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水戸市 太陽光が載ったエクセルーフ瓦から軽量で高耐久なSGL屋根に交換
水戸市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
太陽光パネルが載った瓦屋根の雨漏りについてのご相談がきっかけでした。
太陽光パネルを設置する際に、適切な防水処理がされていないと、雨漏りに繋がるケースがありますが、調査の結果、瓦を固定するために野地板に取り付けられた瓦桟が原因と分かりました。
お客様は元々屋根材を交換する葺き替え工事を希望されていたので、雨漏り箇所を含めた下地をしっかり修繕した上で、コンクリート瓦のエクセルーフから軽量の金属屋根に張り替えました。
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(金属)
- 施工期間：約2週間
- 施工費用：242万円（足場費用・廃材処分費用含む）
- 使用材料：スーパーガルテクト・SGL鋼板（換気棟・棟板金・軒先唐草・ケラバ板金・壁際板金）・Newライナールーフィング・樹脂製垂木・樹脂製貫板・構造用合板
- 保証年数：塗膜保証15年・赤さび保証20年・穴あき保証25年・施工保証10年
雨漏りの原因となった箇所は、横に配した瓦桟に沿って黒く変色し、一部の野地板に穴があいていました。
瓦桟（かわらざん）は細長い形状の木製や樹脂製の桟で、野地板に直接取り付けられ、そこに引っかけるようにして瓦を並べていきます。
今回は固定用の釘が緩んで水が染み込み、腐食が進んで穴があいた箇所が雨水の侵入口になっていました。
お客様は当初から葺き替えを希望されており、傷んだ野地板や防水紙を改善した上で、軽量で高耐久のSGL鋼板製の新しい屋根材に交換することになりました。
現場調査時の詳しい記事➤水戸市で太陽パネルが載った瓦屋根で雨漏り！天井裏から原因を探ります
施工をするにあたり、まず解決すべき問題は太陽光パネルです。
屋根の下地材である野地板に、直接ビスを打ち込む方法でパネルを固定していましたが、極力穴はあけたくないという方針で、架台を用いる取り付け方法に変更しました。
西側の太陽光パネルは年数が古く、発電力も落ちているため、撤去した後はそのまま処分します。設置してから9年の東側は保証期間内なので、屋根から一旦取り外し、葺き替えが終わってから販売店さんで再設置する予定です。
どんな架台を使用するかなど、お客様にアドバイスさせていただき、太陽光発電の販売店さんとも連携を取りながら、工事のスケジュールを組みました(*’-‘)ゞ
東西の太陽光パネルを撤去した後、瓦屋根の解体を始めます。高い位置の棟部分から着手して、平部の瓦を順次撤去していきます。
ご近所に騒音や粉塵のご迷惑がかからないように、袋詰めした廃材はクレーン付きのトラックを駆使して順次運び出しました。
古い防水紙を捲って野地板の雨漏り箇所を確認したところ、腐食がかなり進み、手で簡単に穴が広がってしまうほど弱っていました(ﾉд･｡)
ずれて隙間ができた天井裏の断熱材を並べ直し、構造用合板を使用してしっかり穴を塞ぎました。
補強が必要な部分に手を入れて、下地材として全体の強度を確保した後、野地板全体を包み込むように防水紙を敷設します。
二次防水の役目を担う防水紙は、Newライナールーフィングをチョイス！リフォーム工事でよく使用される改質アスファルトルーフィングよりも、耐久性や防水性に非常に優れた防水紙なんですよ((*^^)v
今回、葺き替えにご用意した新しい屋根材のスーパーガルテクト（Sシェイドブルー）です。
通常のガルバリウム鋼板よりも耐久性が高いSGL（エスジーエル）鋼板製なので、葺き替え工事・カバー工事ともにとても人気があるんです(*°∇°*)/
屋根本体の施工に入る前に、雨仕舞いと呼ばれる金属製の部材を各所に設置します。
※雨仕舞い（あまじまい）＝雨水を建物内に侵入させない工夫や仕組み
〇軒先唐草（のきさきからくさ）→屋根の軒先に取り付けられる水切り板金
軒先に流れ落ちてきた雨水を、雨樋へスムーズに誘導し、屋根の内部への侵入を防止する役割を持っています。また、強風や雨の影響による屋根材の端の傷みを防ぎ、屋根の寿命を延ばす効果もあります。
〇ケラバ板金→切妻屋根などの両端部に取り付けられる水切り板金
軒先が正面だとすると、ケラバは左右の横側の端に位置します。風の影響を受けやす場所なので、雨水の侵入をとどめることはもちろんですが、強風や突風から屋根を守るために設置されます。
軒先唐草・ケラバ板金ともに屋根の端部を保護する役目と併せ、見た目をすっきりさせて綺麗に仕上げる装飾的な意味合いもあるんですよ～。
スーパーガルテクトは、防水紙と同様に軒先から棟に向かって施工します。
あらかじめ垂木に沿って墨打ちをした箇所に、ステンレスビスで固定していきます。
垂木は屋根の下地材の野地板を支える構造材です。その部分に屋根材を留め付けることで、元々強風に強いスーパーガルテクトの耐風性がさらに向上し、性能を十二分に発揮できる手助けとなります。
先に取り付けたケラバ板金としっかりかみ合わせ、上下左右の屋根材をぴったりとはめ込みながら、下から上へと屋根が一体化するように取り付けます。
一番高い場所にある棟付近を残して、屋根の平面部が葺き終わりました！
今回は、湿気や熱気を排出する機能を持つ換気棟を取り付けます。
〇換気棟のメリット
・真夏の屋根裏の温度は60℃～70℃になることも！こもった熱気を外へ排出し、夏の室温上昇を抑えます。
・暖房で室内が暖かくなる冬には、屋根裏に溜まる湿気を解消し、結露の発生を抑制します。
換気棟といっても大がかりなものではなく、棟部分にスリットが入ったようなデザインなので、目立たない仕上がりになりますよ。
屋根面同士が接合する棟部分は雨漏りのリスクが高く、ことさら慎重な対策が必要です。
まず棟の土台となる垂木にぴったり納まるよう、緩衝する全ての屋根材の端に立ち上げ加工を施します。この一手間があるかないかで、雨漏りが起こる危険度や、ひいては屋根の耐久性にも大きくかかわってくるんです。
両側の垂木に全て取り付けた後、その部分を包むように貫板→棟板金を設置していきます。
棟板金と換気棟の継ぎ目にはコーキング材を二重に塗布し、サイドからねじ込み式のビスで中の貫板にしっかり打ち込みます。
ちなみに垂木と貫板ですが、以前は木製が多用されていました。しかし劣化が早いことと、雨水に触れると腐食してボロボロになるため、当店では濡れても大丈夫な樹脂製を標準仕様としています( ･ㅂ･)و ̑̑
板金職人がSGL鋼板製の板金を細かく加工しています。
これが取り付けられた場所は、外壁と1階の屋根がぶつかる「取り合い」部分です。
異なる部位同士が接する取り合いも、雨水がとても漏れやすい場所です。そういったリスクの高い箇所すべてに、ベテラン職人が技術をいかんなく発揮して入念な雨仕舞いを行っているんですよ。
廃番品のコンクリート瓦のエクセルーフから、軽量のスーパーガルテクトへの交換工事が終了しました！
ずっと悩まされていた雨漏りが解消され、耐震性や耐風性が向上した高耐久の屋根に生まれ変わりました。
工事が済んだ屋根に、東側のみ太陽光パネルを戻します。屋根に穴を開けずに敷設できる新しい架台を用意し、再設置は販売店のスタッフさんたちが担当しました。
最後に点検を兼ねた屋根の拭き取り掃除を行い、お客様にお引き渡しとなります。
W様、この度は当店に屋根工事のご用命をいただき誠にありがとうございました。
完工後のお客様のアンケート➤水戸市で屋根葺き替え工事をさせていただいたお客様から信頼できるとの声
今工事で使用したスーパーガルテクトはこんな方にお勧めです！
✔ 屋根のリフォームを考えている（葺き替え・カバー工法に最適）
✔ 瓦屋根から軽量な屋根に変えて、耐震性を向上させたい
✔ 夏の暑さ・冬の寒さを抑えて、快適な住環境を作りたい
✔ 金属屋根のメリットを活かしつつ、断熱性も重視したい
街の屋根やさん水戸店では、数多くの現場でスーパーガルテクトの施工を手がけてきました。
ご興味のある方は、当店の無料診断を利用なさって屋根工事をご検討されてはいかがでしょうか？(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
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