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水戸市の瓦屋根で防水強化のための葺き直しと漆喰詰め直し工事が完了
水戸市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
築40年以上の和瓦屋根のお住まいは少し前から室内に雨漏りが発生しており、お問い合わせフォームより修理のご相談をいただきました。
散水調査により屋根の二次防水である防水紙の破損が判明。屋根全体が湾曲しており、棟漆喰も劣化し固定力が低下していました。
和瓦自体に問題はなく今後も十分使用できる状況でしたので、雨漏り発生箇所である南面屋根の全面葺き直し・棟漆喰詰め直し工事をご提案させていただきました。
※2023年9月14日更新
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:1日
- 築年数:40年以上
- 施工費用:32.56万円(簡易足場・撤去費用含む)
- 使用材料:改質アスファルトルーフィング極・樹脂製瓦桟・シルガード(なんばん漆喰)
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、水戸市で完了した和瓦屋根の葺き直し工事と、棟漆喰の詰め直し工事の様子をお届けいたします。
お施主様は和室の雨漏りに悩まされており、インターネットを通じて当店にご相談を寄せてくださいました。
調査の結果、屋根の防水紙(ルーフィング)と、棟の漆喰に不具合が見つかりました。
現場調査時のブログ➤水戸市の和瓦屋根で雨漏り修理相談!葺き直しと漆喰補修をご提案

瓦はとても丈夫な屋根材で、特に和瓦(釉薬瓦)なら50年以上の寿命があると言われています。
今回の雨漏り調査でも瓦自体は何ら問題はなかったので、一時的に撤去した後に再利用します。
屋根の葺き直し(ふきなおし)とは、既存の屋根瓦を一時的に撤去し、傷んだ下地を補修や交換で回復させ、撤去した屋根瓦を再利用して葺く工事法です。
葺き直しが行えるのは瓦などの耐用年数が長い屋根材に限られます。
屋根材を再利用しますので、環境負荷が低くエコロジーな屋根リフォームになります(^-^)
外した瓦は再び使用するので、割れたりしないように丁寧に取り外していきます。

瓦を固定するために一定の間隔で敷かれる細長い木材のことを「瓦桟(かわらざん)」といいます。
こちらも撤去して新しいものに交換します。
既存の防水紙(ルーフィング)を捲ってみると、裏側に雨染みの跡がいくつもあります。
防水紙の施工は、重ね幅をしっかりと取りながら連続敷設させるのですが、経年劣化によりその重ね目のところから雨水が浸入してしまったんですね(´;︵;`)
屋根に用いられる防水紙には様々な種類のものがあります。
既存の防水紙は高分子系ルーフィングという、合成ゴムや塩化ビニールを原料として造られたルーフィングシートです。
今現在少量雨漏りしているこちらのお住まいですが、プロとして費用をいただく以上雨漏りを再発させてはなりません!(`・ω・´)シャキーン
新たに敷設する防水紙は改質アスファルトルーフィング・静岡瀝青工業さんの「極」を採用。
既存の防水紙の下側に重ね代を設け、継ぎ目にはブチルテープで目張りし念入りに止水対策を施します。
念には念をと、その上から更にもう一枚防水紙を敷き込み、二重三重の防水対策を施します。
・・・かなり意地になっていました(^_^;
どんな屋根であれ下地をしっかり施工していなければ雨漏りしてしまいます。
雨漏り対策に防水紙はケチってはいけませんよ!
新しい瓦桟には、雨水で腐食しやすい木製に代わって樹脂製を使用。
瓦桟は横の直線に設置するため流れてきた雨水が滞留してしまうことがありますが、水抜きの穴(ウォーターホール)がついているので問題ありません(^O^)
万が一瓦の下に水が入っても軒先まで水が流れる仕組みになっています。

一時撤去していた和瓦をし葺き戻します。
瓦を戻す際には、長年積もった埃や塵を一枚一枚はらってから葺き直します。
今回葺き直した部分は、瓦一枚一枚を釘留め固定する『全数釘打ち』を行いました。
地震の多い日本で最近では当たり前になった瓦の釘止めも、一昔前はせいぜい軒先付近の瓦にしか釘打ちはされておらず、台風などの突風で飛散することがありました。
施工基準が見直され、2022年1月より新築住宅における全数釘打ちが義務化。
今後は既存の住宅についても瓦固定化を進める検討に入ったとのことです。
お住まいが瓦屋根のお客様は、今後メンテナンスの際に瓦固定の検討が必要かもしれません。
当店では、新基準でのリフォーム施工を推奨しています(*゚▽゚)ノ

一人の職人が瓦固定をしている間に、もう一人の職人は棟瓦の漆喰詰め直しに取り掛かります。
漆喰は瓦の接着用に用いられますが、無料調査時にはふわふわして手で簡単に外れてしまう状態でした(@_@;)
固定力がかなり低下し、ここからも雨水が侵入していると考えられます。
専用の道具を用い、三日月形に詰まった古い漆喰を手際よく取り除きました。

新しく詰め直す漆喰は馬場商店さんの「シルガード(なんばん漆喰)」。
従来の漆喰にシリコン等を配合し強度や防水性を高めた、瓦屋根には欠かすことのできない漆喰材です。

葺き直しが完了した瓦屋根がこちら!
最終確認を終え、これですべての工事が完了しました。
屋根の外観はほとんど変わっていませんが、防水紙や瓦桟など下地は新しくなり、防水性能は万全に改善されています!((o(*゚▽゚*)o))
お引き渡しの際、お客様もたいへん喜んでくださいました(≧∇≦*)
今回は、水戸市での葺き直しと漆喰詰め直し工事の様子をお伝えしましたが如何でしたか?
瓦屋根は耐用年数が非常に長く、災害などによる破損がない限り数十年持つと言われています。
残念ながら殆どの場合防水紙(ルーフィング)や棟漆喰が先に寿命を迎えるため、定期的なメンテナンスが必要となります。
先日も5月としては記録的な大雨となりましたが、梅雨明け後は本格的な台風シーズン到来です。備えあれば患いなし!台風被害を受けてからの補修ではなく、被害を受けないよう未然に必要な補修を行うのが吉です。
街の屋根やさん水戸店では、無料調査にて現在のお住まいの状態を細かく点検・ご報告いたしますので、ぜひお気軽にご相談下さいね~
(*゚▽゚)ノ
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