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各務原市で屋根工事|葺き替え工事でモニエル瓦から陶器瓦へ!
【工事のきっかけ】
築28年のM様邸では、数年前から屋根材の色あせや一部の割れが目立ってきていました。
最近になり、訪問業者による屋根の指摘が増えてきて不安に思われたM様からご相談をいただきました。
点検に伺うと、モニエル瓦の劣化と防水層の弱まりが原因で、雨漏りのリスクが高い状態でした。
「今後も長く安心して住みたい」とのご希望で、葺き替え工事を決断されました。
経年による劣化が見られたため、耐久性のありメンテナンス性の良い陶器瓦を選定しました。
基本情報
こんにちは、街の屋根やさん岐阜店の天野です。
今回は各務原市にお住まいのM様邸で、屋根の葺き替え工事を行いました。
屋根のメンテナンスは放置すると雨漏りや内部構造の腐食につながるため、早めの対応が大切です。
今回はスーパーガルテクトも候補にありましたが、耐久性や雰囲気がご自宅に合う陶器瓦を選びました!

【モニエル瓦の特徴】
モニエル瓦(正式名称:乾式コンクリート瓦)は、1970年代~1990年代にかけて日本全国で多く使われた屋根材です。セメントを主成分としていて、着色スラリー(色付きのセメント塗料)で表面をコーティングしてあるのが大きな特徴です。
🔍 主な特徴
| 特徴 |
説明 |
| 🧱 素材 |
セメントと砂を混ぜて固めたコンクリート製 |
| 🎨 表面塗装 |
着色スラリー(厚塗り塗装)が施されており、ザラザラした質感 |
| ⚖️ 重量 |
一枚が重く、屋根全体に負担がかかる(瓦全体の中でも重い部類) |
| ⏳ 耐久性 |
表面塗装が劣化しやすく、10~20年で再塗装が必要になることが多い |
| 🧽 劣化の特徴 |
表面が剥がれて粉状になったり、コケやカビが付きやすくなる |
| 🔧 塗装NGポイント |
表面のスラリー層があるため、再塗装の際には高圧洗浄と下地処理が非常に重要(しっかりしないと剥がれやすい) |
| 🛠️ 廃盤製品 |
多くのメーカーが生産終了しており、部分補修が難しいケースも |
⚠️ 注意点・リスク
-
表面のスラリー層が風化すると、塗装が密着しづらくなるため、再塗装工事には高い技術が必要です。
-
吸水性が高いため、長年放置すると内部に水が染み込み、割れやすくなる傾向があります。
-
製造が終了しているため、部分的な差し替えが難しい(在庫がない)
※この記事では、M様邸で行った屋根葺き替え工事の様子をご紹介します。
モニエル瓦から陶器瓦への変更により、耐久性・見た目ともに生まれ変わった屋根をご覧ください!

◆既設屋根材の解体(モニエル瓦)
屋根に上がってみると、モニエル瓦の表面の塗膜が剥がれ、コケやカビもついている状態でした。
踏むと割れてしまいそうな瓦もあり、全体の強度がかなり落ちていました。
丁寧に1枚ずつ取り外し、廃材を撤去しました。

裏面にはクボタ製のマークがありました

少しづつ解体が進んでいきます
黒い部分はルーフィングです。
以外にもルーフィングの状態は良く大きな破れ等はありませんでした。

瓦・瓦を取り付ける為の瓦桟を撤去した状態です。
ルーフィングは防水性もまだあるのでそのまま残す事にしました。

解体工事はほぼ一日かかったので
次の下地工事は翌日にするので一旦ブルーシートで養生を行います。

◆下地工事(針葉樹合板の増し張り補強)
既存の野地板はところどころ傷んでいたため、針葉樹合板12mmを増し張りして補強しました。
この工程は見えない部分ですが、屋根の寿命を大きく左右する重要な作業です。
手抜きせず、しっかりと固定することで後の瓦の安定性が高まります

◆防水シート貼り(改質アスファルトルーフィング)
下地の上には防水シートを貼って、雨水の侵入を防ぐ対策を行います。
使用したのは「改質アスファルトルーフィング」という高性能なシートで、長期間防水性を維持できます。
万が一瓦の隙間から水が入っても、このシートがしっかりブロックしてくれます。

全面にルーフィングを貼ることが出来ました。
これで雨が降っても問題ありません。

■ 瓦桟って何?
瓦桟とは、瓦を屋根に固定するために野地板(屋根の下地)に打ち付ける細長い木材のことです。
この木材の上に瓦を引っ掛けて、ずれないように並べていきます。
🔧■ なぜ必要?

荷上げ機(リフト)や瓦揚げ機を使用することで、安全かつ効率的に運びます
(2階建て以上のお宅では特に活躍します!)

ヨーロッパの伝統が息づく二つ山の美しいフォルム
ヨーロッパの伝統が息づく二つ山の美しいフォルムが特徴。雨風の浸入を防止するウォーターブレーキング機能とウォータージャンプ機能を備え、2.5寸といった緩勾配から安心してご使用できます。

荷上げ機(にあげき)とは、地上から屋根の上へ瓦や建材を運ぶための専用の昇降機械です。
特に瓦のように重くてかさばる資材を安全・効率よく屋根上に運ぶために使います

瓦を一枚一枚釘で固定していきます。

棟部分の仕上げを行います
棟部分は乾式工法で仕上げます。
乾式工法とは従来の漆喰を使用した棟の仕上げではなく
防水テープを使用した棟の仕上げとなります。
屋根は、家を守るとても大切な部分です。
見えないところで傷んでいることが多く、放置すると大きな被害につながることも。
少しでも不安を感じたら、早めの点検とメンテナンスをおすすめします。
屋根のことでお困りごとがあれば、私たち街の屋根やさん岐阜店へお気軽にご相談ください。
フリーダイヤル【0120-773-811】までお電話ください!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-gifu@home-kenzai.co.jp
ホーム建材株式会社
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株式会社成田屋根工事店
〒509-0214
岐阜県可児市広見6丁目110−1
タウニーワン102

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