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川西町で落下した瓦を発見し、無料点検から屋根修繕工事を行いました
【工事のきっかけ】
地面に瓦が落ちているのを発見しました。
いつからそこにあったのかは定かではないのですが、見つけたからには気になって仕方ありません。
屋根の上は下からは全く見えず、
どうなっているんだろうと気が気ではありませんでした。
すぐにでも確認したいと思い、とりあえずインターネットで屋根の点検をしてくれる業者を探すことにしました。
色々なホームページがあってとても迷いましたが、街の屋根やさん奈良店のホームページにはわかりやすい記事がたくさん投稿されていたので、連絡してみることにしました。
無料点検に来てくれた営業さんはとても丁寧に説明してくれて、適切な工事を提案してくれました。
葺き替えなどの大きな工事は今すぐにしなくてもいいと言ってくれたことが決め手になり、工事を依頼することにしました。
基本情報
奈良県川西町のお客様から、地面に瓦が落ちているのを発見して気になって仕方がないので点検してほしいとのご連絡を頂きました。
無料点検にお伺いして、屋根の上に上らせていただきました。
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屋根は入母屋造りの瓦屋根でグレーの釉薬瓦でした。
ざっと屋根
全体を見回したところ、ツヤもありとても綺麗な状態でした。
ただ、隅棟の棟瓦をよく見てみると・・・
一部棟瓦が崩れて、冠瓦が無くなっていました。
お客様が階下で見つけられた瓦は、この冠瓦だったようです。
棟瓦は、屋根と屋根の面が合わさる山状の棟の隙間を塞ぐために設置されているものです。
棟の上に葺き土→のし瓦→葺き土→冠瓦と順番に積み重ねていくことで棟瓦が出来上がります。
棟瓦の一番上の冠瓦が無くなっているということは、そこから雨水が侵入する可能性があるということです。
幸いまだ雨漏りには至っていないようですので、今のうちに修繕工事をする必要があります。
よく見るとのし瓦の列も歪んでいるため、この機会に棟瓦を一旦撤去して積み直すことになりました。
先ほども説明いたしましたが、
棟瓦の一番
下には葺き土が敷かれています。
この葺き土を雨風から守り、流出を防いでくれているのが漆喰です。
本来、瓦屋根の棟瓦の
葺き土の外側には漆喰が塗られています。
でも、こちらの屋根にはほとんど漆喰が見当たりません。
漆喰は消石灰を主原料としていて、約20年前後で剥がれたり朽ちてきたりしてしまいます。
階下から見ても屋根の頂上にある棟瓦は見えないことが多いため、漆喰の劣化に気付きにくいのです。
漆喰は剥がれてしまっていましたが、幸いにもしっかりと葺き土が詰まっていてまだ雨漏りには至っていませんでした。
でも、このまま放置してしまうと漆喰という盾の無くなった葺き土は、雨風によってどんどん流出していき、やがては雨漏りを引き起こしてしまいます。
今ならまだ漆喰の詰め直し工事のみで修繕出来るということをお客様に説明して、ご納得いただきました。
全体的にはとても綺麗な状態を保っていた屋根の平部でしたが、丁寧に点検していくと割れている瓦を見つけました。
瓦は屋根材の中でも最も長寿命で、釉薬瓦に至っては
耐用年数は
50年から100年と
言われています。
そんな長持ちする瓦ですが、お茶碗などと同じように粘土を成形して焼いて作るものですので外からの衝撃には弱いことは分かると思います。
こちらの瓦も風などで飛んできた物が落下したことで割れたのではないかと思われます。
割れた瓦はたった1枚だけでしたが、割れた瓦の隙間から雨水が侵入して雨漏りを引き起こすことも考えられるため、差し替えることにします。
➡ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください
瓦は1枚ずつ交換できることもメリットの一つですね。
棟瓦取り直し工事を始めます。
最初に既存の冠瓦やのし瓦を丁寧に撤去していきます。
撤去した
既存の瓦は新しい棟瓦を設置する際に再利用しますので、大事に保管しておきましょう。
既存の瓦を再利用することで廃棄物処分費や新しい屋根材の費用が削減されます。
葺き土も綺麗に取り除いて、掃除しておきます。
新たに葺き土を敷き、のし瓦を真っ直ぐに並べていきます。
のし瓦の役割は、棟に降り注いだ雨水を屋根内部に侵入させることなく、屋根面へ排出することです。
のし瓦が歪んでいると隙間が生まれ、本来の役割を果たせません。
真っ直ぐに並べたのし瓦の上に、葺き土を載せて、冠瓦を並べます。
冠瓦には数種類の形状がありますが、
こちらの屋根で使用されている冠瓦は紐丸瓦です。
紐とは瓦のつなぎ目の少し盛り上がった部分の事を言います。
紐のない素丸瓦と呼ばれる瓦
もありますが、
冠瓦の形状によって屋根の雰囲気も変わりますよ。
のし瓦から冠瓦までを銅線で結んで固定します。
落下してしまった瓦は新しい瓦を補充しました。
色が違うので
どこが新しい瓦かわかりますね。
剥がれていた棟瓦の下の漆喰を詰め直しました。
今回は
ほとんど漆喰が剥がれて無くなっていましたが、漆喰を詰め直す際には、古い漆喰を綺麗に取り除くことが大切です。
少しでも古い漆喰が残っていると、新しい漆喰がしっかりと葺き土に密着せず、漆喰の耐用年数より短い期間で剥がれてしまうこともあります。
瓦屋根の修繕工事ではいつも思いますが、新しい漆喰は真っ白で本当に綺麗ですね。
これで、葺き土の流出も防ぐことが出来て、雨漏りリスクも軽減しました。
割れた瓦は隣接する瓦に工具を差し込み、慎重に持ち上げて
引き抜きます。
そこに新しい瓦を差し込み、ビスで留めて元通りに戻します。
以上で、今回の瓦屋根修繕工事の全工程が終了しました。
こちらの工事については、本日の現場ブログにも掲載しております。
・奈良県川西町で入母屋造りの瓦屋根の棟瓦取り直し工事と漆喰詰め直し
工事の完了時には、修繕箇所を撮影した写真をお見せしながら完工報告をさせて頂きました。
説明を聞き終えたお客様は『安心してこれからも住むことが出来ます。』と喜んでおられました。
今回は、気づいてからすぐにご連絡を頂き、工事をさせて頂きましたので、大きな工事にならずに済んで本当に良かったです。
このように、小さな不具合のうちに発見するためにも、定期的な点検がとても大切です。
定期点検も街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にお任せください!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1
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