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茅野市白樺高原の築40年別荘をガルバリウム鋼板カバー工法で屋根リフォーム
茅野市 屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
【工事のきっかけ】
今年の春に居ぬきの山荘をご購入されました。
購入の再販売業者に屋根のリフォームを勧められ、街の屋根やさん松本諏訪平店にお問い合わせいただきました。
築40年ほど経っていてメンテナンスはほとんどしてこなかったとのことです。
すぐにでもリフォームしないと雨漏りなどの不具合がいつ起きても不思議ではない状態でした
基本情報
- 施工内容:屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
- 施工期間:10日間
- 築年数:40年
- 使用材料:屋根材:ガルバリウム鋼板AT横葺き
カラー:ロクショウ

こんにちは、街の屋根やさん松本諏訪平店の黒澤です。
今回は茅野市白樺高原にある築40年近くの別荘の屋根リフォームをご紹介します。
こちらのお宅では、長年の風雪でスレート屋根の表面塗膜(表面の塗装層)が剥がれ、割れやコケの発生も見られるようになり、雨漏りの不安が出てきました。
特に冬の寒さで軒先の屋根材が凍結融解(凍っては溶けるを繰り返す現象)によって劣化し、修繕が必要となったのが今回の工事のきっかけです。
オーナー様は「安心して過ごせる快適な別荘にしたい」というご希望で、施工前の状態を丁寧に点検・補修しながら、しっかりした屋根に生まれ変わりました。
それでは施工の様子を写真と動画で詳しくご紹介しますね。

長野県中南信に別荘をお持ちの方で、屋根にお困りごと、お悩み事、不安、不満をお持ちの方、一度街の屋根やさん松本諏訪平店にご相談ください。
調査、点検、お見積りは無料です。
お問い合わせは上の画像をCLICK!メールでお気軽にどうぞ。
長野県茅野市白樺湖周辺ってこんな街
長野県茅野市・白樺湖周辺は、標高1,400mの高原リゾート地。
美しい蓼科山を望み、湖畔の遊歩道「白樺ぐるりん」(約3.8km)は散策やランニングに最適です。
カヌーやボートなどの水上アクティビティも充実し、日帰り温泉も徒歩圏内。
四季で表情が変わるビーナスラインのドライブも人気の楽しみ方です。
施工前の屋根の状況:有資格者が詳しく調べて最適なご提案をします
こちらは工事前と完成後の屋根写真です。
工事前は築40年のスレート屋根で、塗膜がほぼ剥がれ、所々に割れも見られました。
一方、工事後はガルバリウム鋼板の新しい屋根に生まれ変わり、光沢があってとてもきれいです。
このカバー工法は、既存屋根を撤去せずに重ねるため工期が短く、廃材も少ないので環境にも優しい工事方法なんですよ。
カラーはご主人のご要望でブルー系の【ロクショウ】、新緑の木々ににマッチしてとても映えます。
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築年数が経つと、スレートの表面に塗られた塗膜が紫外線や風雨で劣化して、だんだん剥がれてしまいます。
この写真は、塗膜がほぼなくなり素地(素材の表面)がむき出しになった屋根面の状態です。
塗膜がないとスレート自体が水を吸いやすくなり、割れやすくなるリスクが高まります。
そのため、早めの対策が必要です。

スレートの割れから、防水シートの「ルーフィング」が見えているのがわかりますね。
ルーフィングとは屋根の防水の要で、雨水の侵入を防ぐ大切な層です。
割れを放置すると雨漏りにつながるため、注意が必要です。
今回はこの状態もふまえて、カバー工法で新たな屋根材をかぶせることで屋根全体をしっかり保護します。

屋根に長年たまったコケや落ち葉です。
白樺高原のような自然豊かな環境では特に、屋根にゴミが溜まりやすくなります。
このままだと水はけが悪くなり、スレートの劣化が早まることもあるんですよ。
高圧洗浄でしっかりと汚れを落としていきます。
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施工手順:絶対雨漏りさせない職人のこだわりの作業
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◆高圧洗浄機で屋根面を洗浄 コケや汚れを洗い流します
動画で工程をご紹介 ~高圧洗浄~
※大きな音がします。ご注意ください

屋根の表面や溝の汚れを、ガソリンエンジン式の高圧洗浄機で丁寧に洗い流しています。
この洗浄機はパワフルなので、コケや泥、古い塗膜の粉までしっかり落とせます。
高圧洗浄で屋根をきれいにすることで、新しい屋根材の密着性も高まり、長持ちする仕上がりになります。

洗浄が終わり、屋根面がスッキリきれいになりました。
汚れや古い塗膜のカスがなくなると、次の工事の作業効率もアップします。
ここから防水のための下地作りをしっかりしていきますね。

まず棟板金(屋根の頂上にかぶせる板金)と下地の木材を撤去します。
40年経つ屋根の下地木材はほとんどのケースが雨に濡れて腐食しているのですが、この屋根は下地木材にもルーフィングが貼ってあったので腐食はありませんでした。
◆ルーフィング(防水シート)敷設 雨漏りさせない最後で最強の防水層
動画で工程をご紹介 ~ルーフィング敷設~
※大きな音がします。ご注意ください
を敷いている様子.jpg)
次に防水シート「ルーフィング」を敷いていきます。
今回は田島ルーフィング社の「タディスセルフ」という商品を使いました。
【タディスセルフとは?】
自己粘着タイプのルーフィングで、裏面に接着剤がついており、屋根にしっかり貼り付けられます。
施工がしやすく、水の浸入をしっかり防ぐ優れものです。
ルーフィングは屋根の防水の要であり、この層がしっかりしていることで屋根の寿命が大きく延びます。
雨漏りさせない最後で最強の防水層です。

こちらは軒先小口部分の写真です。
【軒先小口とは?】
屋根の一番下端の、雨水が流れ落ちる部分の先端のことです。
長年の雨水や雪解け水を吸い込み、冬の凍結融解(凍ったり溶けたりを繰り返すこと)が繰り返されたことで、軒先の屋根材がボロボロに劣化してしまいました。
ここは屋根の中でも特に傷みやすい場所なので、丁寧に補修します。
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ボロボロになった軒先小口を「唐草」でカバーしました。
【唐草(スターター)とは?】
軒先や屋根の端に取り付ける金属製の部材で、屋根材の一番下を固定し、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
スターターと呼ばれることもあります。
軒先の劣化部を隠しつつ、雨水をきちんと流すことで、長持ちする屋根に仕上がります。
◆熱の出入りをシャットアウト 最強の断熱層サーモバリア
動画で工程をご紹介 ~遮熱シート【サーモバリア】敷設~
※大きな音がします。ご注意ください

次に遮熱シート「サーモバリア」を敷設しました。
【サーモバリアとは?】
サーモバリアは、熱を反射する特殊なシートで、住宅の屋根や壁、天井裏などに施工することで、太陽からの熱(輻射熱)を大幅にカットする断熱材です。
通常の断熱材は「熱を伝えにくくする」働きがありますが、”サーモバリアは熱を“反射して寄せつけない”という点が特徴です。
これにより、夏場は屋根裏の温度上昇を抑え、室内の冷房効率がアップ。冬場は室内の熱を外へ逃がしにくくなり、冷暖房の省エネ効果が期待できます。
環境にも優しい素材で、長野の寒暖差の激しい気候にぴったりです。
また、サーモバリアは金属系の屋根の弱点であった雨音うるさい問題も軽減してくれますよ。
◆メーカー保証塗膜15年 高耐久ガルバリウム鋼板とは?
動画で工程をご紹介 ~屋根材本体取り付け~
※大きな音がします。ご注意ください

いよいよ新しい屋根材を取り付けていきます。
屋根材はガルバリウム鋼板のAT横葺きです。
■ ガルバリウム鋼板とは?
「ガルバリウム鋼板」とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキされた鋼板のことです。
トタンなどと比べても圧倒的にサビに強く高耐久な鋼板です。
■ AT横葺きとは?
「AT横葺き」は、横方向に板金を重ねて施工する横葺きという工法の一種で、特に次のような特徴があります。
▼ 特徴
・すっきりした水平ラインで、シャープな印象に
・縦ハゼ葺きよりも施工が比較的しやすく、コストも抑えめ
・雨仕舞いも良好で、住宅から別荘、倉庫、アパートまで幅広く対応
◆役物(やくもの ケラバカバー・棟板金)取り付け 最後の仕上げです
動画で工程をご紹介 ~ケラバカバー取り付け~
※大きな音がします。ご注意ください

こちらは「ケラバ」と呼ばれる屋根の側面の端部分の施工写真です。
【ケラバとは?】
屋根の左右の端の部分で、雨風の影響を受けやすい場所です。
板金で覆うことで耐久性が高まり、美しい仕上がりになります。
まずは下地となる「ヌキ板」をしっかり取り付けて、板金を固定できるように準備しています。
下地材は木材ではなく樹脂製のヌキを使っています。
木材では将来的に腐食する可能性がありますが、樹脂製はその心配がありません。

続いて、屋根の頂上部分「棟」の下地「ヌキ板」を取り付けました。
ケラバ同様、樹脂製のヌキ板を使用していますよ。
【棟とは?】
屋根の頂点にあたる部分で、左右の屋根面が合わさるラインのことです。
雨水の侵入を防ぐために棟板金でしっかりカバーします。
下地板がないと棟板金がしっかり固定できないので、とても大事な工程です。

「ケラバ板金」と「棟板金」を取り付けました。
板金は屋根の端や棟を雨水から守り、風で飛ばされにくくする役割を持っています。
今回のガルバリウム鋼板屋根に合わせた色味で仕上げているので、統一感があって美しいですね。
動画で工程をご紹介 ~完成した屋根を動画でご覧ください~
※大きな音がします。ご注意ください

完成した屋根の全景写真です。
新しいガルバリウム鋼板屋根は光沢があり、築40年の別荘がまるで新築のように生まれ変わりました。
耐久性も格段にアップし、これからも安心して長くお使いいただけます。
工事概要
■工事種類: スレート屋根にGL鋼板をかぶせるカバー工法
■施工面積: 153㎡
■使用屋根材:セキノ興産 AT横葺き カラー:ロクショウ
■施工期間: およそ10日間
■工事費用: 1,750,000円(税込み)

【イメージ通りに仕上がって主人ともども感謝しています。
職人さんも、担当営業さんも「プロ」の仕事をされていました。口コミ通りの会社でした。
購入して間もない家なのでいろいろ不具合も出てくると思いますが、総合リフォーム会社さんということで、何かありましたらまた相談させていただきます】
関連記事~お客様の声
築30年を超えたスレート屋根の劣化は早めのメンテナンスが重要です
今回のようにガルバリウム鋼板を重ねるカバー工法は、既存屋根を撤去しないため工期が短く、費用も抑えられます。
また、田島ルーフィングのタディスセルフや遮熱シートのサーモバリアなど、高性能な資材を使うことで長持ちする屋根に仕上げられます。
長野県中南信地域の別荘や住宅で屋根のお悩みがあれば、ぜひ街の屋根やさん松本諏訪平店にお気軽にご相談くださいね。
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◆出身:神奈川県横浜市
◆資格:外装劣化診断士
第一種衛生管理者
一般建築物石綿含有建材調査者
石綿作業主任者
◆趣味:ゴルフ
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