屋根調査で判明した問題点

鬼瓦の落下

赤土の流出

棟の積み直しと鬼瓦の再設置を実施

お客様の安全を最優先し、棟の防水性と強度を現代の工法で回復させるための工事を実施しました。

棟の積み直し・鬼瓦取り付けの具体的な作業工程

① 既存棟の解体

まず、鬼瓦が欠損した周辺の棟瓦、古い漆喰、そして崩れやすくなっていた赤土を解体・撤去しました。
新しい棟を強固に築くための第一歩です。

南蛮漆喰と緊結工法による強度の向上

棟を再構築する際、崩れやすい従来の赤土は使用しません。

• 高性能材料の使用
  棟の土台となる部分には、軽量で水を通しにくい南蛮漆喰（なんばんしっくい）などの高性能な詰め物を使用しました。

• 瓦の緊結（きんけつ）
  新しい棟瓦を積む際、瓦を銅線やステンレス製のビスで棟の下地材に直接しっかりと固定（緊結）しました。
  この現代的な工法により、地震や強風が来ても瓦が飛びにくい、高い耐震・耐風性能を持つ棟へと生まれ変わりました。

新しい鬼瓦の設置

最後に、棟の先端部に、和風住宅の美観を損なわない新しい鬼瓦を慎重に取り付けました。
鬼瓦を強固に固定し、その周囲を南蛮漆喰で美しく仕上げることで、棟の末端の防水性を完全に回復させました。

新しい鬼瓦の設置が完了し、安全性が向上しました

今回の工事により、棟は外観の美しさを取り戻しただけでなく、耐久性、防水性、耐風圧性が大幅に向上しました。
お客様には、雨風に対する不安から解放され、大変お喜びいただけました。

街の屋根やさん福岡西店では、屋根の安全点検を無料で実施！

この福岡市の和風住宅の事例は、築年数が経った瓦屋根の棟は必ず劣化するという現実を示しています。
目に見える瓦の破損が、実は鬼瓦の落下という深刻な安全上の危機に繋がっていたのです。

街の屋根やさん福岡西店では、今回の事例のように、お客様の目に見えない危険性を、専門的な調査を通じて明らかにし、14万円の棟の積み直しから全面葺き替えまで、最適な修理方法をご提案いたします。

🏠 屋根調査無料、📝 お見積もり無料で承っております。
築年数の経った瓦屋根の安全性が気になる方は、手遅れになる前に、ぜひ一度ご相談ください。