葺き替え工事の流れ　調査から工事完了まで

🏠 屋根葺き替え工事の一般的な流れ

① 現地調査・点検

• 専門業者が屋根の状態をチェック

• 劣化状況や雨漏りの有無を確認

• 工法や使用材料の提案、見積もり作成

② 足場の設置・養生

• 安全確保のため足場を組む

• 建物や庭、周囲を養生シートで保護

③ 既存屋根材の撤去

• 古い屋根材（瓦、スレート、鋼板など）をすべて剥がす

• 廃材は分別して適切に処分

④ 野地板の確認・補修

• 屋根の下地となる「野地板（のじいた）」を点検

• 腐食・劣化がある場合は補修や張り替え

⑤ ルーフィング（防水シート）の施工

• 野地板の上にルーフィング（防水シート）を敷設

• 雨水の侵入を防ぐ大事な工程

⑥ 新しい屋根材の取り付け

• 瓦、スレート、金属屋根など選んだ屋根材を施工

• 屋根の形状や素材に合わせて丁寧に張り進める

⑦ 仕上げ・役物（やくもの）取付

• 棟板金、雨押え、谷樋などの細かい仕上げ材を設置

• 雨漏りしやすい部分の処理を丁寧に

⑧ 清掃・最終確認

• 現場を清掃して仕上がりチェック

• 問題がなければ工事完了！

⑨ 足場の解体・撤去

• 足場と養生を撤去

• 近隣への挨拶と報告

⏰ 工期の目安

• 約5～10日程度（天候や屋根の面積・構造によって変動）

実際の工事の流れを紹介

施工前の屋根です。
葺き替え工事ほか、屋根工事では基本的に足場が必要となります。

それは職人への安全性の確保のほか、工事の品質にも影響しまうので基本的に足場を組んでいく必要があります。

施工前の屋根は陶器瓦でした。
こちらは従来の土葺きでの瓦葺きがされていましので1坪あたり約300kg程の重量がかかっておりました。

ルーフィング（防水シート）は、屋根材の下に敷く防水層であり、雨水や風による吹き込みから建物内部を守る重要な役割を担っています。

🔧 ルーフィングの重要性

• 二次防水の役割
  屋根材だけでは防ぎきれない雨水を、下からしっかりガードします。

• 雨漏り防止
  屋根材の隙間や劣化から侵入した水が、屋内に届かないようにします。

• 住宅の寿命を延ばす
  木材や断熱材への水の侵入を防ぎ、構造材の劣化を防止します。

• 台風・豪雨時の備えに
  強風や大雨でも、万が一の備えとして安心感を提供します。

屋根を長持ちさせたいなら、「ルーフィングをしっかり施工すること」がとても大切です。
リフォームや葺き替えの際は、高耐久なルーフィング材を選ぶのもおすすめです。

今回は遮熱機能を持ち合わせたルーフィングを採用しました。

ルーフィングも様々な種類がありますので
街の屋根やさん岐阜店に一度ご相談下さい

棟に関しては選べますが
今回は同質役物（屋根本体と同じ素材の棟部材）で
棟を仕上げます。
一体感が出てとてもかっこいいですね

ルーガについて簡単な特徴を紹介

屋根材「ルーガ（ROOGA）」は、ケイミュー（KMEW）社が開発した次世代の軽量屋根材です。
以下に「ルーガ」をおすすめする理由をわかりやすくまとめました👇

🏠 ルーガをおすすめする理由

1. 軽量で地震に強い

• 従来の瓦の約1/2〜1/4の軽さで、建物への負担を軽減。

• 屋根が軽くなることで、耐震性が向上します。

2. 高い耐久性・耐候性

• セメント系の素材に特殊なコーティング処理を施しており、紫外線や風雨に強い。

• 色あせしにくく、長く美しい外観を保ちます。

3. 割れにくく丈夫

• 通常の瓦と違い、落下や衝撃に強い構造。

• 雹（ひょう）や強風にも高い耐性があります。

4. デザイン性の高さ

• 瓦らしい風合いを持ちながら、現代住宅にも合うデザイン。

• 「ROOGA 雅（みやび）」と「ROOGA 鉄平（てっぺい）」など、好みに合わせた選択が可能。

5. メンテナンスコストの削減

• 色あせ・劣化が少なく、再塗装や修理の頻度を減らせるため、長期的にコストを抑えられます。

✅ こんな方におすすめ！

• 「地震が心配だから、屋根を軽くしたい」

• 「瓦のような見た目が好き。でも割れやすさは気になる」

• 「メンテナンスの手間を減らしたい」

• 「和風・洋風どちらの家にも合うデザインがいい」