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四国中央市土居町でズレた古い瓦を和型陶器瓦へ屋根葺き替え工事
四国中央市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
四国中央市土居町にお住いのお客様より屋根の瓦がズレて軒の瓦が落ちて不安、ずっと雨漏りもしているから修理の屋根見積もりをしてほしい。とのお問い合わせをいただきました。
現地に急行して被害の状況を確認する屋根調査を行いました。屋根調査の結果、切り妻屋根の片面が全体的にズレていることがわかり、屋根の片面を屋根葺き替え工事する屋根見積もりをご提案させていただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:3日間
- 築年数:築80年
こんにちは、創業50年の屋根工事専門店「街の屋根やさん西条・新居浜店」店長の丹
基徳(たん
もとのり)です。
四国中央市土居町にお住いのお客様より屋根の瓦がズレて軒の瓦が落ちて不安、ずっと雨漏りもしているから修理の屋根見積もりをしてほしい。とのお問い合わせをいただきました。
現地に急行して被害の状況を確認する屋根調査を行いました。屋根調査の結果、切り妻屋根の片面が全体的にズレていることがわかり、屋根の片面を屋根葺き替え工事する屋根見積もりをご提案させていただきました。
屋根工事や屋根見積りのご相談は屋根工事専門店として創業50年の豊富な経験と実績のある私たち「街の屋根やさん西条・新居浜店」へお任せください。国家資格の「1級かわらぶき技能士」「屋根工事技士」「瓦屋根診断士」をもったスタッフが責任をもってサポートします。
無料相談や無料見積もりをおこなっておりますので安心してお気軽にお問い合わせください。
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「四国中央市で屋根リフォーム、雨漏り修理の相談なら街の屋根やさん西条・新居浜店」
今回、屋根見積りするのは四国中央市土居町にある築80年の木造平屋建ての建物です。
以前は住居として使ってましたが現在は住んでおらず、物置として利用しているようです。
切り妻屋根と呼ばれる一番オーソドックスな屋根形状で、和型のいぶし瓦をのせていました。
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2棟の建物を合わせたような構造で、玄関側の大きな屋根の片面で雨漏りをおこしていました。
天井板がないところから野地板が確認できますが、野地板の隙間から外の光が差し込んでいるところがあります。
これは野地板の上の瓦がズレて露出している状態で、雨の日はかなりの量の雨漏りであることが想像できます。
雨漏りは放置すると建物の大事な柱や梁などの木部を腐らせ建物の寿命を縮めるので雨漏りに気づいたら早急な対応が必要です。
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「雨漏り修理・雨漏りの屋根見積りは街の屋根やさんへ」
つぎに屋根瓦の状態を確認します。軒先の軒瓦が大きくズレて何枚か下に落ちて割れていました。
棟から1.5m下の位置の瓦が大きくズレて瓦下の野地板が露出しているところがあります。
こちらの建物の屋根は昔ながらの「土葺き工法」の屋根です。土葺き工法とは、土を使って屋根瓦を固定する工法のことです。湿式工法とも呼ばれており「つちぶき」「どぶき」と読まれることもあります。
屋根全面に土を敷き詰め、さらに重い屋根瓦を葺くため重量が増し建物が安定するというメリットがあると考えられていましたが、現在では、耐震性への影響を考慮し土葺き工法で施工することはありません。
また現在の屋根工法のように瓦を釘留めしていないので瓦と土の重みでズレて雨漏りや、地震や台風などの自然災害時に崩れる心配があるので土葺き工法の瓦屋根は新しい屋根材へ屋根葺き替えすることをオススメします。
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「土葺き瓦屋根を葺き替えで地震・台風に強く!おすすめ屋根材は?」
以上で屋根調査は終了です。建物も古くなり空き家にしているのであまりコストをかけたくないとのお客様のご希望を考慮して、雨漏りしている屋根の片面のみ屋根葺き替え工事する屋根見積もりをご提案しました。ここまでの屋根調査から対策の屋根見積りまでは無料でおこなっています。
お客さまにも屋根の状態と対策の屋根工事を納得していただき、工事のご依頼をいただきました。
それでは屋根葺き替え工事をはじめます。まずは古瓦の撤去から、今回は片面のみの屋根葺き替え範囲となります。
まずは屋根の頂部の棟から解体しはじめます。昔の瓦工法は土の上にのせただけの土葺き工法のため瓦が釘などで固定されていません。固定されていない瓦は簡単に剥がせます。
剥がした瓦はトラックに積み込み処分場へ持って行き処理してもらいます。この片面の屋根で約3.5トンの瓦の重量がありました。
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「土葺き瓦屋根を葺き替えで地震・台風に強く!おすすめ屋根材は?」
瓦を撤去すると瓦の下に敷かれていた土が露出します。ここ四国中央市土居町は日本三大突風の「やまじ風」の吹く風の強い地域です。
屋根に重みを効かせて建物を強風から守る先人の知恵で、他の地域に比べ瓦の下には大量の土がのせられています。
この土を撤去すると下葺材の杉皮があらわれます。下葺材は瓦の下に侵入した雨水が雨漏りするのを防ぐ役割があり、昔は杉の木の表皮を下葺材として利用していました。
杉皮も撤去すると野地板があらわれます。昔の野地板は板の厚みが薄く、板と板との隙間が大きく張られています。長年の雨漏りで木本来の油気が抜け弱くなっていました。
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「野地板?屋根の内部の構造ってどうなっているの?」
古く弱い野地板のままでは新しい屋根材をしっかりと固定できず地震や台風など自然災害がくると飛散する心配があります。
既存の野地板の上に厚み12㎜の構造用合板を重ねる増し張り補強をおこない丈夫な屋根下地を作ります。
これでしっかりと屋根材を固定でき自然災害にも強い屋根が作れます。
このような屋根下地工事は屋根葺き替え時にしか施工できないので、屋根葺き替えには併せてオススメしています。
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「野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く」
新しくなった屋根下地の上に防水紙を貼ります。防水紙は瓦下に侵入した雨水が雨漏りするのを防ぐ大切な役割があります。
今回使用する防水紙は防水性と耐久性に優れる改質アスファルトルーフィング通称「ゴムアスルーフィング」を施工します。
水下の軒から張り重ね上下方向に10㎝、横方向に20㎝以上重ねて張ることで雨水の侵入を防ぎます。
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「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性」
本日の作業はここまでとなります。防水紙の状態で雨漏りの心配はないのですが、今回は屋根葺き替えしない範囲の瓦を残した部分から雨水が入らないようにブルーシートで雨養生しておきます。これで夜に雨が降っても雨漏りする心配はありません。あとは現場の掃除をして帰ります。
防水紙の上に使用する瓦の寸法で位置だしして墨付けします。
この墨の位置に合わせて瓦桟木を取り付けます。瓦桟木とは瓦の裏面の突起物のツメを引っ掛けるためのもので、耐久性の優れたものでなければいけません。
私たち「街の屋根やさん西条・新居浜店」は瓦桟木に防腐剤を加圧注入した15㎜×30㎜の
特注の木材を使用しているので、丈夫で末永く屋根を守ります。
つぎに新しく施工する瓦を屋根の上に荷揚げします。施工し易い位置に4枚で1束に束ねた瓦を仮置きしていきます。
まずは軒先の軒瓦から施工し始めます。特に風の影響を受けやすい軒の瓦は2本の瓦釘とL字型の釘の3カ所留めることで台風などの強風でも飛ばされる心配はありません。
つぎに平部の桟瓦(さんかわら)を施工します。今回使用する瓦は愛知県で製造される三州瓦で和型陶器瓦いわゆる日本瓦を施工します。現在の瓦はそのほとんどが防災瓦で1枚の瓦を釘留めと瓦同士が押え合う構造によりズレたり風で飛ばされる心配はありません。
防災瓦は地震や台風など自然災害にも強い瓦屋根を作れます。
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「地震などの災害に強い! 従来のイメージを覆す防災瓦」
瓦を施工する前の瓦桟木を取り付ける段階で棟に「棟金具」を90㎝間隔で取り付けておきました。これは地震の横揺れや台風などの強風でも棟が崩れないようにする耐震強化棟仕様の施工法です。
棟金具は耐久性に優れるステンレス製で屋根下地にしっかりとビスで固定したあと、桟瓦を施工します。
この棟金具に40㎜×40㎜の木材を取り付けて棟瓦の木下地とします。
もちろんこの木下地も防腐剤を加圧注入した特注の木材なので抜群の
耐久性で安心です。
人間の身体でいうと背骨のような重要な役割があります。
棟金具と芯木の周りに南蛮漆喰「シルガード」で棟の土台を作ります。
南蛮漆喰とは瓦屋根の棟部で使用する土に代わるもので、主原料は山砂利(白砂)・消石灰・炭酸カルシウム・マニラ麻をフノリの煮汁で練ったものです。雨水が浸透しても崩壊しにくく、特殊なシリコン・防水剤が配合しているものもあり、葺き土に比べて硬化度が促進しています。この南蛮漆喰をコテで盛って棟瓦の土台をつくります。
南蛮漆喰の土台の上に蒲鉾のような半丸形状の「7寸丸瓦」をかぶせて木下地の芯木へビスで固定します。
ビス穴が雨水が侵入しないようにビスの頭に止水のためのパッキンがついたステンレスビスでしっかりと固定します。
以前は板状の「のし瓦」と「土」とを複数段、交互に積み重ねたのし積み棟が主流でしたが、屋根の軽量化と耐震性の向上を目的にこちらのようなシンプルな棟施工が増えています。
以上で棟施工の終了です。
屋根工事が終わると現場周りを綺麗に掃除します。
工事に使ったビスや釘が落ちていると車のタイヤのパンクに繋がるので、マグネットも併用して念入りに掃除します。
掃除もしっかりとでき、今回の屋根葺き替え工事の完成です。
長年お悩みだった雨漏りが解消しただけでなく、地震の揺れや台風など強風にも強い防災瓦としっかりとした施工で、自然災害にも強く安心の屋根に生まれ変わり、お客さまにも喜んでいただけました。
屋根葺き替えや屋根のお困りごとのご相談は屋根工事専門店として創業50年の豊富な経験と実績のある私たち「街の屋根やさん西条・新居浜店」へお任せください。国家資格の「1級かわらぶき技能士」「屋根工事技士」「瓦屋根診断士」をもったスタッフが責任をもってサポートします。
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