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沼田市硯田町 漆喰が経年劣化により脱落し隙間が多数あり 陶器棟瓦の取り直し工事
沼田市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
雨漏れしているような感じがあったのでお客様ご自身で屋根の様子を観察したところ、漆喰の剝がれや鳥の出入りが見られたので補修工事に踏み切ったようです。

施工場所はこの下屋根部分になります。沼田市は冬場にはかなりの降雪がありますので建物にとって過酷な環境にあります。まして屋根は積雪量次第ではかなりの荷重がかかることでしょう。

屋根瓦は釉薬瓦(陶器瓦)です。粘土を成型しその上に釉薬(ガラス質の塗料)を塗り高温で焼き上げられたもので耐用年数は60年以上とも言われています。しかも瓦自体に塗り替えなどのメンテナンスは不要ですので優秀な屋根材と言えるでしょう。ですが瓦自体は大丈夫でも屋根全体の点検・メンテナンスは必要です。弊社が今まで請け負った瓦屋根工事の中でも今回のような棟瓦の不具合による取り直し工事が最も多く、屋根から漆喰の破片が落ちてきたり、雨漏れが発生してから不具合に気付かれる方も多いです。

この角度から見ると棟瓦全体がややうねっています。特に中央付近はのし瓦からのズレがよくわかります。こういったズレ部分の隙間から少しずつ雨水が回り込んでいってしまうのです。

ここは完全に漆喰が剝がれ落ちてしまっています。漆喰は10年経過すると劣化が加速していき最終的にこのような状態になってしまいます。瓦屋根に限らず屋根廻りの定期点検は強くお勧めしたいところです。

それでは取り直し工事を始めていきます。まずは既存の棟瓦をすべて取り外します。この際劣化した葺き土や漆喰が大量に出てきますのでこのように瓦用の塵取りをセットしていきます。
冠瓦、のし瓦と順に取り外していきます。この棟は湿式工法で施工されていて各瓦を葺き土(粘土)で密着させ銅線で緊結する昔ながらの工法です。簡単に言ってしまうと置いて縛ってあるだけなので葺き土が劣化して密着力を失うと地震や強風の影響でズレなどが生じてしまいます。

棟の端部分からは鳥が巣を作った形跡が見られました。鳥にとっては丁度いいスペースがあったのでしょう。
瓦、葺き土撤去後、瓦同士を緊結するための中通しの銅線を躯体にビスで取り付けていきます。
そして南蛮漆喰を詰めつつ瓦を積み直していきます。この南蛮漆喰は葺き土の代用にもでき、主原料は漆喰と同じ消石灰ですが特殊なシリコンや防水材が配合されています。通常の漆喰よりも強度や防水性が高いので現在主流となっている材料です。
棟の通り(直線)を見ながらのし瓦、冠瓦を積んでいきます。
最後に棟と屋根の取り合いや鬼瓦、各部の隙間をきれいに埋めて完成です。
工事は滞りなく終わらせることができました。取り直し工事と一緒に屋根の点検もさせてもらいましたが何の問題もありませんでしたのでご安心いただけたらと思います。
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E-Mail machiyane1@asistservice.co.jp
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