少しの間使用していなかった建物を新たに使用することになり、外回りを一新したいとお考えになったお客様。
以前に一度、カラーベスト屋根の棟板金が強風で取れてしまい、修繕したことがあるそうです。
現場調査の様子はコチラ

このたび新たに使用するにあたり屋根塗装も検討したそうですが、この先の塗り替えコストを考えカバー工法を選択されました。
塗装ですと12・13年ごとに定期的に塗り替えが好ましいです。

比べて今回採用されたエバールーフ横葺きは「エスジーエル」が採用された非常に耐久性の高い屋根材です。

エスジーエルとは？

SGL（エスジーエル）とは次世代ガルバリウム鋼板とも言われ、ガルバリウム鋼板の耐久性を大幅に上回る製品です。
ガルバリウム鋼板をベースにマグネシウムの防錆効果をプラスし、耐食性も３倍以上となっています。
SGL鋼板について詳しくはコチラ

カラーバリエーションも豊富で「つやあり」「つや消し」が選択できます。

工事の様子をご紹介していきます

まずは棟板金を外します。
このあとに施工するルーフィングやエバールーフが盛り上がってしまい上手く納まらないからです。
棟板金を外せば屋根面がそれぞれ新築時のように突起の無い平面になるので、ルーフィング・エバールーフが正しく納まります。

カラーベストの上からゴムアスルーフィングを敷いていきます。
ここで雨漏りを防ぐので慎重な作業が必要となります。
ルーフィングのしたはカラーベスト（セメント）のため、板金をプレート状にして野地まで届く釘で固定していきます。
ですのでルーフィングの重なり部分（２重になっているところ）以外には打ちません。

カバー工法には粘着性のルーフィングを張り付けていく方法もあります。
こちらは１本あたりが通常のゴムアスルーフィングよりも２倍以上しますが、下地への追従性に優れていて防水性は非常に高いです。

軒先唐草取付け

弊社のお見積りでは「軒先唐草取付け」という項目で記載されている施工内容です。
改修工事の場合、雨樋を交換しないことも多いです。
そのため新しい屋根材の雨を、既存の樋にしっかりと入るようにしなければなりません。
新しい屋根材をどれだけ軒側に出すかを見極めないと、樋に雨水が入らないといった現象が起きてしまいます。

谷部分の板金もエバールーフと同色で取り付けました。
これでいよいよエバールーフ本体の取り付けが出来る準備が出来ました。

この現場の写真ではありませんが、エバールーフ本体はビスで固定していきます。
カラーベストを突き抜けてその下にある野地まで届く長さのビスを使用します。

棟板金の下地は樹脂製のものを使用しました。
水に強く、腐らないので長期に渡って棟板金をしっかりと固定出来ます。

施工後はこのような見た目になりました。
太陽光があたり、輝いていますね！

【工事期間】：8日
【工事範囲】：屋根面積　138.0㎡
【工事費用】：￥1，336，500　(税込)　※足場代含まず

「街の屋根やさん　豊橋店」では屋根材に合わせた改修工事をご提案致します。
屋根材が分からなくてもこちらでお調べ出来ますよ！

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