現地調査の時の様子をご紹介します

室内で雨漏りしている部分から見当をつけて屋根に上ると、谷樋と呼ばれる箇所が怪しいです。
アップでみてみると、、、

板金に穴が空いています。おそらくこれが原因で室内に雨水が侵入していたことに間違いありません。

現在ではこういった板金の下には下葺材（改質ルーフィング）と呼ばれる防水紙が貼ってあるのですが、築年数によっては施工されていないお宅も存在します。

下葺材があればそこを雨水が伝って軒先まで流れ出る為、建物の中に雨水が侵入することは無いのですが
今回は無い為、雨水が侵入してしまいました。

雨漏りの憂鬱から解放されるべくご提案です

穴の空いた古い谷樋板金は撤去して下葺材（改質ルーフィング）を敷き、新しい谷樋板金を取り付るご提案をいたしました。。

古い板金は銅で出来ており、柔らかく加工がしやすい特性や耐久性もあり昔はよく使われていました。
しかし近年の酸性雨などが原因で耐久性には不安が出てきており、最近では使うことはなくなりました。
変わって現在よく使われるのがガルバニウム鋼板。ガルバニウム鋼板とは鉄を錆びさせないために亜鉛とアルミニウムの合金をめっきしたもので非常に耐久性に優れています。

作業の様子はこんな感じです

新規谷樋板金を取り付け、周辺の瓦を復旧します。

近年この谷樋板金の取り換え工事が非常に増えています。
そのほとんどが銅製の谷樋板金に穴が空き、そこから雨漏りを引き起こしています。

工事完了！！

瓦を復旧してしまうとなかなか分かりにくいですが、性能は大幅に改善されました。
棟部分も一部撤去しましたが綺麗に復旧し完了となります。

お客様ご自身が板金の状態などを確認することは難しいと思います。
また地上から眺めていて発見できる不具合なども多くありません。

大事なお住まいに大きな負担がかかる前に早めの無料点検を実施し、メンテナンスしていくことをおすすめいたします。