新居浜市にお住いのお客様より「借家の屋根が雨漏りしているから屋根リフォームの見積もりをしてほしい。」とのお問い合わせをいただきました。

事前に私たち街の屋根やさんのホームページで勉強していただいたそうで、コロニアルの屋根は定期的な屋根塗装メンテナンスが必要なので、屋根葺き替え工事か屋根カバー工事で検討していたそうです。

工期が短いのと工事金額を抑えられることから屋根カバー工事をご依頼いただきました。

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「現在の屋根を新しい屋根で覆う、二重屋根になるのが屋根カバー工法」

屋根工事をするにあたって高所作業なので建物の周りに仮設足場を組み立てます。

建物に隣接するようにカーポートがありました。
この位置にも足場の柱を建てる予定なので、屋根のパネルを事前に解体して保管します。

工事が終わって足場も解体すると元の位置にパネルを復旧します。

建物の周りに仮設足場を組み立てます。
「ビケ足場」というクサビ式の足場で周りにはホコリなど飛散防止用のメッシュシートをはります。

こちらの屋根は通常より傾斜のきつい屋根です。
安全に作業するため、屋根面にも単管パイプで屋根足場をつくりました。

作業の安全確保は工事の品質確保にも繋がり重要です。

それでは屋根工事の説明にはいります。
まずは屋根の頂部にある棟板金を解体します。

次に軒先に水切板金をつけます。
この水切板金は軒先の雨水が木部を濡らさない役目があります。

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「棟とは？各部位の名称について」

防水紙を既存のコロニアルの上に重ねて張ります。
防水紙は屋根葺き替え工事だとタッカーと呼ばれるホッチキスのようなステーブルで留めますが、屋根カバー工事はコロニアルの上に張るため、板金の破片の上から釘留めします。

既存のコロニアルの表面の状態が良好だと粘着式の防水紙を使いますが、こちらのように屋根の傾斜がきつかったりコロニアルの表面がボロボロに劣化している場合は粘着しないので釘留めします。

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「防水紙の重要性」

防水紙を張り終わったらケラバに水切板金をつけます。
ビスでしっかり固定します。

それでは屋根材の施工にはいります。
今回使用するのは石粒付き鋼板屋根の「セネター」を施工します。

セネターは金属屋根ですが、表面に石粒が付いていることで金属屋根のデメリットである夏の暑さや雨音の対策になり屋根リフォームで人気の屋根材です。

軒から上に向かって順番に施工します。専用のビスでセネターの上部と重なった木口部分を留めることで最大風速70mの強風にも耐えられます。

また金属屋根のメリットでもある重量が非常に軽い為、建物への負担が少なく屋根カバー工法には最適な屋根材です。

こちらの屋根は非常に傾斜のきつく45°あります。
この屋根勾配では通常、屋根上での作業は不可能ですが屋根足場があるので安全に作業できます。

平部のセネターが施工できたらケラバの役物板金を取り付けます。
平部以外の部材も表面に石粒が付いているので耐久性やデザイン性も高くセネターの人気の一つの要因です。

棟に木下地を取り付け、セネターに水返しの折り曲げ加工をして木下地にビス留めします。
同質素材の棟板金を被せて木下地にビス留めしてセネターの施工は完了です。

建物の周りの足場を解体して、カーポートの屋根パネルを元通り復旧して今回の屋根カバー工事は完了です。
お客さまにも「綺麗になったね。」と喜んでいただけました。

カラーベストやコロニアル、シングル屋根など薄型屋根材のリフォームは工期も短く経済的な屋根カバー工法がオススメです。

セネターのように重量の軽い金属屋根は建物への無理な負担もなく耐久性が高くメンテナンスなどランニングコストを削減できるので人気の屋根リフォームとなっています。

雨漏りなど屋根のお悩みはお気軽にお問い合わせください。

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「屋根工事ってどうやって依頼するの？」