瓦の形をしていますが、一般的に連想する陶器の和瓦ではなく、主成分はセメントになります。住宅不足だった1980年台に広く普及しました。

セメント自体が水分を吸収するため、塗装を施し防水機能を保持しています。
色褪せは塗膜の効果が薄れ、雨水が染み込みやすい状態になっているサインですので、気をつけたい症状です。

また湿気を好むカビや藻が軒先に発生しているので、セメント瓦の基材部分に水分が溜まっている可能性が考えられました。

余談ですが、最初に調査を行ったメンテナンス会社さんより、屋根にシロアリがいるかもしれない…と指摘を受けたそうです。
「シロアリ」というキーワードだけでも不安になってしまいますが、当社で屋根周りを調べた結果、そういった心配はないとお伝えしました(^-^;)

調査時の記事➤筑西市の厚型スレート瓦のメンテナンス相談は他業者の指摘が始まり

足元をしっかり固めたところで、次にセメント瓦屋根の洗浄作業に取りかかります。
高圧洗浄は屋根材と塗料をきれいに密着させるために重要な作業なので、徹底的に18年分の汚れを落としていきます(๑•̀ – •́)و✧

今回下塗り材として使用するのは、セメント瓦対応のエスケー化研さんの「マイルドシーラーEPO」です。
屋根の状態を見ながら、下塗り作業を進めていきます。

無色透明の塗料ですが、まるでダークグレーに染め上げたような色合いです。
全て塗り終えた後、1日乾燥させて下塗り材を定着させます。

下塗り作業の記事➤筑西市のスレート瓦への塗装現場で作業工程や費用についても解説

中塗りと上塗りの間には、十分な乾燥時間を設けましょう。
中には1日のうちに中塗りと上塗りを行う業者さんもあるようですが、完全に乾き切らない前に重ね塗りをした場合、塗料本来の性能が発揮できません。

中塗りと同じ塗料を用い、塗膜に適切な厚みをつけるよう塗り進めていきます。
平面部をはじめ、棟周りや軒先等細やかな部分まで手間をかけて行い、屋根を雨水からしっかりと守ります╭( ･ㅂ･)و

ご施主様が選ばれたのは「スレートブラック」で24色の中で一番濃い色合いの塗料です。艶と光沢が綺麗に現れ、とても重厚感のある仕上がりになりました。

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高い位置にある破風板は、軽微な破損でもDIYでの補修はとても難しいです。
ちょうど足場が架かっていたこともあり、サービスの一環でビスを打ち直しコーキングで補修を行いました。

こういった目につきにくい場所の破損が見つかる場合もありますので、不具合の有無にかかわらず、メンテナンスは適切な時期に行うことをお勧めいたします。

街の屋根やさん水戸店は屋根専門店です！
屋根塗装・屋根葺き替え・屋根カバー工事など、各種屋根工事を行っています。

屋根の種類や状態を的確に診断した上で、最善のメンテナンス工事をご提案します。
そろそろ点検を…とお考えのお客様は、お気軽に当店までお問い合せ下さい(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾

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