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宮田村 結露が原因で爆裂を起こした外壁と煙突の補修工事
宮田村 屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
【工事のきっかけ】
おしゃれな造りのご自宅ですが、経年劣化による傷みが目立ち始めており、塗装と共に修繕工事を行おうと決意されたそうです。
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
- 施工期間：約16日間
- 築年数：20年
- 施工費用：外壁・屋根塗装，煙突板金，外壁1部張替え，付帯部塗装など：約145万円
- 使用材料：【屋根】サーモテックシーラー，スーパーシャネツサーモF【外壁】エポパワーシーラー，リファインMF-IR
北に面した浴室のサッシの下です。結露の多い場所でもありますね。
外壁が膨らんでいて、触るとブヨブヨした柔らかい感触です。
ここは外壁材を剥がして、張替え工事が必要となる箇所です。
全体的に外壁には典型的な劣化症状であるチョーキング現象が発生しており、ベランダの開口部には、雨水の流れた跡がくっきりと残ってしまっています。
つまり、外壁材の防水機能が劣化しているということです。
屋根の表面も塗料が劣化し、雨水の流れた跡が全体的に広がって模様のようになっていました。
触ってみると、劣化した塗料がベットリと付着してくる状態でした。
下から見ていた時より、状態が酷いことが分かりました(~_~;)
外壁材の切り口から水を吸い上げ、爆裂しています。
ここまで酷い状態になってしまうと塗装による補修は不可能ですので、
やはりある程度年数が経過したら、専門の、信頼できる業者さんに見てもらってください！
早めにメンテナンスをすれば、コストも抑えられます！
作業日までに足場屋さんも現調を行い、どこにどれだけの部材が必要かを計算し、当日はそれはそれはてきぱきと足場が組み立てられていきます。
事故のないよう、また塗料の飛散を最小限に抑えるよう、メッシュシートも張っています。
職人が安心して仕事ができるように必要な工程ですので、是非ご協力をお願いいたします。
足場が出来たら屋根から順番に洗浄していきます。
この工程で、できるだけ古い塗膜やカビなどの汚れを洗い流してしまいます。
外壁の塗装を行う場合は、余計なところに塗料が付着しないよう、ビニールで養生を行います。
塗装前のこの工程は、塗装のできを左右するといっても良いほど重要な作業なんです。
北面の膨らんでいた外壁を取り外しました。
サッシの上から浴室の湿気が外壁の内側に漏れ出てしまっていたようですΣ(￣ロ￣lll)
新しい外壁材を設置し、つなぎ目はコーキングで埋めます。
電気のコンセントを戻し、新たな塗装の準備を行います。
周囲の外壁と同じになるように、リシン吹付を行って改めて塗装します。
大掛かりな工事になってしまいました(^_^;)
関連記事
屋根の上の煙突は、板金でカバーをします。
職人が寸法を取り、現場で加工して取付工事を行いました。
カバーをしたらビス止めをして完成です。
このあとは塗装工事を行っていきます。
外壁の下塗りに使用したのは、アステックペイント社のエポパワーシーラーです。
コンクリート・モルタル・ALC・窯業系サイディングなど幅広い素材に対応しており、耐水性や防カビ性もあり、密着性に優れた優秀な塗料です。
上塗り材は同じくアステックペイント社の「リファインMF-IR」です。
こちらも紫外線に対する耐性の高いフッ素樹脂に無機成分が配合されているので「超耐候性」を有し、遮熱効果もあるので「超低汚染性」を謳っている優秀な塗料です。
上塗りを2回行って完成です。
こちらは軒天塗装の写真です。
「付帯部」とは外壁と屋根以外の部分と考えて頂ければ良いかと思います。
特に外壁の塗装をお考えの方は、壁だけではなく、こうした「付帯部」という部分も一緒に塗装することをお勧めします。
詳しくは「関連記事」をご参照ください。
屋根の塗装の前に「タスペーサー」という縁切り部材を施工しました。
これは屋根の隙間を塗料が埋めてしまわないようにする大事な部材です。
実は隙間があることによって、雨水の逃げ道を作っているのです。
下塗りに使用したのは、アステックペイント社の「サーモテックシーラー」です。
この下塗り剤も遮熱塗料で赤外線を反射する遮熱機能があります。
上塗り材は同じくアステックペイント社の「スーパーシャネツサーモF」という、かなり耐候性の高いフッ素樹脂塗料です。
遮熱機能を備えた下塗り剤と併用することで、夏場の室温を抑える効果が期待できます！
上塗りを2回行い、完成となります。
爆裂していた煙突も、屋根と共に美しくよみがえりました(^^)
劣化症状の出ていた箇所は全てきれいになりました。
正直に言って、屋根も外壁もチョーキング現象が出ているからと言って、すぐにどうこうという話ではありません。
しかし、劣化が目に見える形で始まっているのは確かです。
家も人と同じで、「まだ大丈夫だろう」と放っておくと、思わぬところで大手術が必要になってしまうこともあります。
気になることがあれば、なるべく早めに、専門家の助言を求めることをお勧めします！
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