塩尻市で雪止め設置工事を行いました。
新築のお家に入居したばかりお若いご夫婦で、新しい生活を楽しみにされていたことと思いますが、南側の隣家が密接していて、ご自身のお家の屋根にはソーラーパネル、落雪するとお隣のお家の物置に当たる危険があることに気が付き、すぐに雪止めの設置を検討されたようです。まずはハウスメーカーに問い合わせをしたところ、足場込みで30万円近くの見積もりが出てきたそうです。そこでインターネットで検索して出てきた弊社にお問い合わせいただきました。弊社の見積もりは20万円弱、１０万円安い弊社にご依頼いただきました。

雪止めを設置する南面は隣家が近く、はしごを立てることもできません。１面だけ足場を立てて作業をすることにしました。お隣の物置が見えるかと思います。確かに落雪すると直撃する距離角度です。

下見した際にもはしごが掛けられず、軒先からソーラパネルまでの距離などが、図面でしか確認できませんでした。往々にして図面通り設置されていないことが多いので、足場を架けて状況を確認してから最適な雪止めをチョイスします。
ウィングタイプの雪止めが１列並んでいますが、どう見てもパネルから落ちてきた雪を止めることはできそうにありません。これではお隣への落雪が気になって安心して生活できないと思います。

最適な雪止めがこれです！
GB工業のスノーメルトソーラーパネル用Z-1という商品です。ステンレス製なのでサビることもなく長期間活躍してくれる雪止めです。

奥行きが150ｍｍと狭めなので、軒先からパネルまでの距離が短くても取り付けることができます。高さも通常のものより8ｃｍほど高いので、パネルから落ちてきた雪も受け止めてくれます。幅は910ｍｍ、標準的なサイズです。
今回はこのスノーメルトZ-1を５枚、約4.5ｍ分取り付けます。

新しい雪止めの止め方はいろいろ方法があるのですが、ステンレスの針金を既存のウィングタイプの雪止めに縛り付ける方法が一番安く済む方法です。ステンレス製の針金なのでこちらもサビることはありません。しかも丈夫です。

通常ウィングタイプの雪止めは前の列の雪止めの間に後ろの列の雪止めを取り付けるという、2列を交互に取り付ける千鳥式なのですが、このお家の既存雪止めは1列しかありません。2列あれば問題なく取り付けることができるのですが・・・
したなくソーラーパネルの架台も利用して取り付けています。

比較的パネルと軒先の距離があったので屋根に上って作業できました。
そうは言っても６ｍ近い高さでの作業です。怖さもあるかと思います。しっかりと安全対策を講じて作業しています。

取り付けが終わりました。朝一番で足場を立ててもらい、その後雪止め設置の作業、夕方足場をばらして終了です。
まだ入居して冬を迎えていない若いご夫婦ですが、これで安心して冬を迎えることができるかと思います。
ソーラーパネルを乗せる新築のお家は増えてきていますが、ほとんどのハウスメーカーさんは積雪や落雪のことは計算されていないと思います。そこまでの気遣いができるハウスメーカーさんは人気が出ると思いますが・・・
弊社でもソーラーパネル絡みの雪止め設置は何件も手掛けてきました。実績もノウハウもハウスメーカーさんよりあると思います。もし落雪でお困りの際は街の屋根やさん松本諏訪平店までお問い合わせください。
調査、点検、お見積もりは無料です。