きっかけは雨漏りの発生

部屋の天井から雨漏りがありました。
少し前から雨漏りがあったそうですが、部屋の天井が抜け落ちてきたそうです。

雨の量もかなり多く1時間でバケツの半分ほど溜まってしまう様な状況でした。

雨漏りがある場合は早めの補修をお勧め致します。
放置しておくと雨漏りの原因の補修だけではなく室内の補修の必要があります。

お家の寿命も考えても早めの補修がとても大事です
雨漏りでお悩みの方は街の屋根やさんへお気軽にご相談ください

雨漏りの調査

雨漏りのあった部分の直上の屋根に登りました
屋根は瓦が葺いてありました。

屋根を点検すると写真の様に棟が積んであり、その棟には歪みや瓦のズレがありました。
これだけの歪みやズレがあると雨が降った際に棟の内部へと浸水する恐れがあります。

棟のすぐ近くの瓦をめくってみると
瓦の土が流されておりそこに敷いてある防水シートの破れも確認出来ました。

棟と瓦両方からの浸水の可能性が考えられますので今回は棟の取り直し（積み直し）と
雨漏り箇所直上付近の瓦の葺き直しをする事になりました。

工事開始

棟を解体していきます
棟には土が使われているのですが雨が入った痕跡がありました。

棟からの浸水があることは間違いない状態でした。

棟を解体しました。
次に屋根瓦をめくっていきます

まずは屋根の葺き直しからやります。
瓦をめくると葺き土が見えてきますのでそれを綺麗に取り除いていきます。

そうすると防水シートが見えました。
防水シートには経年劣化もありますが、破れがありました。

新しく防水シートを貼っていきます
従来の物よりも耐久性の高い防水シートを使います。

全ての雨を表面の屋根材だけで防ぐ事は困難です
ですので防水シートにもこだわっていく必要があります。

防水紙を貼ったら瓦桟を取り付けていきます。
これは瓦を引っ掛けて釘で留めるための物です

瓦を葺き終えました。
しかし1日で完了は難しいので本日の作業はここまで

翌日までに雨が降ったら雨漏りしてしまうので養生をしていきます

新しく棟を積んでいきます

なんばん漆喰を使用して棟を積んでいくのですが
従来の漆喰と比べ、防水性もありまた強固に固まるので棟の強化にも繋がります。

工事が完了しました。

費用を抑える為に既設の瓦が利用できる部分はそのまま使っていきました。

工事完了後、散水試験を行い雨漏りが止まったことも確認しました。

これで安心して生活出来ますね