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今治市で外壁塗装のついでに屋根塗装のいらない陶器瓦へ屋根葺き替え
【工事のきっかけ】
今治市で築30年の戸建て住宅の塗装リフォームを検討中のお客様より、屋根を塗装メンテナンスのいらない屋根材へ屋根葺き替え工事してほしい。とのお問合せをいただきました。
既存の屋根材はスレート系屋根材のモニエルで、外壁と同じように定期的な塗装メンテナンスが必要な屋根材でしたが、屋根だけはメンテナンスのいらいない安心できるものに替えたいとのご要望でした。
そこで屋根塗装のいらない陶器瓦の㈱鶴弥・スーパートライタイプⅠへ屋根葺き替えすることを提案しました。
陶器瓦は粘土を焼成した焼き物の瓦なので耐久性や耐候性のほか防音や遮熱性にも優れる優秀な屋根材です。
今回は外壁塗装のついでの屋根工事なので一度の足場組立で一石二鳥のメリットがあります。
それではモニエルから陶器瓦への屋根葺き替え工事の様子をご紹介します。
基本情報

- 施工内容:屋根葺き替え
- 施工期間:4日間(屋根工事だけ)
- 築年数:築30年
- 施工費用:¥1,210,000(税別※足場代と外壁塗装費は含まず)
- 使用材料:㈱鶴弥 スーパートライタイプⅠ ブラック色

こんにちは、「街の屋根やさん西条・新居浜店」の丹 基徳(たん もとのり)です。
今回は今治市にお住いのお客様より外壁塗装を検討中で屋根のモニエル瓦を塗装メンテナンスのいらない屋根材へ屋根葺き替えリフォームしたいとのお問い合わせをいただきました。さっそく現地に急行しまずは屋根調査をして現在の屋根の状態を調査して適切な屋根リフォーム工事をご提案します。
「街の屋根やさん西条・新居浜店」では無料の屋根調査と無料見積もりを行っておりますので、屋根のお悩みごとはお気軽にお問い合わせください。
西条市・新居浜市のほか今治市やしまなみ海道など島嶼部にお住いのお客様からのお問合せも大歓迎です!
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「街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消!」
「今治市で屋根工事、雨漏り修理の相談なら街の屋根やさん西条新居浜店」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】築30年の木造2階建てのお住い
今治市にお住まいのお客様より、屋根リフォームしたいから見積もりしてほしいとのお問い合わせをいただきました。
早速、屋根調査にお伺いしました。築30年の木造2階建てのお住いで、屋根のお悩みをうかがうと定期的な屋根塗装が必要ない屋根材にリフォームしたいとのご要望でした。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】モニエル瓦とは?

こちらの屋根はセメント瓦の一種のモニエル瓦が使用されています。
モニエル瓦は1970年代~80年代にかけて人気をはくした輸入品の瓦屋根です。
ヨーロッパで広く普及している瓦なので、洋風なフォルムでかつ色のバリエーションが豊かなのが特徴です。
陶器ではなくセメントでできた瓦で、日本では1973年から日本モニエルという会社が代理店となり取り扱っていました。
しかし、2010年に日本モニエルはなくなり、現在、モニエル瓦は生産されていません。
セメント瓦なので基材自体の防水性能がなく塗料で防水性能を確保するので約10年に1度の屋根塗装メンテナンスが必要な屋根材です。
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「セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】瓦表面についた苔の放置は危険です
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】壁際の納まりには要注意!

1階の屋根と2階の外壁との取り合いにあは板金が施工されています。これは水切り(みずきり)といって雨水をスムーズに排水させ雨漏りさせない重要な役割があります。
この壁際の水切り板金に不具合があると適切な処置が必要となります。
こちらの水切り板金は不具合はみられませんでした。
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「雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】屋根葺き替え工事のご提案

屋根調査が終了しました。後日お客様に屋根リフォーム工事の御見積書を提出させていただきました。
今回ご提案する屋根工事は、既存のモニエル瓦を撤去して新しく陶器瓦へ屋根葺き替え工事することをご提案させていただきます。
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「屋根葺き替えで不安を解消しませんか?」
陶器瓦は屋根塗装の必要がなくランニングコストのかからない経済的な屋根材です。
お客様にも提案内容をご納得いただき屋根葺き替え工事をすることになりました。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事
まずはじめに建物の外部を覆うように足場を組み立てます。
足場は作業の安全だけでなく工事の品質確保にも役立ちます。
リフォーム工事の足場組立には一般的に15万円~25万円ほどかかり高いので一度の足場組立で屋根工事と外壁工事の両方をすることがお得でオススメです!
こちらのお客さまも屋根工事だけでなく外壁塗装もする予定です。
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「一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】棟とケラバの瓦から解体
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】モニエル瓦の撤去処分
それではモニエル瓦を解体します。モニエル瓦を剥がしてトラックの荷台に積み込みます。
解体したモニエル瓦は産業廃棄物なので処分場へ持っていきます。
こちらの屋根で3トンダンプ2台分、約6トンの瓦を撤去しました。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】防水紙の重要性
瓦を剥がすと瓦の下にはスズメの運んだ巣作りのゴミやホコリが溜まっているので、キレイに掃除します。
屋根表面には防水紙が張られていますが、新築から30年経つと少し劣化していました。
新しく防水紙を施工します。防水性と耐久性に優れるゴムアスルーフィングを使用します。防水紙は瓦の下に入った雨水が雨漏りするのを防ぐ重要な役割をはたします。
防水紙の施工で気を付けるのが防水紙の重なり代、上下10センチ・左右20センチ以上重ねて専用のタッカーで水下から順番に張り重ねます。
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「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】一日の作業の締めは現場清掃

一日の作業おわりに現場の周りをキレイに掃除をして帰ります。
カーポートなどお客様が車を停めるスペースに邪魔なものがないように整理整頓しておきます。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】暑さや結露対策に換気棟が大活躍!
換気棟を屋根に取り付けます。換気棟とは天井裏の暖かい空気を外に排気する部材で夏の暑さ対策や冬の結露対策の効果があり快適生活をサポートする役割があります。
換気棟を取り付ける棟の位置に、幅30㎜で開口部をあけます。ここが天井裏の暖かい空気を排気する通気口となります。
通気口に換気棟部材をかぶせビス留めします。換気棟は通気しますが雨水が室内に入らないように設計されているので安心です。
関連ページ
「夏は涼しく、冬は結露を防ぐ! 快適生活をサポートする換気棟」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】耐震効果の高い棟金具の取付け
つぎに棟瓦の耐震効果を高めるための棟金具をビスでしっかりと固定します。これにより地震の強い揺れでも棟瓦が落下する心配はありません。
屋根の端部のケラバに「捨て水切」を取り付けます。ケラバの瓦の隙間から台風時に侵入した雨水を雨漏りさせず軒先まで排水させる大事な役割があります。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】谷板金の施工
つぎに谷の谷板金をとりつけます。谷は屋根面と屋根面とがV字形にぶつかるところで雨水が集中するため雨漏り事例の多い部位でもあります。
昔はトタンや銅製の谷板金で経年劣化で腐食し雨漏りをおこすことが多かったのですが、現在では丈夫で耐久性の高いガルバリウム鋼板やステンレス製の谷板金を使うことで腐食するリスクの低い谷板金となっています。
谷板金は雨水の流れ方を考慮して雨漏りさせないように施工します。
関連ページ
「屋根で最も雨漏りしやすい部分「谷板金」の修理方法」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】瓦桟木は特注の防腐剤加圧注入木材
こちらは元のモニエル瓦から陶器瓦の平板瓦へ屋根葺き替え工事します。平板瓦を施工する為の瓦桟木を取り付けます。
屋根の防水紙に施工する瓦の割り付け寸法を墨だしして墨の位置にあわせて瓦桟木を垂木位置に釘留めします。
瓦桟木は瓦の裏面についたツメを引っ掛けるための大事な役割があるので腐食しないように防腐剤を加圧注入した特注の木材を使用しています。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】瓦を屋根の上に荷揚げ

瓦桟木を屋根全面に施工出来たら新しい瓦を屋根に荷揚げします。
今回使用する瓦は愛知県の産地の三州瓦を使用します。国内の瓦製造メーカーで最大手の鶴弥㈱で製造された平板瓦「スーパートライタイプⅠ」のブラック色です。
適度なボリューム感が華やかなタイプI伝統の風格と気品を再現した華やかな屋根瓦。スタンダードな形状なので、どんな屋根にもマッチし、住まいに格調高さと高級感を演出します。
品質も高く1130℃の高温で焼成された瓦は変色や変質が起こりにくく何十年も品質・性能が低下することのない耐久性をもっています。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】瓦は釘でしっかりと固定します!
それでは瓦の施工をはじめます。こちらの屋根の面積は102㎡ありスーパートライタイプⅠを1260枚使用します。
まずは軒先から水上に向って施工します。
軒先1段目の瓦は風の影響を受けやすいので3本のステンレス製の瓦釘でしっかりと留めて、2段目から上は一枚の瓦につき1本の瓦釘で固定します。
瓦釘の先端は木部から抜けにくいようにネジとコイル形状になっており、一度打つとなかなか抜けないようになっています。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】地震や台風など自然災害に強い防災瓦

こちらの瓦は地震や台風など自然災害にも強い「防災瓦」となっています。
防災瓦とは釘やビス留めのほか互いの瓦同士がかみ合わせてロックする構造になっており強風でも瓦本体が浮き上がる心配はありません。
防災瓦へ屋根葺き替えリフォームすることで耐久性も高く安心して暮らせるお住いに生まれ変わります。
関連ページ
「地震などの災害に強い! 従来のイメージを覆す防災瓦」
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】雨漏り事例の多い谷は雨水の流れを計算して施工
谷部は雨漏りしやすい部位なので施工には注意が必要です。
谷板金の上に瓦枕の意味のある「谷シーラー」とよぶスポンジ製のシーラーを接着します。
これは瓦と谷板金の間から侵入した雨水が雨漏りするのを防ぐ役割があります。
つぎに谷の位置の形状にあわせて瓦をカットします。瓦は電動工具の研削砥石(サンダー)で切断します。
谷の施工には雨水の流れ方を考慮して施工します。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】ケラバは袖瓦をかぶせてビスで固定

屋根の端部のケラバにL字型の「袖瓦(そでかわら)」をかぶせて木下地にビスで固定します。
軒やケラバなど屋根の端部は台風など強風の影響を受けやすく飛散被害の多い部位となります。
強風でも飛ばされないようにステンレス製のビスでしっかりと固定します。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】棟は耐震強化棟仕様で安心
ケラバの次は最後に棟の施工にはいります。現在の屋根工事は地震の強い横揺れでも瓦が崩れないように耐震強化棟仕様で施工しています。
事前に取り付けた棟金具の上に木下地の木材をのせてビスで固定します。
この木下地が人間で表現すると背骨にあたる大事な構造体の役目を果たします。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】乾式面戸シート「ハイロール」で乾式工法
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】棟瓦の施工はビスでしっかりと固定

ハイロールに棟瓦をかぶせてビスで木下地に固定します。
ビス穴から雨水が侵入して雨漏りしないようにビスの頭に止水のためのパッキン付きのビスを使用します。
耐久性の高いステンレス製ビスにより腐食せずながく屋根を守ります。
【今治市・陶器瓦で屋根葺き替えリフォーム】屋根葺き替えリフォーム工事の完成
これで屋根葺き替えリフォームの完成です。
定期的な屋根塗装メンテナンスが必要なセメント瓦のモニエルから、耐久性の高い陶器瓦へ屋根リフォームしたことで屋根塗装の必要はありません。
瓦は断熱性や遮音性も高く快適な住まいになります。
屋根リフォームをお考えのかたは屋根工事専門店の私たち「街の屋根やさん西条・新居浜店」へお任せください!
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