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笠間市で震災後に応急処置した瓦棟に不具合があり強化棟に取り直し
笠間市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
依頼主様によると、東日本大震災時に瓦棟が崩れてしまい、近所の瓦屋さんに修理を頼んだものの、当時は瓦の入手が困難だったため、応急処置で棟を板金で塞いで凌いだそうです。
落ち着いたら瓦棟を施工する予定でしたが、瓦屋さんが廃業してしまい、そのまま放置されることに・・・。しかし、先日の強風時に、棟板金が風で煽られてバタンバタンと音がしたため、当店にご相談をいただきました。
※2023年9月18日更新
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:1日(2人工)
- 築年数:約30年
- 使用材料:強化棟金具・樹脂垂木・なんばん漆喰・ハイシルバー
笠間市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今回は、震災後に応急処置を行った瓦棟に不具合があり、強化棟に取り直した様子をお届けします。
震災から11年が経ち、応急処理も傷みはじめています。中には、震災後の応急処置をそのままにされている方もいらっしゃるようです。
応急処置が経年によりどのように劣化するのか、あるいはその修繕方法をご参考いただければ幸いです。
依頼主様より、強風時に棟板金がバタンバタンと音がするとご相談いただき、無料調査にお伺いしました。
調査の中で、屋根の瓦棟が震災時に崩壊するも、当時は瓦がなかなか手に入らなかったため、応急処置で済まされたとのことです。
鬼瓦はかろうじて被害を逃れたものの、鬼瓦と棟板金の組み合わせが震災の大きさを物語っているようです。
さすがに11年も経つと、棟板金を固定している釘がゆるんでくるんです。
依頼主様は棟の作り直しをご希望されるも、今日明日というわけにはいかず、ビス止めで緊急処置を実施して、施工までお待ちいただきましたm(_ _)m
材料の屋根瓦の準備が整い、棟の取り直しを施工しました。
既存の棟を撤去して、新しい棟を作ることを「棟取り直し工事」と言いますが、今回は補強用の金具を用い、より耐震性や耐風性の高い棟に取り直します!
まず、応急処置の棟板金を撤去して、強化金具を取り付けます。
こちらのお住まいは、元々数段積んであった瓦棟なので、開口部が広くなっているんです。
そこで瓦を加工して半端瓦を作り、開口部を調整しました( ^ω^ )
強化棟金具のほか、棟瓦を支える垂木に、腐食しない樹脂製を使用しました。
従来の木製の垂木では、経年とともに木が腐ってしまうんです( ; ; )
街の屋根やさん水戸店では、「どうしたらお家が長持ちするのか」まで考えて、使用する材料を選んでいるんですよ〜
次になんばん漆喰を用いて、棟の土台を作ります。
シルガードは、従来の漆喰にシリコンなどを混ぜて、防水性能を強化した漆喰です。
なお、なんばん漆喰には、黒色と白色があるんです。
白は目立つので敬遠される業者さんもあるようですが、白の方が映えるので当店は白を好んで使用しています。
もちろん、黒をご要望の際は、お気軽にお申し付けくださいね!
なんばん漆喰を、根元から詰めて形を整えていきます。
棟瓦を設置したところです。棟瓦には七寸丸瓦という、少し大きめの半丸の瓦を用いています。
この方法は、丸伏せ工法とも呼ばれているんですよ〜
白い漆喰との組み合わせが、和瓦の屋根にしっくりはまっています^^
棟瓦をビス2本留めで固定します。1本留めで施工された屋根を良く見かけるものの、街の屋根やさん水戸店では、強度を考えて2本留めを採用しているんですよ〜
鬼瓦があった部分は、先っぽが丸くなっているカッポン瓦を使用しました。
強化棟の取り直しが完了し、もうビクともしません\(^o^)/
まだまだ震災の影響を受けた屋根がたくさん残っています。
笠間市の現場の数軒隣でも、同様に瓦屋根にトタン棟で応急処置をされていらっしゃるお宅がありました。
この辺りは風情のある瓦葺きの住宅が多く、震災で高く積んだ棟が崩れてしまったのだと思われます。
当時簡易的に補修した屋根が、11年が経って不具合が起きてきて、ご相談をいただくようになってきました。
屋根の不具合は、雨漏りに直結するので注意が必要です。できれば早めに対策したいですね(^^♪
震災後に応急処置を行った瓦棟を、強化棟に取り直した工事はいかがでしたか。
「うちもまだ応急処置のままかも・・」とご心配の方は、この機会に一度見てもらうと良いかもしれません。
応急処置はあくまでも応急であって、耐用年数もそれほど長くなく災害に対する強度も十分とはいえません><
余談ですが、今回調査と工事のご依頼をいただいたのは、同県に住んでいらっしゃる娘様でした。
ご実家の屋根がおかしい・・との連絡を受け、急いでお子様と一緒にいろいろお調べになり、当店を見つけて下さいました。
施工中もずっと窓口になっていただき、本当にありがとうございましたm(_ _)m
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