こんにちは。下平です。

長野県飯田市松尾F様宅のコーキング打ち替え工事を行いました。

洋風のおしゃれなつくりのサイディング外壁の工事になります。

パット見た感じだとキレイに見えますが、

無料点検の際に確認させていただいたところ

コーキングの目地が切れていました。

無料点検ー現地調査のようす

こちらのお宅では以前、他社で外壁塗装をおこなった際に
コーキングの打ち替えをされていなかったため、
無料点検の際に確認したところ、
コーキングの上の塗料が剥がれていたり、劣化してコーキング自体が破断したりしていました。

窯業系サイディング外壁はカベ同士の結合部にコーキングのみで仕上げている場合が多いので
はやいお宅ですと、わずか5年程度でコーキングが劣化して破断しているお宅もあります。
破断したコーキングを放置してしまうと

層間剥離（ソウカンハクリ）といって、

外壁材の中に水がまわって爆裂したり、雨漏りにつながるケースもあります。

窯業系サイディング爆裂事例

↑爆裂が進むとこんな症状になるケースも。

窯業系サイディングの塗り替えにはコーキング打ち替えが重要です！
補修や打ち増しでは、近い将来またコーキングが破断してしまう恐れがあります。
窯業系サイディングの外壁塗装やコーキング工事をお考えの方は
作業項目やお見積りに
コーキングの打ち替えが含まれているかどうか是非チェックしてみてください。

仮設足場組立

仮設足場組立スタートです。
いつも組んでもらっている職人さんに手際よく
足場を組み立ててもらいました。
朝8時頃からスタートし、10時過ぎには完成です。
図面を元に並べていき、部材を運んでいくので、
とてもスムーズではやいです(^^♪

コーキング打ち替え工事ー古いコーキング材を撤去

古くなったコーキング材を撤去していきます。
職人さん、慣れた手つきで、上からどんどん撤去していきます。

コーキング打ち替え工事ー養生、プライマー塗布

マスキングテープで壁にコーキングなどが付かないように養生します。
コーキングを打つ前にプライマーという専用の下塗りを塗ります。

コーキング打ち替え工事ー新規コーキング材充填

コーキングを打ち換えている作業です。
新しいコーキング材を打っていきます。

コーキングを打ち終わると、先に養生したマスキングテープを撤去して乾燥させます。
今回、コーキング材にはオート化学工業の超寿命シーリング材と呼ばれている、
オートンイクシードを採用しました。新開発LSポリマーにより、驚きの30年耐性と呼ばれています。

コーキング打ち替え工事ー完成

デメリットは通常のコーキングより金額が割高になること、
乾きが遅いこと。完全硬化までに約1週間かかります。

外壁工事は、足場を組むので、どうしても足場費用がかかります。
一生のうちに何度も施工するのでは足場費用だけでも勿体ない気がします。
通常のコーキング材より割高なので、m単価で、200円ほどアップしますが、
長い目でみたとき、塗料はもちろんですが、コーキング材にもこだわってみてはいかがでしょうか？