無料点検

　施主様は「色褪せが気になる」とのことでした。
　確かに、陽当たりの良い面は特に、色褪せが目立っていました。

　触ると手に粉のようなものが付着します。
　いわゆる「チョーキング現象」というものです。
　外壁の防水機能が劣化している目安となります。

工事着工

足場組立・洗浄

　足場屋さんが手早く足場を組み立ててくれました。
　住宅街なので、予めご近所の皆様にはご挨拶をしてありますが、なるべく短時間で終わらせるように配慮します。

　足場が組み上がったら、早速洗浄作業に入ります。
　この段階で、落とせる汚れは全て落としてしまいます。

コーキング打替え

　洗浄した後は、しっかりと乾燥期間を取ってから次の作業に入ります。

　今回は塗装の前にコーキングの打ち替え工事も行いました。

　実はサイディングよりもコーキングの方が早く劣化します。
　こうした目地から雨水が入り込んでしまうこともありますので、気を付けて見てみてください。

　古いコーキングを撤去したら、マスキングテープで養生をして下塗り材（プライマー）を塗布します。
　その後、新しいコーキング材を充填してヘラでならし、硬化を待って完成です。

養生作業

塗装

付帯部塗装

外壁塗装1回目（下塗り）

　今回の外壁は窯業系サイディングなので、下塗りには専用のシーラーを使いました。
　アステックペイント社の「エポパワーシーラー」です。

　劣化した壁材を強化し、上塗り材との密着効果を高めます。

外壁塗装2・3回目（目地色）

　続いて、目地の色を塗装します。

　塗料はアステックペイント社の「超低汚染リファインMF-IR」の「ホワイトリリィ」という色です。
　遮熱効果と超耐候性のある無機フッ素の優れた塗料です。

　目地色も2回塗装します。

外壁塗装4回目（表面色）

　いよいよ表面の色を塗っていきます。「モカ」という色です。

　タイル調と言ってもこちらのお宅のサイディングは凹凸が浅いので、専用の長短毛ローラーを使います。
　職人の腕の見せ所です！

外壁塗装5回目（表面色2回目）

　各工程、しっかり乾燥期間を置きながら次の工程に移っています。

　最後に、もう一度表面色の「モカ」を塗装します。

　この2色塗りは通常の2.5倍以上の工期がかかりますので、ご所望の場合はどうかご了承いただきたいと思います。

　それだけ技術と手間をかけるので、やはり仕上がりには自信があります！

完成

　まるで新築の家が建ったように、ガラッとイメージの違う家が出来上がりました！

　ご近所さんにも「素敵な色だね」と声をかけてもらったとお聞きしました。
　施主様ご自身で選ばれた配色ですが、とてもセンス良く本当に素敵に仕上がったと思います。

　せっかくリフォームするのですから、ご自身の思いをたくさん込めていただきたいと思います。
　今後、屋根や外壁などのメンテナンスをお考えの方がいらっしゃいましたら、是非何なりと、ご相談ください！