現地調査の様子

瓦屋根は重厚感が魅力ですが、重さが耐震の弱点になることもあります。
耐震性を上げる最も有効なメンテナンスは「葺き替え工事」になります。

瓦の状態は・・・

瓦は非常に耐久性の高い屋根材です。
メンテナンスをしっかりと行えば５０年以上はもつと言われています。

こちらのお住まいの瓦は大きなズレや割れなどはありませんでした。

しかし瓦の下には「ふき土」が使われていたため、瓦の固定力と重さが気になるところです。

耐震には屋根の軽量化が効果的

建物は、屋根が重く、建物の重心が高いほど揺れが増大します。 

従来の瓦は1㎡あたり約50kgに対し、ルーガは約20kg。
屋根の重量を半分に減らすことで、地震の揺れを抑えられるのです。

ご提案内容まとめ

【今回のご提案】

• 瓦撤去＋下地補強（野地板増し張り）
• 防水シート新設（改質アスファルトルーフィング）
• 軽量瓦ルーガ 雅で仕上げ

屋根重量を大幅に軽減し、耐震性・耐久性を高める工事内容となっています。

KMEWルーガの特長

KMEW（ケイミュー）はルーガの製造メーカー名です。
カラーベストに代表される屋根材や窯業系サイディングなどの外装材を製造・販売している外装建材総合メーカーです。

ルーガはKMEWの開発した屋根材でセメントに繊維質を混ぜ込んで出来た高耐久の屋根材。
ルーガ雅（みやび）：和風
ルーガ鉄平（てっぺい）：洋風
の２種類があります。

工事の様子をご紹介

瓦・ふき土・古い下地の撤去

瓦の下にはびっしりと「ふき土」が敷かれています。
瓦を固定する役割に加えて、屋根の断熱性のを上げる役割も持っているんですよ。

ただし重さはと言うと、１㎡あたり約30kg~40kg。
重さにバラツキがあるのは、工事店の裁量によるものが多かったからです。

野地板増し張り

野地板（のじいた）とは屋根材の下地になる板のことです。
昔はバラ板と呼ばれる下地が使われていて、板と板に隙間を開けていました。

現在は屋根材を野地板に固定する工法なので、隙間の無い屋根下地を作る必要があります。

雨漏りに非常に重要な工程、防水紙張り

✅ ルーフィングとは

屋根材の下に敷く防水シートのことです。
屋根材だけでは完全に雨を防げないため、万が一屋根材の隙間から雨水が入っても、このルーフィングが建物内部への浸入を防いでくれます。

つまり、雨漏り防止の最後の砦ともいえる重要な役割を持っています。

👉 瓦や金属屋根を新しくしても、ルーフィングが劣化していると雨漏りの原因になるため、葺き替え工事では必ず新しいルーフィングに交換することが推奨されます。

ルーガ雅　施工の様子

ルーガは一枚につき２本（軒先は３本）ずつ留めつけます。
釘や場合によってはビスでしっかり固定するので、強風でも外れにくい安心仕様になっていますよ♪

棟部分には軽量で高耐久の部材を下地として使用します。
棟部分は傷みやすい場所ですので、丈夫にする必要があるんです！

保証と費用

◆今回の工事費用は？

２４０万円（税別）　　※足場費用含む

◆保証内容は？
色褪せ：１０年
工事保証：１０年

よくある質問　Q & A

まとめ

瓦屋根は重厚感が魅力ですが、重さが耐震の弱点になることもあります。
軽量瓦ルーガへの葺き替えは、瓦の美しさを保ちながら地震に強い屋根へ改善できる最適な方法です。

「街の屋根やさん　豊橋店」では建物の外回り（屋根・外壁・雨樋など）のお困りごとを解決しますよ。
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