今回の御報告は、大洗町で錆びついた鉄板小波の屋根カバー工事の様子です。

海に面した大洗町は、潮風による錆被害が通常よりも多く発生する市町村です。
鉄板小板屋根は、今回のような屋根カバーを行う事も出来ますので、類似した症状が発生している方は是非、参考にしてみて下さいね＼(^o^)／

屋根全体に錆びが発生し、波板の継ぎ目は朽ち果てているのが確認できます。

この鉄板小波はトタン製で、耐久性は約5年～7年程度ある安価な建材なので居住スペース以外の用途である小屋の屋根や庇（ひさし）等で良く使われています。

ただ・・鋼板に塗装を施した商品で耐食性（錆びを防ぐ）には劣るので、海が近い大洗町では耐久性も著しく低下してしまいますね( ;∀;)

こちらの大洗町の現場は、普段は作業小屋としての使用で居住空間ではありません。
その為、本来貼られる天井板はなく、屋根下地である野地板が天井材を兼ねています。

お施主様によると、現在作業中に不都合になるような雨漏りはないとの事ですが、雨は着実に室内へ浸水してきているのが分かります！

大事になる前に、しっかり対策を施します٩( ”ω” )و

この屋根工事方法は、作業小屋・畜産系の小屋屋根・庇・駐車場・駐輪場など居住スペースではない金属波板の改修に適しています。

先ずは貫板を使用し、新しい金属波板を張る為の下地を作ります。

厚み15㎜で幅90㎜の物を【貫※ぬき】・厚み15㎜で幅45㎜を【半貫※はんぬき】
と呼称する貫板ですが、施工箇所によって使い分けていきます。

大洗町の屋根は錆がかなり進行しており、作業中に踏み歩くと『バキバキΣΣ』と音がし、抜け落ちないか気が気ではなかったのですが、ここまでくれば貫板施工箇所が足場にもなるため一安心(;´∀｀)

今回は、この貫板上に新しいガルバリウム波板を敷きこみ、傘ビスで固定します。
見た目は地味ですが・・この貫板は意外に大切な役割を果たすんですよっ！

今回の現場は、流通量の多いブルーカラーのガルバリウム波板を使用していますが、ブルーの他にも生地色（シルバーっぽい）やダークブラウンカラーなども選択する事が出来ますので、ご希望の方はご相談くださいね(^^♪

因みに今回使用しているガルバリウム波板は、亜鉛メッキ製の波板に比べて耐久性は3～6倍と言われている商品です。

また前述した耐食性の他、耐熱性や反射性能にも優れているガルバリウム波板！
御覧の方も、次回の波板改修時に検討してみてはいかがでしょうか(^^♪

屋根と外壁の接合部には必ず隙間が生まれるので、屋根の傾斜にそって雨水を排水する為の雨仕舞対策が必要になります。

そして屋根工事で最も大切なのが、この雨仕舞です。
特に、今回の大洗町の現場のような胸壁が立ち上がっているパラペット屋根は、外壁に伝った雨水が屋根の葺き終わり部分の隙間目掛けて襲ってきます( ;∀;)

屋根本体を葺くよりも、この様な雨仕舞い対策部位の施工は難易度が上がります。
どこに！？どのように！？どれ程度の物を作るか！？は各屋根業者の判断です！

今回の現場は、傾斜が緩い屋根なので板金を大きめに作って強風時でも雨が吹き上がらないように対策し、接地面には多めにシーリング材を充填して漏水対策も施しました！

関連記事▶雨漏りを許さない！雨水を積極的に排水させる雨仕舞い

波板形状は同じでも、素材もガルバリウム鋼板に変わり耐久性も向上です！
また、今までと比べて段違いの耐食性（錆びにくい）なので、海に近い大洗町の作業小屋でもきっと活躍してくれるはずです！お客様も大満足でした！

S様、今回も街の屋根やさん水戸店へご相談頂きありがとうございました。
また何かあれば気軽にご相談下さい！今後とも宜しくお願いいたします。

『どんな屋根工事がご希望か？』『どんな屋根にしたいか？』等など
屋根のメンテナンスを考えたら是非、街の屋根やさん水戸店へご相談ください。

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