松山市K様邸　落ちてしまった屋根瓦

まずは松山市K様邸の屋根の状況をご覧ください。
【写真左】こちらが瓦が落ちてしまった屋根の様子です。
「風切り丸」という部分の瓦が、留めていた銅線が切れて落下しています。

ちなみに「風切り丸」とは屋根の横端に位置するこの部分です【写真右】
この「風切り丸」には風の影響を受けやすい妻手部分(屋根面の横端)の瓦がめくれてしまわない様に上から抑える役割があります。
また瓦の大きさと屋根の大きさを合わせる為に、この部分で瓦を縮めたり広げたりで帳尻を合わせたり…
あとは屋根の装飾として施工されることがありますが、最近では見る事が少なくなってきましたね。

K様邸の場合この屋根の隣の道路は通学路になっているため、怪我人等が出なかったことが幸いでした。
K様の希望もあり、当日中に緊急瓦修理をおこないます。

松山市K様邸　瓦修理の様子(風切り丸の解体)

ここから松山市K様邸の瓦修理の様子です。
まずは「風切り丸」を部分的に解体しましょう。
右下には分かりにくいですが切れてしまった銅線が見えます。
使用していた銅線が0.9㎜と細かったことと、長年の経年劣化で切れてしまった様ですね。

写真の上側の「風切り丸」は落ちた訳ではありませんでしたが、こちらの銅線も同じ条件なので念のために一緒に瓦修理を行っておくことにしました。

松山市K様邸　瓦修理の様子(新しい銅線の設置)

風切り丸の部分的な解体が終わったら、新しい銅線を設置します。

【写真左】今回は1.6㎜(♯16)の銅線をビスを使って設置します。
通常の風切り丸の施工だと1.2㎜(♯18)の銅線を使用することが多いのですが、緊急修理ということで手持ちの道具になく太いもので代用することにします。
細いと不安ですが、太い分には問題ありません(*^^)v

【写真右】屋根下地にビスを打ち付けて新しい銅線を設置しました。

松山市K様邸　瓦修理の様子（シルガードと銅線緊結）

【写真左】瓦下の葺き土には「シルガード」という屋根専用漆喰を使用します。
防水剤が配合された「シルガード」は雨に強く固まればカチカチになります。
時間が経っても以前の土のようにボロボロになる事がないので安心ですね

【写真右】先程設置した銅線で瓦を緊結してあげれば、これで落下することはありません！

松山市K様邸　風切り丸の瓦修理完成です

【写真左】最後に今回の瓦修理箇所以外の「風切り丸」もコーキングで留めて補強を行います。

【写真右】以上で「風切り丸」の瓦修理の完成です。

松山市K様邸　その他の瓦修理

最後に「風切り丸」以外の屋根の点検を行います。
お客様ご自身でなかなか見る事が出来ない屋根の上ですので、これを機会にしっかり点検をしておきましょう。

【写真左】点検中に瓦が割れているのを発見しました。

【写真右】もとの瓦と同じ菊間の瓦に交換しましょう。
メーカーは違えど、同じ大きさの瓦なら代用で修理が出来るのが瓦の良いところですね！

街の屋根やさん西条・新居浜では「屋根の無料点検」を行っています。
松山市の皆さんもお気軽にご連絡ください。

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松山市K様邸の瓦修理が完了しました

松山市K様邸の瓦修理が完了しました。
K様には後日「工事完了報告書」を提出して、安心して頂くことが出来ました。

今回の工事に関してK様からご満足の感想を頂いたので、良ければこちらもご覧ください。
→「松山市K様より頂いた瓦修理の感想」はこちら

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