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古河市で瓦は再利用し防水シートを交換する屋根葺き直しが完了
古河市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
2階南側の居室が雨漏りするようになり、これまで3社さんに調査をお願いしたものの、はっきりと原因を特定することができませんでした。
納得の行く調査結果を求めて、街の屋根屋さん水戸店にも見ていただくことにしました。
屋根裏に入っての目視検査で雨漏りの原因が判明し、適切な提案をいただき、葺き直し工事をお願いすることにしました。
※2023年9月18日更新
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:2日間(3人体制)
- 築年数:24年
- 使用材料:強化棟金具・高分子ルーフィング・なんばん漆喰・差し替え用瓦
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、古河市で行っていた瓦屋根の葺き直し工事が完了しましたのでご報告いたします。
葺き直しは、これまでの屋根材を一旦取り外してまた再利用する工事です。
古い屋根を撤去し新しい屋根に作り替える葺き替え工事と違い、耐用年数が非常に長い瓦屋根材をできるだけ生かしたエコロジーな屋根リフォームになります。
瓦屋根だから可能な葺き直しの様子をじっくりとお伝えしたいと思います!よろしくお願いします(^o^)/
関連記事▶瓦屋根特有の屋根修理法!『屋根葺き直し工事』を詳しく解説

四方に流れる寄棟屋根のうち、雨漏りする居室がある2階南側一面のみを葺き直します。

事前の現地調査にて、雨漏りする二階の居室の天井裏を確認させていただき、雨漏り箇所は特定できています。
現場ブログ▶古河市で瓦屋根の雨漏り修理相談!天井裏確認で葺き直しをご提案
天井裏に入っての目視検査が、実は一番早い原因追及方法なのです!
しっかりした調査は しっかりした屋根工事に繋がります(^-^)
屋根工事を効率的かつ安全に行うために必須なのが足場の架設です。
足場架設時はあいにくの雨模様でした。
屋根工事自体は雨の日は行うことはできませんが、足場の架設や解体は強風雨でないかぎり雨天決行します╰(‘ω’ )╯三
今回は、四面のうちの一面の屋根工事なので、足場は必要最低限の箇所のみ架設していきます。
今回の瓦屋根の葺き直し工事に使用するおもな材料をご紹介します。
古河市の瓦屋根に使用する防水シートは、株式会社チャンピオンのチャンピオンルーフィングです。
非常に耐久性の高い高分子ルーフィング(防水シート)で、縦じまのように入っている線(キズリ)が雨水の横走りを防ぎます。
当店では瓦桟を施工する瓦屋根に使用しています。
なんばん漆喰の一種であるシルガードです。
漆喰に更なる強度・耐水性・防水性を持たせるために、シリコン等を配合させた商品です。
棟瓦を形成する際に使用します。
強化棟金具は、棟瓦を躯体に取り付ける補強金物です。
黒色の樹脂製垂木は棟施工に使用し、木製の瓦桟は瓦を引っかけるために設置します。

今回葺き直すのは四面のうちの一面である南面の屋根になります。
一部瓦が割れていますね。この割れも雨漏りの原因の一つになります。
しかし、雨漏りを防いでいるのは屋根材(今回の古河市の現場は瓦)だけではないのです。
これからの工程をぜひ見てみて下さいね(^-^)/
まずは棟瓦(屋根の頂上部分の瓦)を一旦取り外します。

桟瓦を外していきます。
外した瓦は再び使用するので、割れたりしないように慎重に扱いながら重ねて保管!
瓦を捲った下に見えてきた防水シートに、くっきりと雨染みがあるのがわかりますね(>_<)
実は、雨水は屋根材の下にも入り込むものです。
屋根材に割れや破損があれば、屋根材の下に入る雨水量も増えてしまいますよね。

瓦桟(かわらざん)という、瓦を屋根に固定するために敷かれる細長い木材も撤去していきます。

瓦桟を撤去後の剥き出しの防水シートです。
きれいに清掃してみると、ところどころに傷や穴開きがあるのが確認できます。

屋根は上から「屋根材→防水紙→屋根床野地板」という構造になっています。
瓦屋根の下に雨水が入り込み、破損した防水シートを通り越して屋根床材が濡れてしまうと、雨漏りに繫がっていきます。

防水シートを剥がすと、屋根床材の野地板が現れます。
雨漏りが発生した箇所の野地板は、今も濡れていました!やはりここが雨漏りの原因です(゚o゚;

新しく敷設する防水シートは、株式会社チャンピオンの高分子系のルーフィングを選びました。
耐久性がとても高い、縦じまのキズリのついた防水紙です。

防水シート交換後、その上に瓦桟を取り付けます。
※屋根材下の大切な二次防水機能※

強化棟金具を3尺(900㎜)のピッチで施工します。
※普段見えない下地も、しっかりと計測して施工※
一般的に瓦桟は横方向に敷かれますが、防水シートの縦じまのキズリが隙間を作ってくれます。
水の排出口である「ウォーターホール」と呼ばれる隙間を空けることで、瓦桟への雨水の滞留と横走りを同時に防ぐことができるのです。
こういった適切な建材選びも、屋根業者の大切な仕事なんですよ(^▽^)o
平瓦屋根を葺き直していきます。
施工前の瓦はほぼ釘は打たれていなかったので、今回は当店の施工基準により一枚一枚瓦を釘止め施工し、固定力を強化しておきました(^^♪
棟瓦の葺き直し前に、新しい強化棟金具と樹脂製垂木を設置していきます。
樹脂は木製と比べ腐食しないメリットがあります。
棟瓦の周囲に漆喰を詰め、固定します。
なんばん漆喰(白)は、強力棟金具を固定し樹脂製垂木の下地にもなるので、棟部分の瓦の下からしっかり詰める事が大切です。
このなんばん漆喰の量が少ないと、垂木のたわみや棟のゆがみにも繋がるのでケチらずたっぷりと入れます!
たっぷりのなんばん漆喰で形成した土台は、雨水の侵入を防ぐ効果もあるんですよ(^^♪
さて工事も終盤です。最初に外した棟瓦をふたたび設置していく工程です。
瓦を設置し、樹脂垂木に向かってパッキン付きのステンレスビスを打って固定します。
施工前は1本留めでしたが、当店ではビスの2本留めを実施しました。
2本留める事で固定力もより強化されます(*^^)v
次の棟瓦を重ねる際は、重ね代にコーキング材を充填するため更に固定力が増します。
最近地震も多く、台風も強大化しているので、ここはしっかり施工することが重要です!
古河市のこれまでの瓦を再利用する屋根葺き直し工事が完了しました。
屋根の外観はほとんど変わっていませんが、防水シートや土台は新しいものになっています。
地震にも強く、雨にも強い屋根が再生しました\(^^)/

施工後はしっかり清掃です!
施工中の作業跡やその他の汚れを綺麗に落とし、後はお借りした庭先や駐車スペースの清掃を済ませ、無事お引き渡しとなります。
お施主様に『清掃までしっかりやってくれ、キビキビした職人の動きに感動した』とのお言葉を頂戴いたしました(≧▽≦)

解体時に発生した漆喰などの廃材。
意外に沢山出るんです。

瓦の下から出てきた鳥の巣Σ(゚д゚;)
今は何もいなかったのでよかったです。
瓦は再利用し防水シートを交換する葺き直し工事をお届けしましたがいかがでしたか?
瓦屋根は耐用年数が非常に長く、殆どの場合防水シートが先に寿命を迎えます。
防水シートのみ新しいものに交換し、まだまだ使える瓦は再利用するため、エコとコスト削減の点でも優れた工法といえるでしょう。
同じ外観も維持できますので、現在のお住まいを気に入っている方向けの屋根リフォームです(°∀°)/
街の屋根やさん水戸店では、屋根塗装・屋根葺き替え・屋根カバー工事など、各種屋根工事を行っています。
そろそろ点検を…とお考えのお客様は、お気軽に当店までお問い合せ下さい(^-^)/

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