現調時の様子です！

ご相談を受けて無料点検に伺った時の様子です。

樋の中の白いものがしっくいになります。
右の写真が下から見た様子です。
真ん中あたりに欠落している箇所が確認できます。

欠落したしっくいは樋の中に落ちたり、玄関先・庭先・ベランダなどにも落ちます。
ご自宅で見かけた場合がやりかえのサインとなります。

無料点検時の２階屋根の様子です。

棟部（写真左）に土の露出が確認できます。

鬼瓦まわりのしっくいも一部欠落しています。

お客様にしっくいに不良箇所が多数見受けられた状況ををお伝えし
不良箇所である雀口・棟部のしっくいやりかえ、鬼廻りのコーキング打ちなどをご提案致しました。

雀口と呼ばれる部分は雨漏りに直結することは少ないのですが、鳥や小動物などの侵入を防ぐ意味でもやりかえ工事は必要です。

２階棟部分の様子です。古いしっくいが部分的に欠落したり変色しています。このまま放置しておくとしっくいの奥にある土が露出して
雨漏りに繋がることもあります。
土を保護する目的と景観を美しくするため、古いしっくいを撤去し新しいしっくいを塗ります。

しっくいは消石灰を主成分としており、水を適量入れてよく撹拌しペースト状にしたものを塗りこみます。
配合は屋根の状態、気温、湿度などによって微妙に変わりますで現場ごとに作ります。
乾くと固まり防水効果も期待できます。

着工となります！

お客様より提案していた内容で工事を進めて欲しいとご依頼頂いた為、着工致しました。

鬼瓦のまわりの一部欠落していたしっくいを綺麗に取り除き、瓦用コーキングにて棟瓦との隙間を埋めました（写真右）。

瓦用コーキングの利点である弾力性と密着性のおかげで、鬼瓦と棟瓦の隙間からの雨水の侵入を防ぐとともに瓦のがたつきも解消出来ます。

また写真左でわかるとおり、棟瓦を固定している銅線も緩みがあったため、新たに端から端まで締め直しました（写真右）。

専用のコテを使い奥まで丁寧に塗り込みます。
表面もデコボコならないように綺麗に均します。

塗り込む厚みにも注意が必要です。
厚く塗りすぎると、本来抜けるべき雨水をせき止めて瓦内部に呼び込んでしまう場合があるからです。

最後に屋根全体の点検・清掃を行い、樋の落とし口付近も入念に清掃します。

ここに落ち葉やゴミなどが詰まっているとオーバーフローしたり、樋本来の機能を果たせません。
最終確認も怠りません。

これで工事完了となります。