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諏訪地域の別荘|アスファルトシングル屋根をエコグラーニでカバー工法
諏訪市 別荘などの外装リフォーム
【工事のきっかけ】
雨漏りする前に屋根を長く使える状態にしたい
今回のお客様は、14年前に建物のメンテナンスを行った際、屋根については補修を行っていませんでした。
現在雨漏りしているわけではありませんでしたが、築20年を迎え、
「これから先、できるだけ長期間補修をしなくてもよい屋根にしたい」
というご希望からご相談をいただきました。
そこで選択肢となったのが、既存のアスファルトシングルを生かしながら、その上から新しい屋根を施工するカバー工法です。
さらに屋根材には、天然石粒で表面を仕上げたジンカリウム鋼板「エコグラーニ」を採用しました。
別荘は一般住宅以上に、今どこが壊れているかだけでなく、次にいつメンテナンスできるかまで考えて工事方法を選ぶことが大切です。
基本情報
- 施工内容:別荘などの外装リフォーム
- 施工期間:15日間
- 築年数:20年
- 使用材料:ディーズルーフィング社製 エコグラーニ カラー:カフェ
諏訪地域の築20年の別荘で、アスファルトシングル屋根に天然石コーティングジンカリウム鋼板「エコグラーニ」を重ねるカバー工法を行いました。
雨漏りが発生していたわけではありませんが、今後できるだけ長期間安心して使える屋根にしたいというご相談です。
今回は屋根材を新しくするだけでなく、落ち葉や雪が溜まりやすい天窓、薪ストーブの煙突など、別荘特有の条件に合わせて納まりを工夫したことが大きなポイントです。
街の屋根やさん松本諏訪平店は、イトウ住建が運営しています。
この記事では、なぜカバー工法を選んだのか、そして別荘の屋根だからこそ行った施工の工夫をご紹介します。

諏訪地域にある築約20年の別荘で、約100㎡のアスファルトシングル屋根をカバー工法で改修しました。
- 新しい屋根材:ディーズルーフィング「エコグラーニ」
- カラー:カフェ
- 工事費用:約250万円
- 工期:約15日
- 屋根の特徴:天窓・薪ストーブ煙突あり
既存屋根を撤去せずに新しい屋根を重ね、天窓周辺には雪や落ち葉が溜まりにくくなるよう納まりを工夫したことも今回のポイントです。
現地調査|木々に囲まれた別荘ならではの屋根環境でした
松や杉の落ち葉が屋根に溜まり、苔や藻も発生していました
既存屋根はアスファルトシングルです。
周囲には松や杉などの木々が多く、屋根には針葉樹の落ち葉が積もっていました。
落ち葉を取り除くと、その下には苔や藻も確認できました。
こうした状態は自然豊かな別荘地では珍しくありません。
今回は雨漏りなどの深刻な不具合が起きてから直すのではなく、今後の維持管理を考えて屋根全体を改修することになりました。
既存屋根を撤去せずカバー工法で改修できると判断しました
落ち葉や苔、藻を取り除き、既存のアスファルトシングル屋根を確認しました。
今回は既存屋根を撤去して葺き替えるのではなく、その上から新しい防水シートと屋根材を施工するカバー工法を採用しています。
既存屋根を生かせる場合、撤去・処分する屋根材を抑えながら新しい屋根を形成できることがカバー工法の特徴です。
天窓上部は雪や落ち葉が溜まりやすい形状でした
薪ストーブの煙突も屋根工事に合わせた納まりが必要です

屋根にはトップライト(天窓)があり、特に注意したのがその上側です。
屋根面と天窓との間に段差があるため、雪や周囲の木々から落ちてくる葉が溜まりやすい形状になっていました。
天窓周辺は屋根の中でも雨仕舞に注意したい部分です。
今回は新しい屋根材を施工するだけではなく、この段差そのものを改善する方法まで考えて工事することにしました。
西側の屋根には、室内の薪ストーブにつながる煙突が設置されていました。
カバー工法では新しい屋根材を重ねるため、天窓や煙突など屋根を貫通する部分は、それぞれの形状に合わせた施工が必要です。
特に煙突周辺は通常の屋根面と同じ施工では対応できません。
既存設備をそのまま使用できるよう、屋根材の加工方法や防水処理まで含めて施工方法を検討しました。
今回一番重要だった判断
別荘のカバー工法は「屋根材を重ねるだけ」ではありません
今回の工事で最も重要だったのは、アスファルトシングルの上にエコグラーニを施工すること自体ではありません。
この建物には、
- 周囲に松や杉が多く、落ち葉が屋根に溜まりやすい
- 冬には積雪がある
- 屋根に天窓がある
- 天窓上部に段差がある
- 薪ストーブの煙突が屋根を貫通している
という条件がありました。
こうした条件を考えず、屋根面だけを新しくしても、別荘の屋根改修として十分とはいえません。
なぜ葺き替えではなくカバー工法だったのか
現地調査の結果、今回は既存のアスファルトシングルを撤去しなければ施工できない状態ではなかったため、既存屋根を生かしたカバー工法を選択しました。
カバー工法では既存屋根の撤去量を抑えながら、その上に新しい防水層と屋根材を形成できます。
一方で、屋根下地まで大きく傷んでいる場合などは、既存屋根を残すカバー工法が適さないこともあります。
「アスファルトシングルだからカバー工法」ではなく、既存屋根や下地の状態を確認したうえで工法を選ぶことが重要です。
なぜエコグラーニを選んだのか
今回使用したのは、ディーズルーフィング社製の天然石コーティングジンカリウム鋼板「エコグラーニ」です。
お客様からは、今後できるだけ長期間補修の負担を抑えたいというご希望がありました。
さらに今回の建物は木々に囲まれた別荘です。
金属屋根でありながら表面を天然石粒で仕上げたエコグラーニは、一般的な平滑な金属屋根とは異なる質感があります。
機能面だけではなく、自然の中に建つ別荘の外観との調和も考えて屋根材を選択しました。
最も工夫したのは天窓上部です
そして今回、現場ならではの判断が最も表れているのが天窓です。
既存の天窓上部には屋根面との段差があり、雪や落ち葉が溜まりやすい形状になっていました。
そこでイトウ住建では、この部分をそのまま復旧するのではなく、12mm厚のベニヤで下地を加工してスロープを造作しました。
その上に防水シートを施工し、さらに加工した板金で覆います。
これによって天窓上部の段差を緩やかにし、雪や落ち葉が溜まりにくい形状へ変更しました。
天窓の下側と左右にはエコグラーニ純正の改修用水切りを使用し、既存の防水と新しい防水を組み合わせて雨仕舞を整えています。
別荘の屋根工事では、屋根材そのものの耐久性だけでなく、その土地で何が屋根に溜まり、どこに水が集まりやすいのかまで考えることが重要です。
今回のカバー工法は、まさにその考え方を形にした施工事例です。
別荘の屋根工事では、
「どの屋根材が長持ちするか」だけで工事を決めるのではなく、建物と周辺環境をセットで考えることが大切です。
同じアスファルトシングル屋根でも、木々の少ない住宅地と、松や杉に囲まれた別荘では屋根が置かれる環境が異なります。
今回も現場を確認したからこそ、
落ち葉・雪・天窓・煙突
という、この別荘特有の条件が見えてきました。
これから長く使う別荘だからこそ、現在の不具合を直すだけでなく、将来どこが弱点になりそうかを考えて工事方法を決めることが重要です。
施工工程|別荘特有の屋根条件に合わせてカバー工法を進めます
落ち葉や苔を取り除き、新しい防水層を施工できる状態に整えます
まず既存のアスファルトシングル屋根に溜まっていた松や杉の落ち葉を取り除き、苔や藻なども清掃します。
カバー工法は既存屋根を残す工法ですが、そのまま新しい屋根材を重ねればよいわけではありません。
屋根面を確認しながら施工に支障となるものを除去し、新しい防水シートを施工できる状態に整えます。
木々に囲まれた別荘だからこそ重要な下準備です。

既存のアスファルトシングルの上から「チャンピオンルーフィング」を施工しました。
屋根材の下にある防水シートは、屋根材の内側へ入った雨水を建物内部へ浸入させないための二次防水を担います。
カバー工法では既存屋根を残しますが、その上に新しい防水層を形成してから屋根材を施工します。
完成後には見えなくなる部分だからこそ、重ね方や端部の納まりを確認しながら施工します。
エコグラーニを軒先から施工して新しい屋根を形成します

防水シート施工後、ディーズルーフィング「エコグラーニ」を軒先側から葺いていきます。
今回は自然に囲まれた別荘の雰囲気との調和も考え、ブラウン系の「カフェ」を採用しました。
天然石粒を表面にコーティングした金属屋根材で、一般的な平滑な金属屋根とは異なる質感があります。
既存のアスファルトシングルを撤去せず、その上から新しい屋根を形成していきます。

天窓の下側と左右には、エコグラーニ用の改修用水切りを取り付けました。
天窓は屋根面の途中に開口部があるため、周囲を流れる雨水を適切に屋根面へ戻す納まりが重要です。
屋根材だけを天窓の形に合わせて切ればよいわけではありません。
既存の防水処理も生かしながら、新しい屋根材と水切りを組み合わせ、天窓周囲の雨仕舞を整えていきます。
ケラバは樹脂製下地を使い、端部までしっかり仕上げます
屋根の側面にあたるケラバ部分には下地を取り付け、その上からケラバ用の板金を施工します。
今回、下地には木材ではなく樹脂製の部材を使用しました。
屋根の端部は雨や風の影響を受けやすいため、本体部分だけでなく端部の納まりも屋根工事では重要です。
エコグラーニ本体と板金を組み合わせ、屋根の側面から雨水が入り込みにくい形に仕上げました。
屋根面が合わさる頂部の棟にも樹脂製の下地を取り付け、エコグラーニの棟用部材で仕上げました。
棟は屋根の最も高い位置にあり、雨だけでなく風の影響も受ける部分です。
本体をきれいに施工しても、棟やケラバなどの役物部分の施工が適切でなければ屋根全体の性能を十分に発揮できません。
下地から確認しながら固定し、新しい屋根の頂部を仕上げました。
天窓上部の段差をスロープに変え、雪や落ち葉を溜まりにくくしました
今回の施工で特に工夫したのが、天窓上部です。
既存の状態では天窓の上側に段差があり、周囲の松や杉から落ちてくる葉や、冬季の雪が溜まりやすい形になっていました。
そこで、単に天窓周囲を新しい板金で囲うだけではなく、12mm厚のベニヤを加工して下地を作り、天窓上部を斜面状のスロープに変更しました。
その上から防水シートを施工し、さらに板金を加工して覆います。
こうすることで、天窓上部にあった大きな段差を緩やかにし、雪や落ち葉が以前より溜まりにくい形状にしています。
既存と同じ形に戻すのではなく、現地で確認した弱点を今回の屋根工事に合わせて改善する。これもイトウ住建が屋根工事で大切にしている考え方です。
薪ストーブの煙突周辺も形状に合わせて雨仕舞を整えます
もう一つ、この別荘ならではの施工が薪ストーブの煙突周辺です。
煙突は屋根面を貫通しているため、その周囲には通常の屋根面とは異なる防水処理が必要になります。
既存の煙突を生かしながら、周囲の形状に合わせてエコグラーニと板金を加工して納めました。
屋根カバー工法というと広い屋根面に目が向きがちですが、実際に施工の難しさが表れるのは、天窓・煙突・棟・ケラバといった屋根材が途切れる部分です。
こうした部分ごとに雨水がどちらへ流れるかを考えながら、屋根全体の雨仕舞を整えます。

薪ストーブ煙突には当然排煙口があり、ここには鳥が入り込んでいた形跡が確認されました。
自然豊かな別荘地では、屋根の劣化だけでなく鳥や小動物への対策が必要になる場合もあります。
今回は排煙機能を妨げないようステンレス製の金網を取り付け、鳥が内部へ入り込みにくい状態にしました。
屋根工事の機会を利用して、高所にあるこうした部分も一緒に確認しています。

アスファルトシングル屋根の上から防水シートを施工し、天然石コーティングジンカリウム鋼板「エコグラーニ」で屋根全体を仕上げました。
カラーは「カフェ」。周囲の木々ともなじみやすい落ち着いた仕上がりになっています。
今回の工事は、単に古くなった屋根材を新しくしただけではありません。
天窓上部のスロープ造作、天窓周囲の水切り、薪ストーブ煙突周辺の雨仕舞、鳥の侵入対策など、この別荘だから必要だった施工も同時に行いました。
工事費用は約250万円、屋根面積は約100㎡、工期は約15日です。
雨漏りが発生してから行う修理ではなく、これからも別荘を長く使っていくことを考えた屋根リフォームとなりました。
諏訪地域の別荘では屋根と周辺環境をセットで考えます
諏訪地域には、木々に囲まれた別荘地が数多くあります。
こうした環境では、積雪や冬季の冷え込みだけでなく、周囲の樹木から落ちる葉や枝、苔や藻など、住宅地とは異なる条件が屋根に影響することがあります。
今回の別荘も、松や杉から落ちた葉が屋根や天窓周辺に溜まっていました。
そのため別荘の屋根を点検するときは、屋根材の色あせや傷みだけでなく、
「周囲にどんな木があるか」
「雪や落ち葉がどこに溜まるか」
「天窓や煙突などの開口部があるか」
まで確認することが重要です。
同じ屋根材・同じ築年数でも、周辺環境によって必要なメンテナンスや施工方法は変わる場合があります。
別荘の屋根工事は「塗装・カバー・葺き替え」のどれが正解?
屋根工事には、大きく分けて塗装・カバー工法・葺き替えがあります。
今回の別荘では、既存のアスファルトシングルを生かせる状態だったためカバー工法を選択しました。
しかし、すべての別荘にカバー工法が適しているわけではありません。
既存屋根の状態や下地の傷み、雨漏りの有無、屋根形状、これから何年建物を使う予定なのかなどによって、適した工事は変わります。
諏訪地域の別荘で実際に行った屋根工事については、こちらの記事でも比較していただけます。
▶ 関連記事
「諏訪地域の別荘屋根工事施工事例5選|屋根リフォームの費用と工法をご紹介」
今回のカバー工法以外にも、実際の屋根状態からどの工法を選んだのかをご紹介しています。
既存屋根や下地の状態、屋根形状などによって判断します。今回の別荘では既存屋根を生かせる状態だったため、アスファルトシングルを撤去せず、その上から防水シートとエコグラーニを施工しました。雨漏りや下地の傷みがある場合などは、別の工法を検討することもあります。
施工できる場合がありますが、天窓周辺は特に雨仕舞に注意が必要です。今回は改修用水切りを使用するとともに、雪や落ち葉が溜まりやすかった天窓上部にスロープを造作しました。天窓の状態や形状を確認したうえで施工方法を判断します。
別荘の屋根は普段住んでいる家より点検した方がいいですか?
別荘は訪れる期間が限られるため、屋根の変化に気付きにくい場合があります。特に木々に囲まれた建物では、落ち葉や枝、苔・藻なども確認したいポイントです。久しぶりに訪れた際などに地上から確認し、気になる変化があれば専門業者による点検をおすすめします。
外装劣化診断士コメント
屋根材より先に「この屋根の弱点」を見つけることが大切です
今回の別荘は雨漏りしていたわけではなく、お客様がこれから先の維持管理を考えてご相談くださった現場でした。
既存屋根を確認した結果、カバー工法が可能と判断し、エコグラーニをご提案しています。
ただ、実際の施工で重要だったのは屋根材の選択だけではありません。
周囲には松や杉があり、屋根には天窓と薪ストーブ煙突があります。さらに天窓上部には雪や落ち葉が溜まりやすい段差がありました。
屋根材を新しくしても、こうした現場固有の条件をそのままにしてしまえば、十分な改修とはいえません。
だからこそ現地調査では、「屋根材が傷んでいるか」だけではなく、雨水や雪、落ち葉がどのように動く屋根なのかまで見ることが大切です。
別荘の屋根は建物ごとに条件がかなり違います。
これからも長く使いたい別荘だからこそ、商品から工事方法を決めるのではなく、まず建物を見て、その屋根に合った方法を考えることをおすすめします。
諏訪地域の別荘屋根も、まず現在の状態から確認します
「アスファルトシングルが古くなってきた」
「塗装でいいのか、カバー工法が必要なのか分からない」
「天窓や煙突があるけれど屋根工事できる?」
「別荘なので、できるだけ今後のメンテナンス負担を抑えたい」
このような段階でもお気軽にご相談ください。
イトウ住建では、確認可能な範囲で、
- 既存屋根材の状態
- サビ・割れ・剥がれなどの劣化
- 雨漏りにつながる可能性がある箇所
- 天窓・煙突・棟・ケラバなどの納まり
- 雪や落ち葉が溜まりやすい場所
- カバー工法が可能な状態か
などを確認します。
「工事をするかどうか」より先に、「今の屋根がどんな状態なのかを知りたい」というご相談でも構いません。
諏訪地域の別荘の屋根について、現在の状態とこれからの使い方を踏まえ、必要なメンテナンス方法をご提案します。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
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