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熊取町で和瓦に亀裂が入り淡路特上瓦に屋根を葺き替えしました 約185万円 (工期7日)
熊取町 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
屋根の点検を行ったところ、屋根の瓦256枚に亀裂が入っているとの事をお伺いしました。
このまま放置すると瓦の割れ目から雨漏りする場合があるとお伺いし、大掛かりな工事になりますが、屋根の葺き替え工事を行うことになりました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:7日
- 築年数:約45年
- 使用材料:ゴムアスファルトルーフィング,日本瓦特上瓦,土・銅線,瓦止スクリューステンレス釘,面戸漆喰,軒先雀口面戸

こんにちは、街の屋根やさん岸和田店です。
今回は熊取町の2階建てにお住まいのA様邸で屋根の点検を行いました。
作業員が梯子を使って2階の屋根に上がり、丁寧に点検していきます。
A様邸の屋根は面取り和瓦という伝統的な日本瓦が使われていました。
面取り和瓦とは、瓦の縁の角を斜めに削り取って丸みを持たせた日本瓦のこと。
和瓦は耐久性に優れていますが、経年劣化により様々な問題が発生することがあります。
熊取町のA様邸で玄関のスレート屋根に劣化が見られました

熊取町のA様邸の玄関部分の屋根はスレート屋根でした。
スレート屋根とは、セメントを主原料とした薄い板状の屋根材のことです。
A様邸のスレート屋根は、経年劣化により塗膜が剥がれている状態でした。
塗膜が剥がれると防水性能が低下し、雨漏りのリスクが高まってしまいます。
熊取町のA様邸で256枚もの和瓦に亀裂を発見しました!

熊取町のA様邸の面取り瓦には、錆がついたり、瓦の表面が白っぽくなっている状態が見られました。
瓦の表面が白っぽくなるのは、瓦の内部の成分が表面に浮き出てくる白華現象という劣化のサインです。
これは瓦が水分を吸収し始めている証拠で、放置すると亀裂につながります。

熊取町のA様邸の和瓦の表面には、経年劣化により亀裂が入っている状態でした。
屋根全体を詳しく点検したところ、なんと256枚もの瓦に亀裂が入っていることが判明しました。
これだけ多くの瓦が損傷していると、雨漏りのリスクが非常に高く、早急な対応が必要です。

熊取町のA様邸の瓦と瓦の隙間にはコケが生えていました。
コケが生えるのは、屋根が常に湿った状態になっているためです。
日当たりが悪い場所や、瓦の劣化で水はけが悪くなった部分にコケが発生しやすくなります。
コケは見た目だけでなく、瓦の劣化を早める原因にもなります。
熊取町のA様邸で下屋の点検で亀裂を発見し葺き替え工事を提案

熊取町のA様邸の下屋の様子になります。
下屋とは、1階部分にある屋根のことを指します。
写真で見ると綺麗に見えて異常がなさそうですが、実際に屋根に上がって瓦の状態を点検すると、瓦に亀裂が入っているところが複数ありました。
お客様には亀裂の入っている瓦の枚数を詳しくご報告し、屋根葺き替え工事のご提案をさせていただきました。
屋根の葺き替え工事は、今ある屋根の瓦を撤去して、新しい瓦に交換するという大掛かりな工事になりますが、瓦を新しく交換すると、新築のような見た目に生まれ変わります。
後日、お見積書を提出し、工事のご依頼をいただきました。
熊取町のA様邸に屋根葺き替え工事のために昇降機を設置

熊取町のA様邸の屋根葺き替え工事を行うために、まずは、A様邸の近隣に、工事中はご迷惑をおかけすることになるので、粗品を持ってご挨拶に回らせていただきました。
ご挨拶を終えいよいよA様邸の屋根の葺き替え工事が始まります。
熊取町のA様邸の屋根葺き替え工事を行うために、まずは、昇降機を設置しました。
昇降機とは、重い資材を屋根に運んだり、古い瓦を地上に降ろしたりするための機械です。
A様邸の屋根の瓦は枚数も多く、人力で運ぶのは大変なので、昇降機を使って効率的に瓦を移動させます。
熊取町のA様邸で安全な作業のために足場を設置しました

屋根工事は高所での作業になるため、足場が必要になります。
足場職人が事前に現場を訪れ、足場がお客様の敷地内に立てられるか、どのように設置するかを調査します。
足場とは、高所で安全に作業を行うための仮設の作業台のことです。
足場を立てたら、メッシュシートを取り付けます。
メッシュシートとは、工事中の飛散物を防ぐための網目状のシートです。
足場があることで、作業員が道具を仮置きしたり、複数人で同時に作業できるため、工事をスムーズに進めることができます。

熊取町のA様邸の足場が立ったので、いよいよ今ある和瓦をめくって撤去します。
次に瓦の下にある葺き土も撤去します。
葺き土とは、瓦を固定するために使われていた土のことです。
めくった瓦と葺き土は、昇降機で地上に降ろして処分します。
熊取町のA様邸の屋根葺き替え工事に必要な資材を搬入

熊取町のA様邸に新しく葺き替えるための淡路特上瓦が搬入されました。
淡路特上瓦とは、兵庫県淡路島で作られる高品質な日本瓦のことです。
淡路特上瓦は、400年以上の歴史を持ち、耐久性と美しさで知られています。
淡路特上瓦は、強度が高く、寒暖差にも強いため、長持ちする屋根材として人気があります。

熊取町のA様邸に淡路特上瓦を引っ掛けて固定するための桟木が搬入されました。
桟木とは、瓦を固定するために屋根に取り付ける細長い木材のことです。
瓦を桟木に引っ掛けて固定する方法を『引っ掛け桟瓦工法』と言います。
この桟木には防腐剤が入っています。
防腐剤が入っている理由は、雨や湿気から木材を守り、腐食やカビの発生を防ぐためです。

熊取町のA様邸に防水ゴムアスルーフィングが搬入されました。
防水ゴムアスルーフィングとは、アスファルトにゴムを混ぜた防水シートのことです。
屋根の下地に張ることで、万が一瓦から雨水が侵入しても、屋根の内部への浸水を防ぎます。
屋根の防水性能を高める重要な役割を果たします。

熊取町のA様邸の屋根の野地板の上に防水ゴムアスルーフィングを張ります。
野地板とは、屋根の骨組みの上に張る板のことで、屋根材を支える下地になります。
防水シートを張るときは、屋根の軒先(下側)から棟(上側)に向かって張っていきます。
軒先とは、屋根の下側のことを言います。
棟とは、屋根の一番高い所のことを言います。
軒先から棟に向かって張るのには理由があり、雨水が流れる方向に沿ってシートを重ねることで、雨水の侵入を確実に防ぐためです。
熊取町のA様邸に壁際水切りを取り付けて雨仕舞します

熊取町のA様邸の屋根と外壁の隙間から雨水が入らないように壁際水切りを取り付けます。
壁際水切りとは、屋根と壁の接合部に取り付ける板金のことで、雨水をスムーズに排水する役割があります。
この部分は雨漏りが発生しやすい箇所なので、丁寧な施工が重要です。
板金板は、板金職人が必要な長さに加工します。
板金板の両端を現場で折加工します。
板金板の両端は、現場で板金職人が板金ハサミを使って折り加工します。
板金板の両端を折って折加工する理由は、板金の端を折り曲げることで、雨水が板金の下に入り込むのを防ぎます。
また、折り曲げることで板金の強度が増し、風圧に強くなります。
さらに、鋭い切断面を折り返すことで安全性が高まり、見た目も美しく仕上がります。
この折加工は雨仕舞という防水処理の重要な技術です。
雨仕舞とは、雨水が建物内部に侵入しないように適切に処理することです。職人の技術が光る重要な作業です。

板金板の裏側にボンドをつけ、外壁と屋根の間に取り付けます。
取り付けたら、ビスで固定します。
ビスで固定したら、外壁と板金板の接合部や、板金板と板金板の継ぎ目にシーリング材を充填します。
シーリング材とは、白いペースと状の充填材で、この充填材で隙間を埋めることにより、雨水の侵入を防ぐことができます。
板金板の角は、板金板を重ねて繋げます。
熊取町のA様邸の屋根の上で、瓦職人が墨出し作業を行います

次に屋根材を設置するため、瓦職人が大屋根に上がり墨出し作業を行います。
墨出し作業とは、瓦を綺麗に並べるための基準線を屋根に引く作業のことです。
この作業が正確でないと、瓦が歪んで美しく仕上がりません。
この作業は、屋根の葺き替え工事で最も大切な作業になります。

熊取町のA様邸の下屋の屋根も瓦職人が丁寧に墨出し作業を行います。
大屋根と下屋で瓦の並びが揃うように、慎重に基準線を引いていきます。この丁寧な準備作業が、美しい仕上がりにつながります。

作業員が電動のこぎりを使って下屋に桟木を取り付けるため、桟木を屋根の長さに合わせて加工します。
現場で正確にカットすることで、無駄なく効率的に作業を進めることができます。

次に大屋根にも桟木を取り付けるため、エアー工具という専用の工具を使って桟木を屋根材に固定します。
エアー工具とは、圧縮空気の力で釘を打ち込む工具のことで、手作業より早く確実に固定できます。

次に釘打ち機という専用の工具を使って、屋根材に桟木を固定します。
釘打ち機を使うことで、均一な力で確実に釘を打ち込むことができ、桟木がしっかりと固定されます。
熊取町のA様邸の屋根の軒にスズメ口の塞ぎ部材を取り付け

熊取町のA様邸の屋根の軒にスズメ口の塞ぎ部材を取り付けます。
スズメ口とは、瓦と軒先の間にできる三角形の隙間のことです。
スズメ口の塞ぎ部材とは、この隙間を塞いで鳥や虫の侵入を防ぐための部材になります。
熊取町のA様邸の屋根に淡路特上瓦を葺きスクリュー釘で固定

熊取町のA様邸の屋根の桟木の固定が完了したら、軒先から棟に向かって淡路特上瓦を瓦職人が1枚1枚葺いていきます。
職人が丁寧に瓦を並べることで、美しく機能的な屋根に仕上がります。
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瓦を葺く時は、瓦を桟木に引っ掛けて、金槌とスクリュー釘2本で瓦を固定します。
スクリュー釘とは、ネジのような螺旋状の溝がついた釘のことです。
スクリュー釘は、ステンレス製で錆に強く、普通の釘よりも引き抜きに強く、台風などの強風にも耐えらることができます。
<関連記事>
・和泉市の引っかけ桟瓦葺きの屋根の修理工事を行いました!
熊取町のA様邸の玄関ポーチの屋根にスレート瓦を葺きます

熊取町のA様邸の玄関ポーチの上部の屋根には、スレート瓦を葺きます。
スレート瓦とは、セメントを主原料とした薄い板状の屋根材のこと。
スレート瓦は軽量で施工しやすく、コストパフォーマンスに優れた屋根材です。
和瓦とスレート瓦を使い分けることで、デザイン性と機能性を両立させています。
<関連記事>
・岸和田市上松町のスレート瓦の屋根葺き替え工事
熊取町のA様邸の瓦を保護するために貫板(ぬきいた)を取り付け

熊取町のA様邸の屋根に淡路特上瓦を葺き終わったら、瓦を保護するために貫板(ぬきいた)を取り付けます。
貫板とは、屋根工事で使用される細長い木材のことで、瓦を面で押さえて安定させる役割があります。
貫板は、作業員が手渡しで屋根に上げて取り付けていきます。

次に熊取町のA様邸の瓦と瓦の間の隙間に面戸漆喰(めんどしっくい)を詰めます。
面戸漆喰とは、屋根瓦の隙間を埋めるために使われる漆喰(しっくい)のことです。
漆喰は粉末状ですが、水と混ぜ合わせて瓦職人が適度な硬さに練り上げます。
面戸漆喰を詰めるのは、雨水の侵入を防ぎ、瓦を固定して、鳥や虫の侵入を防ぐためです。
漆喰の硬さは非常に重要で、柔らかすぎると固定力が落ち、硬すぎるとひび割れが起こりやすくなり雨漏りの原因になります。

これで、熊取町のA様邸の下屋の屋根の葺き替えが完成しました。
淡路特上瓦が美しく並び、新築のような綺麗な屋根になりましたね(*’▽’)
しっかりとした防水処理と丁寧な施工で、安心して長く使える屋根に仕上がりました。
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・岸和田市天神山町の淡路産特上和瓦の葺き替え工事

熊取町のA様邸の玄関の上の屋根にスレート瓦を葺いたので、綺麗な屋根になりました。
お家の顔となる玄関部分が美しく生まれ変わり、お客様にも大変喜んでいただけました。

これで、熊取町のA様邸の屋根葺き替え工事は完成になります。
屋根葺き替え工事は大掛かりな工事になりますが、屋根を葺き替えたことで雨漏りの心配もなくなり、綺麗な屋根で安心して生活することができます。
お客様より「まるで自分の家が新築のように見える!」とお喜びいただけました。
お客様のお家の屋根は大丈夫ですか?
屋根の劣化はご自身ではなかなか気づきにくいものです。
街の屋根やさん岸和田店では、無料で屋根点検を行っています。
南大阪地域にお住まいの方で、お住まいのことでお悩みがございましたら、お気軽にご相談くださいね。
屋根葺き替え工事
工期 7日間
工事価格 約185万円(税込)
(既設セメント瓦撤去工,同上搬出産廃処分費,屋根施工費,漆喰塗り,諸経費含む)
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