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鉾田市で立平葺きでの葺き替え工事が完了!傾斜が緩い屋根での雨漏り対策
【工事のきっかけ】
台風2号の影響で店舗内に発生した雨漏りを調査したところ、屋根に様々な問題があることが分かりました。
緩勾配の屋根には適さないスレート材が用いられたことが原因で、雨水がスムーズに流れ落ちずに、隙間から雨水が吹き込みやすい状態でした。
新たに金属屋根に葺き替える方法で、雨漏りを根本から解決しました。
※2023年9月14日更新
基本情報
- 施工費用:69.74万円(簡易足場費用・撤去費用・処分費用含む)
- 使用材料:立平ロック・改質アスファルトルーフィング・構造用合板・樹脂垂木・エコランバー
鉾田市 / 立平葺き / 緩勾配の屋根の雨漏り対策
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、鉾田市で完了した葺き替え工事の模様をお届けいたします。
前回は水切り用の唐草を取り付けたところまでお伝えしましたが、今回は緩い勾配の屋根の雨漏り対策も含め、完成までをご紹介したいと思います。
まずは、工事前の雨漏りの様子から簡単に振り返ってみましょう(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
天井がブルーシートで覆われた店舗の屋根は、平板化粧スレート(コロニアル)です。
東日本大震災時に被害を受け、急遽現行の屋根に換えたそうですが、非常に傾斜が緩やかな屋根に、横葺きの化粧スレートは適していません。
いくつもの段差に阻まれて雨水をスムーズに雨樋まで導くことが難しく、またスレート材の隙間から雨水が吹き込みやすくなるからです。
排水機能を高めるため、緩勾配に最適な「立平葺き」で、屋根を葺き替えることになりました(•̀ᴗ•́)و ̑̑
現場調査の詳しい記事➤鉾田市の店舗室内に雨漏り発生!緩勾配屋根への横葺きも原因の一つ
葺き替え工事は、まず既存の屋根材を解体・撤去することから始まります。
屋根材を取り除くと、下から防水紙と野地板が露わになりました。
侵入した雨水を吸ってダメージを受けている野地板は、増し張り(重ね張り)という方法で、全体的に補強を行いました。
12㎜の構造用合板で屋根床を強化した後、防水紙で補修した野地板を覆います。
耐久性や防水性に優れた改質アスファルトルーフィングを使用し、タッカー留めで隙間なく敷設しました。
軒先とケラバに、雨水を浸み込ませないための唐草板金を設置して、屋根の下地作りが終わりました。
関連記事➤鉾田市で雨漏りしていたコロニアル屋根を撤去し野地板の増し張り補強
それでは、新しい金属屋根を設置するところから詳しくご紹介しましょう
(ˊᗜˋ*)ノ
以前は地面に対して平行に葺く「横葺き」でしたが、今回は緩い勾配の屋根に一番適した縦に金属屋根を葺く「立平葺き」を採用します。
立平葺き(たてひらぶき)とは、一枚物の長い板金を、屋根の頂点の棟から軒先まで覆う方法です。
横葺きのスレート屋根に見られた重なり部の段差もなく、傾斜が緩い屋根でも雨水をスムーズに流すことができ、雨漏りのリスクを最小限に抑えてくれます。
立平葺きは複雑な形状の屋根には施工できませんが、ガルバリウム鋼板を使用しているので、軽量で耐用年数が長く耐震性も向上するため、緩勾配の屋根にはお勧めなんです(*^^)v
屋根同士が合わさる棟は、特に漏水に気を付けなければなりません。
下地として水に強く腐食しない樹脂垂木を取り付け、垂木と接する箇所のガルバリウム鋼板を加工し、立ち上がりを設けます。屋根材の接合部分にも、しっかりとコーキング処理を施しました。
最後に棟板金が被せられる場所ですが、屋根完成後に見えなくなるからこそ、漏水対策は重要なんですね。
さらにもうひと手間!
下地材として耐風・耐熱・耐震に優れた
樹脂製のエコランバー(貫板)を、垂木に被せるように設置します。
エコランバーの両端は、屋根面まで伸ばした形であらかじめ加工した板金で覆い、もう一つの堤防を作りました( ´͈ ᗨ `͈ )୨
鉾田市のこちらの店舗は海に近く、開放的でロケーションもよいのですが、その分風による影響も大きいです。
強風のリスクを考慮した当社の板金職人が、念には念を入れて仕上げました!
何重もの雨水対策と強風対策を施して万全にした後、最後に
棟板金を被せ、横から打ち込んだステンレスビスで固定します。
仮に棟板金の雨水が入ったとしても、エコランバーに取り付けた板金と垂木の側面に設けた立上りを越えない限り、防水紙まで辿り着けません。
板金職人がこだわり抜いて作り上げた漏水対策です!
棟板金の取り付けが完了すると、もう内部の様子を見ることは叶いません。
最終的には隠れてしまう土台や下地を、どのくらい手をかけて施工したか…それによって建物が健康でいられる年数が変わってきますので、外観だけではなく見えない部分もとても大事なんです。
立平葺きの凸部に取り付けた
軒先キャップは、軒先からの雨水の侵入を防ぐ役割を持ち、また屋根面の小口の目隠しにもなるため、見た目もすっきりします。
これで全ての工事は終了しました。
横葺きのスレート屋根から、ガルバリウム鋼板の立平葺きに換えることで、雨漏りに強い屋根に生まれ変わりました(*’∀‘☆)ノ
傾斜が緩い屋根の雨漏り対策として、今回は立平葺きでの葺き替え工事の行いました。
ガルバリウム鋼板の立平葺きは1㎡あたり約4㎏で、約20㎏のスレートと比べると五分の一ほどの重さになります。屋根の軽さは地震の揺れを軽減することから、耐震性も強化されました(๑•̀ – •́)و✧
街の屋根やさん水戸店では、今記事でご紹介した緩勾配の屋根を始め、それぞれの傾斜に合った屋根材や葺き方をご提案しています。
お困りごとやお悩みごとがある方は、一度当店の無料診断をご活用くださいね!
関連記事➤茨城県全域!屋根調査・お見積りまで無料で承ります(無料点検内容)
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