～ごあいさつ～

こんにちは！
川口市で屋根リフォーム工事を行っている「街の屋根やさん 川口店」です。
今回は、屋根の棟部分に使われている「貫板（ぬきいた）」を、従来の木製から樹脂製へ交換した工事についてご紹介します。

「貫板って何？」「なぜ交換が必要なの？」と
疑問に思う方も多いかと思います。
この記事では工事の様子だけでなく、貫板の役割や樹脂製に交換するメリットについても分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

貫板とは？その役割と劣化による被害

既存の棟板金を取り外します

まずは工事の最初のステップ、棟板金の取り外しです。
棟板金は最後に再設置するため、丁寧に取り外していきます。力任せに外すと板金が変形してしまい、再利用ができなくなってしまうため、職人が一枚一枚、慎重に作業を進めていきます。

木製の貫板が出てきました

棟板金を外すと、その下から木製の貫板が姿を現しました。
今回の貫板は全体的に変色しており、長年の使用で劣化が進んでいる状態でした。

木製の貫板が変色する理由としては、以下のような要因が考えられます。

• 雨水が浸み込み、湿気で黒ずむ

• 紫外線による日焼けで色が変わる

• カビや腐朽菌の繁殖による劣化

このまま放置しておくと、釘が抜けやすくなり、板金が飛散するリスクが高まってしまいます。

次に、既存の木製貫板をすべて撤去していきます。
古い貫板は釘穴が多く、強度も落ちているため再利用はできません。撤去したあとは、清掃を行い、新しい樹脂製貫板を設置するための下準備を整えます。

樹脂製の貫板を設置します

いよいよ新しい貫板の設置です。今回使用するのは「樹脂製の貫板」。

樹脂製の大きなメリットは以下の通りです。

• 腐らないため、耐久性が圧倒的に高い

• 雨や湿気の影響を受けにくく、長期間安定した強度を維持できる

• 木材よりも軽量で扱いやすい

• シロアリ被害の心配がない

これらの特性から、近年では木製から樹脂製への交換工事が主流となっています。

棟板金を戻してコーキング処理

樹脂製の貫板をしっかり固定したら、取り外しておいた棟板金を元に戻します。
継ぎ目や釘頭部分はコーキング処理を行い、雨水の侵入を徹底的に防ぎます。

このひと手間が「雨漏り対策バッチリ！」の大切なポイントです✨✨

工事完了！

すべての作業が完了し、見た目もきれいに仕上がりました。
外からは変化が分かりづらい工事ですが、屋根の内部は大きくグレードアップしています。

まとめ

今回は川口市で行った「木製の貫板から樹脂製貫板への交換工事」をご紹介しました。

• 貫板は棟板金を支える重要な部材

• 木製は劣化により雨漏りや飛散のリスクがある

• 樹脂製なら腐らず長寿命で、安心して暮らせる

屋根は普段見えない部分だからこそ、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
「うちの屋根も大丈夫かな？」と不安に感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。