板屋根へと葺き替えていきますよ！

屋根リフォーム前の積水瓦Uは、経年劣化で複数個所に不具合が発生しております(>_<)

コチラは、棟瓦内部の面戸材が取れている状態ですね！

これでは吹き降りの雨が入り雨漏りする危険性がありますし、鳥などが入り込んで巣を作ることもありますので要注意ですよ。

ところで、皆さんは「積水瓦Ｕ」という屋根材をご存じでしょうか？？その名の通り、大手ハウスメーカー「積水」が自社ブランドとして展開した屋根材で40年以上も販売され続けたスレート屋根です。

スレート屋根と言えば「アスベスト含有屋根材」として問題になり、1990年にノンアスベスト屋根材として積水瓦Ｕを再販しましたが2007年に廃盤になっております！

この屋根は、表面が剥離するということで何かと問題になった屋根材なんですよ。

今回、屋根リフォームを行う現場では一部分が陶器瓦となっております！

この部分も経年劣化でズレなどが生じているため、葺き替え工事を行いガルバリウム鋼板屋根へと替えていきますよ(^^)/

屋根リフォームで積水瓦Uを撤去・処分する費用

それでは、加古川市での屋根リフォームを行っていきましょう(^^)/

まずは、既存の積水瓦Uを撤去していきます！アスベスト含有屋根材であるため、処分費用は若干高めですが土などが入っていないので、人件費はそんなにかからないですね。

40㎡で120,000円程度が積水瓦Uの撤去・処分費用になります！

屋根いフォームで、陶器瓦の部分も同時に撤去・処分していきますよ(^^)/

急勾配の部分ですので、廃材を落下させないように慎重に撤去していきトラックへと積み込んでいきます！

屋根リフォームで重要なのは新しい屋根材よりも下地工事

お次は、屋根リフォームで重要な下地工事です！

既存の屋根下地は28年前に新設されたものですが、丈夫ではありません(>_<)

屋根リフォームを行う際は厚み12ミリの下地用合板を増し貼りして、屋根下地を補強していく必要がありますよ。

この様な感じで、積水瓦Uを撤去したのちに屋根下地全体を補強していきます！！

下地用合板は9ミリの物と12ミリの物がありますが、当然12ミリのほうが丈夫ですので基本的に12ミリを使用することがお勧めです(^^)/

屋根下地である下地用合板の固定方法は、釘もしくはビスになりますね！

個人的な意見ですがビスのほうが強度が高いため、毎回屋根リフォームを行う際はビスで固定しております(^^)/

そして、コチラは屋根リフォームで最も重要な「防水シート」になりますね(^^)/

屋根から雨漏りする根本的な原因は「防水シートの劣化」です。従って、将来的な雨漏り対策をするのであれば防水シートを貼り替える必要がありますよ！

ちなみに、この防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートで、35年以上の耐久性がある優れものです。

加古川市の屋根リフォームで使用したガルバリウム鋼板屋根材をご紹介

ここから、屋根リフォーム工事で主役となるガルバリウム鋼板屋根材を葺いていきましょう(^_^)/

今回の屋根リフォーム工事で使用したガルバリウム屋根材は「IG工業スーパーガルテクト」になりますよ！！

既存の積水瓦Uは屋根材同士を重ねているだけでしたが、この屋根材は屋根材同士を引っ掛ける構造になっているため耐風対策になります！

更に、屋根材をビスで固定することにより大型の台風が来ても飛散する心配まありません。

材質上、既存の積水瓦Uのように剥離する心配もありませんし、ひび割れることもありませんよ(^^)/

今回の屋根リフォーム工事で使用した「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

屋根リフォームの仕上げ工程！棟板金取り付けの注意点

ここから、屋根リフォーム工事の仕上げに入ります(^^)/

屋根と屋根の接合部分となる棟に下地材の貫板を取り付けていきますよ！

貫板ですが通常の木材ですと15年程度で腐食が始まりますので、防腐木材や人口木材を使用することがお勧めですね。

そして、取り付けた貫板の上から棟板金を取り付けていきます(^^)/

屋根材と同じ材質でガルバリウム鋼板となっているため、錆に強く長持ちしますよ！ジョイント部分にはシーリングを挟み込んで雨漏り対策を行っておきます。

仕上げ材である棟板金ですが、台風などで飛散するケースが非常に多いです(>_<)

飛散する理由として固定釘の緩みや抜けが挙げられますので、屋根リフォームで棟板金を固定する際はビスを使用したほうが良いですね！

そのビスもステンレス製の物を使用するほうが、将来サビることがないのでお勧めです。

加古川市で行った屋根リフォームの保証内容と費用

加古川市での屋根リフォーム工事で使用したガルバリウム鋼板屋根材には、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

今回の屋根リフォーム費用は屋根面積40㎡に対して600,000円となっております(^^)/

㎡単価は1㎡当たり15,000円ですので、屋根リフォームの中では費用の掛かる工事ですね！ご興味を持っていただいた方はお気軽にご相談ください。

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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