みなさんこんにちは
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今回は岡谷市で行った屋根葺き替え工事の様子をご紹介します。
トタン屋根のガレージとセメント瓦の平屋の住宅部分がつながった作りで、住宅部分のセメント瓦を軽量のSGL鋼板屋根に葺き替えました。がレジのトタン屋根は塗装をしています。
工事の様子をご紹介しながら、セメント瓦からSGL鋼板に葺き替えるとどのくらい屋根が軽くなるかもご説明します。

街の屋根やさん松本諏訪平店では有資格の経験豊富なスタッフが屋根や外壁の問題を解決します。
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お家の全景です。
住宅部分がセメント瓦、付属するガレージがトタン屋根でできています。
ガレージ前が広くなっているので工事車両をこちらに入れて撤去した瓦などを搬出しました。
アスファルトを敷きなおしたばかりということで傷つけないように養生をして作業しています。

まずはセメント瓦の撤去からです。
セメント瓦1枚の重さはおよそ3㎏、今回の屋根は53㎡16坪の大きさでした。
乗っていた瓦の枚数は900枚以上で総重量2,700㎏あまりです。
小さめの屋根でしたがそれでも3t近くの重さの瓦が乗っていたことになります。
よくある屋根の大きさはこの倍なので5t～6tです。
これを1枚1枚剥がして、ガレージ前の2tトラックに投げ入れます。
ガレージ屋根を渡らなければならないので、ガレージ屋根に養生、下のアスファルトにも養生をして傷つけないように慎重に作業しました。

諏訪地区の瓦は和瓦でもセメント瓦でもほとんどの場合、乾式方式といって横方向に取り付けた瓦桟（かわらざん　桟木とも言います）という角材に引っ掛けて止める方式をとっています。
こちらの屋根もそうでした。葺き替えにこの瓦桟も必要ないので撤去します。
ちなみに乾式の対義で湿式という止め方もあります。
湿式は屋根の上に土を載せて土で瓦を固定する方式です。
乾式よりもさらに重い重量が屋根に乗っています。
私が知る限り湿式の屋根は諏訪地区では見たことがありません。

次に野地板として12㎜厚の構造用合板を敷設します。
野地板は屋根材の下地になる板です。
左の写真のスカスカの板が既存の野地板です。
昔は文字通り板を使っていました。
板が変形したり痩せたりしてこのように隙間のある野地板になってしまっていました。
雨漏りもあったということなので、この隙間から雨が入ったものと思われます。
今は新築でもリフォームでも910㎜×1820㎜、12㎜厚の構造用合板（ベニヤ）を使っています。
つなぎ目が少ないので雨が入る隙間が減少します。12㎜の厚さが強度も出します。
構造用合板の1枚の重さは約11㎏、1枚の面積は約1.65㎡です。
今回の屋根では構造用合板65枚使っています。重さにして700㎏あまりです。

次にルーフィングの敷設です。
ルーフィングは防水シートのことで、ルーフィングがしっかりしていれば雨が漏ることはありません。
弊社では標準でチャンピオンルーフィングというルーフィングを使用します。
樹脂シートの裏表に紙を貼ったルーフィングで基材が樹脂なので簡単に破れることはありません。
変形や捲れなども起きません。
太陽光にさらられることのない部材なので半永久的に使えるルーフィングです。
1巻で幅１ｍ×20m、10㎝位重ねて貼るので1巻18㎡、今回の工事では3巻使っています。
1巻の重さは13㎏程なので全部で40㎏位になります。

最後に新しい屋根材を取り付けます。
使用した屋根材はビルトマテリアル株式会社のGMルーフ、ガルバリウム鋼板製の屋根材で、最近ご提案することが多くなってきた屋根材です。
1坪（3.3㎡）当たりの重量が16㎏、今回の屋根は16坪だったので屋根材合計の重さが256㎏です。
これで今回セメント瓦を撤去して新しい屋根を葺き替えた重量が出ました。
もともとのセメント瓦が2,700㎏、これを撤去して、構造用合板715㎏+ルーフィング39㎏+屋根材256㎏＝1,010㎏が新たに屋根に乗りました。
およそ3分の1の重さになったことになります。
古い建物でしたが、屋根が軽くなったので柱などにかかる重量負荷も軽減されました。

ガレージ屋根のトタン部分は塗装してきれいになっています。
雨漏りも解消され建物にかかる屋根の重量も軽減されて安心してお過ごしいただけると思います。

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　〇この現場の岡谷市ってこんな街　　　　　　　　　　　　　　　　　　

戦前の製糸工業から戦後精密工業へと移っていったものづくりの人口4.8万人の都市が岡谷市です。
諏訪湖のほとりに位置していて全国有数のつつじの名所として知られている鶴嶺公園はじめたくさんの自然に囲まれています。
また、ウナギの町岡谷としても知られています