屋根の漆喰（しっくい）は、瓦屋根における非常に重要な部分で、以下のような役割と重要性があります。

🏠 漆喰の重要性とは？

1. 瓦を固定・保護する役割

• 漆喰は、棟（むね）瓦やのし瓦をしっかりと固定し、屋根全体の構造を安定させる役割を担っています。

• 風や地震による瓦のズレや落下を防ぎます。

2. 雨水の侵入を防ぐ

• 漆喰がしっかり施工されていることで、内部の土や構造材に雨水が浸入するのを防ぐことができます。

• 雨漏り防止にもつながります。

3. 屋根の劣化防止

• 漆喰が劣化すると、内部の土が流れ出たり、瓦が動いて屋根全体の劣化が進む原因になります。

• 早めの補修・点検が大切です。

⚠️ 漆喰の劣化サイン

• ひび割れや剥がれ

• 白い粉やカケラが落ちてくる

• 瓦がズレている

✅ 定期的な点検・補修がカギ

屋根の漆喰は、15年〜20年に一度のメンテナンスが推奨されます。
外からは見えにくい部分なので、専門業者による点検が安心です。

漆喰工事のいちばん重要な事ですが古い漆喰を撤去して塗り直す事です。

古い漆喰の上に塗り重ねをしてしまうと
密着性も悪く、劣化もはやくなります。

訪問業者や飛び込み業者による漆喰の重ね塗り施工が横行していますのでご注意ください

工事のビフォーアフター写真

棟と鬼瓦との取り合いに漆喰が塗られています。
同じ様に漆喰を塗ることもできますが最近は瓦用のコーキングにて隙間を埋める方法が主流です。

こちらの方が漆喰よりも長持ちしますのでお勧めです

写真は棟の端っこの部分です
この部分にも漆喰が塗られておりましたが風化して漆喰が剥がれています。

こちらの部分には板金で瓦の形に加工をして取り付けます。
先程と同様に漆喰よりも長持ちしますのでおすすめとなっております。

キレイに漆喰が仕上がりました。
コテを使い分けて細部まで塗っていきますので職人さんの技術が感じられます。