ご覧いただきありがとうございます。
　長野県塩尻市にあるアパートの外壁塗装工事のご紹介です。
　前回の塗装はオーナー様のご家族総出で行っていたそうです！さぞや大変だったであろうと想像しますが、お怪我などがなくて何よりです！

　今回は高耐久の塗料を使った塗装ということで、何とか任せて頂けることになりました。

無料点検のようす

　外壁材はALCという、これも高耐久の外壁材です。
　ALCとは「軽量気泡コンクリート」のことで、耐火性・防音性・気密性などを備えたトップクラスの外壁材です。
　東京スカイツリーや公共の建物にも使われていますので、その品質と機能性が認められているということです。

　ただ、やはりメンテナンスは必要です。

　前回塗装されたときはシリコン塗料を使用されたとのことで、やはり10年程でメンテナンス時期がやってきます。
　10年といっても、あっという間です・・・。

　外壁を見ると変色している箇所や、手に粉のようなものが付くチョーキング現象が見られます。
　色褪せや変色だけならまだしも、チョーキングやひび割れ、カビやコケなどの症状が現れたら早めにメンテナンスすることをお勧めします。

足場設置

　アパートの工事となると、住民の方々の協力が不可欠です！
　各部屋に工事の1週間ほど前よりチラシを入れて周知させていただきました。
　前日にはポールを設置して、作業スペースと安全性を確保させていただいています。

　大きなアパートなので、足場は二日間かけて設置していきます。

　足場職人さんたちはまるで普通に地上を歩いているかのように、てきぱきと足場を組んでいきます。

　組み上がると、万が一入居者の方や小さなお子様がぶつかって怪我をしないよう、柔らかいカバーを付けています。

　工具などの落下防止や塗料の飛散防止などのため、メッシュシートを張ります。
　大きな建物なので弊社の看板シートも目立ちますね。ありがとうございます！

洗浄作業と養生作業

　外壁の洗浄とは別の部隊がアパートの階段内の養生を行っていきます。
　濡れないように、塗料が付着しないように、玄関のドアやボイラー、電気メーターにも養生をします。

　通路のタイルなどにも汚れが浸み込まないように養生をし、住人の方々の通路も確保します。
　もちろん、この後はサッシなどにもしっかり養生をします。

下塗り作業

　ALCの外壁に使用する下塗り塗料は、アステックペイント社の「エピテックフィラー」です。

　下塗り剤は大きく「フィラー」と「シーラー」に分けられます。
　「フィラー」は、「シーラー」より粘り気があって柔らかい下塗り剤で、こうしたALCやモルタル特有の細かいヒビ割れにもしっかりと入り込んで傷の補修もしてくれます。

　ローラーも特殊なローラーを使います。

中塗り作業

　下塗りのフィラーがしっかり細かなひび割れにも入り込み、外壁材の表面が滑らかになっています。
　フィラーは上に塗る塗料の密着性も高めてくれます。

　白いフィラーの上に重ねて塗っていくので、新たな塗料の色がきれいに出ます。

上塗り作業

　色分けをする場所が多いので、職人は塗装班と養生班に分かれて作業をしています。
　養生をきれいにすることで、塗装の効率も上がります！

　上塗りをして仕上げていきます。
　中塗りが終わった時より色が濃くなっているのがお分かりいただけるでしょうか？

　最終的に、オーナー様と一緒に点検をして細かいところまでチェックしていただきます。
　OKがでたところで、足場を解体します。

完成

　今回の工事はお天気に恵まれ、作業が中断することなく順調に進めることができました。
　塗装の工事は雨が降ると2日ほど遅れてしまいます。
　アパートのような多くの方が利用する建物の工事の際は天気予報とにらめっこです。お日様にも感謝です！

　また、アパートに住んでいる方々のご協力にも感謝申し上げます。ありがとうございました！