スレート屋根とは？特徴と注意点

お客様のお住まいで使われていたのは「スレート屋根」
スレート屋根とは、セメントに繊維を混ぜて薄く加工した軽い屋根材で、デザイン性が高く多くの住宅に使われています。

ただし、塗装の劣化が進むと防水機能が失われ、ひび割れや剥がれが発生することもあります。
今回も、長年の紫外線や風雨の影響で色褪せや剥がれが目立っていました。

まずは棟板金を撤去し、下地を整えます。

工事の最初は、屋根の頂上にある棟板金（むねばんきん）を外す作業から。
棟板金は、屋根のつなぎ目をカバーして雨水の侵入を防ぐ大切な金属部分です。

これを取り外して、屋根全体をフラットに整えたあと、防水の要であるルーフィング（防水シート）を貼っていきます。
ルーフィングは、万が一屋根材の下に水が入っても建物を守る「見えない防水層」。
とても重要な役割を果たします。

今回使用したのは、東和合成の高性能ルーフィング「日本一ライト」。
このシートは軽量で施工性が高く、職人からも「貼りやすくて丈夫」と評判です。

特に耐久性・防水性に優れており、長期にわたって屋根の内部をしっかり守ってくれます。
見えない部分ですが、建物の寿命を左右する非常に重要な工程です。

新しい屋根材はニチハ「シングルアルマ」！カラーは上品なグレー

ルーフィングの上に取り付けたのは、ニチハの金属屋根材「シングルアルマ」です。
軽くて丈夫なうえ、遮熱性や防音性にも優れている人気の屋根材です。

グレーのお色を選ばれたお客様は、
「落ち着いていて、どんな外壁にも合いそう」と喜ばれていました。

スレート屋根の上に直接施工できる“カバー工法”なので、
既存屋根を撤去する必要がなく、工期も短く・コストも抑えられるのがポイントです。

屋根材の設置が完了したら、棟部分に樹脂製貫板（ぬきいた）を取り付けます。
以前は木製の貫板が主流でしたが、木は雨や湿気で腐ってしまうこともあります。

樹脂製の貫板は水を吸わず、反りや劣化の心配がありません。
屋根の耐久性を高める“見えない強化ポイント”なんです。
今回のように長く安心して住み続けたいお客様には、とてもおすすめの素材です。

棟板金を取り付けて、工事完了！

最後に新しい棟板金を取り付け、全体の仕上げを行いました。
頂上部分までしっかり固定し、防水性も見た目もバッチリ！

工事後、お客様からは
「屋根がきれいになってうれしい！これでしばらく安心です」と嬉しいお言葉をいただきました。
グレーの金属屋根が外観と調和し、まるで新築のような輝きを取り戻しています。

まとめ：屋根カバー工事で安心と快適を手に入れる！

今回の志木市での屋根カバー工事では、
・屋根の防水性能の向上
・腐食しにくい素材での長寿命化
・外観の美しさの回復
という3つの大きな改善が実現しました。

スレート屋根は軽量で便利な反面、定期的なメンテナンスが必要です。
「そろそろ屋根が心配…」という方は、雨漏りする前にぜひご相談ください。

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