貝塚市の屋根塗装の施工事例・スレートの劣化症状もご紹介します！
貝塚市 足場
【工事のきっかけ】
「昨日の雨で雨漏りして1階まで水が入ってきたんです」貝塚市にお住いのK様より雨漏りのご相談をいただいたことがきっかけでスレート屋根の塗装工事を行ことになりました。
K様邸は陶器瓦とスレート葺きの屋根があり、雨漏りの原因は陶器瓦との取り合いの谷樋でした。
雨漏り修理を行なうとともに、塗り替え時期にきていたスレート屋根の塗装も行っています。
屋根で使用した塗料は日本ペイントの屋根専用遮熱塗料「サーモアイSi」です。
色褪せた屋根に艶が戻り美観性・耐久性共に向上しました！
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：足場
- 施工期間：5日間
- 築年数：約42年
- 施工費用：足場費用・・約19万円 屋根塗装・・約25万円（それぞれ税込み）
- 使用材料：シーラー、日本ペイント・サーモアイSi、ファインウレタン
- 保証年数：2年
貝塚市にお住いのK様より雨漏りのご相談をいただき現地調査を行いました。
雨漏りの原因は陶器瓦とスレート葺きの屋根の取り合いに設置されていた谷樋の可能性があり、谷樋交換工事を行いました。スレート屋根の塗替え時期も迎えていたので、同時に塗装するご提案をさせていただき工事に至ります。
【貝塚市K様邸の谷樋工事はこちら】
谷樋交換 ➡ 貝塚市の谷樋交換工事で瓦を1列撤去！大量の雨水にも対応可能です！
まずはK様邸で使用されている屋根材、スレートについて少しお話したいと思います。
スレートはセメントと繊維質が主原料の平らな板状の屋根材のことで、厚みは約5mmほどです。
デザインや色が豊富なのでお家の外観に合わせることができ、人気があります。
スレートはセメントと繊維質が主原料なので、もともと水を吸い込む性質があるため、製造の段階で表面を塗装して防水性を持たせています。その塗膜は紫外線や雨風などの影響で次第に劣化してきますので、そうなると雨水などの水分を吸収してしまい、様々な劣化症状を引き起こしてしまいます・・・！
【関連記事】
スレートについて ➡ スレート屋根（コロニアル、カラーベスト）のチェックポイントとメンテナンス方法
屋根・外壁塗装について ➡ 屋根塗装・外壁塗装で屋根と外壁の防水性を回復させる
スレートの塗膜が劣化すると以下のような劣化症状を引き起こします。
①色褪せ
②苔・カビの発生
③反り・ひび割れ
スレートの塗膜が劣化すると剥がれてきますので、全体的に色褪せて屋根の美観性を低下させてしまいます。
また、スレートが水を吸い込むようになると苔やカビが発生しやすくなってしまいます。
更に、スレートが雨水などの水分を含むと膨張し、天気のいい日に乾燥して収縮します。その一連の動きでスレートが反ってきて割れてきてしまいます。
スレートが反り隙間があくと強風が吹き込んだ時に剥がれてしまうことも・・・！
【貝塚市K様邸の足場設置の様子】
➡貝塚市で行ったお隣の住宅の間が狭い箇所での足場の設置をご紹介
【足場についての関連記事】
➡一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事
スレート屋根の棟には棟板金という金属の板が取り付けられています。
棟とは屋根の頂点の水平部分のことで、棟に取り付ける板金を棟板金と言います。
K様邸の棟板金は経年で錆びついていたので、ケレンでできるだけきれいに錆を落としました。
錆が残っているとそこからまた錆びついてきてしまうのでケレンは重要な作業なのです。
【棟板金について詳しくはこちら】
➡ 棟板金の飛散がご心配な方へ、棟板金交換工事でお悩み解決！
通常時は屋根塗装を行う前に、高圧洗浄機を使って洗浄して汚れなどを落とすのですが、周囲にご迷惑をお掛けすることがないように、手作業でケレンいていきます。
スレートの表面には細かい凹凸があるので、そこに詰まった汚れなどをナイロンたわしで掻き出して清掃しました。
広い屋根面のケレンにはとても時間がかかりますが、ケレンをきちんと行わないと塗料がしっかりと密着せず剥がれてきてしまうので丁寧に作業しました。
ナイロンたわしで汚れや塗膜などを落としてからホウキできれいに掃き掃除しました。
お隣の住宅が接近していて足場を設置できない場合や、高圧洗浄時の作業も現地を確認させていただくと対応が可能な場合がありますので、お気軽にご相談くださいね。
続いて、タスペーサーを施工しました。
タスペーサーとは屋根の縁切り部材のことです。
スレート屋根にはもともとスレートの間に隙間があるのですが、塗装することでその隙間が塗料で埋ってしまうことがあります。そうなると、雨水が排出されなくなりスレートの内側に溜まって雨漏りしてしまいます。
塗装前にタスペーサーをスレートの隙間に挿入しておくと、塗装しても隙間が確保されます。
【タスペーサーについての関連記事】
➡ タスペーサーの重要性、縁切りでスレート屋根の雨漏りを防ぐ
タスペーサーは小さな部材ですが、雨漏りを防ぐ重要な役割があります。
スレートの隙間に一定間隔で差し込むと、隙間があいた状態になり塗料で塞がれることがありません。
スレートの劣化が進むと反りが生じ、タスペーサーを挿入しても落ちてしまうことがあります。その場合はタスペーサーを施工できませんが、隙間があいている状態なので問題ありません。
K様邸でもタスペーサーをきちんと施工させていただきましたので安心していただけると思います。
屋根や外壁の塗装では「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程に分けて塗装することが一般的です。
下塗りは屋根面の状態を整えて、上塗り塗料を密着させる工程となります。
劣化したスレートは水分を吸収するので、そのまま塗装すると塗料が吸い込まれて表面の塗膜が薄くなってしまいます。どんなに高性能の塗料を用いても塗膜が薄いとその性能を発揮できません！
下塗りにはスレートを固めて塗料の吸い込みを抑える効果と接着剤の効果があり、塗膜の寿命を延ばす重要な役割を担っています。
K様邸で使用するのは日本ペイントの屋根専用遮熱塗料「サーモアイSi」です。
棟板金も屋根塗装と同じタイミングで丁寧に塗り込みます。
サーモアイSiは、太陽の熱を反射して夏場の室内温度の上昇を抑える効果があります。また、耐久性・耐候性にも優れているので色褪せしにくくきれいな状態が長く続きます。
【サーモアイシリーズについて詳しくはこちら】
➡ 夏の暑さを低減する遮熱塗料、サーモアイシリーズ
中塗りの塗膜を乾燥させてから上塗りします。
中塗りと上塗り塗料は基本的に同じ塗料を使用します。同じ塗料を塗り重ねることで塗りムラを防ぎ、塗料の性能を発揮させることができます。
特にサーモアイSiのように遮熱効果がある塗料は、塗膜に規定の厚みが必要なので別の塗料を使用することはお勧めできません。
【関連記事】
➡ 屋根塗装・外壁塗装の塗料についての基礎知識
➡ 屋根塗装のお勧めの塗料
屋根の塗装時に破風板（はふいた）も塗装しました。
破風板とは屋根の雨樋が付いていない面に取り付ける板のことで、雨風が屋根内部に吹き込むのを防ぐ役割があります。
破風板はファインウレタン（ウレタン樹脂系の塗料）で塗装しました。
破風板などの木部は浸透性の塗料で塗装することが多いのですが、K様邸はもともと塗膜が付くタイプの塗料で塗装されていたので、同じ系統でより耐久性のある塗料で塗装させていただきました。
下塗り・中塗り・上塗りで塗料を3回塗り重ね、屋根塗装完了です！
色褪せた屋根に艶が戻り、美しい仕上がりになりました(*^▽^*)
日本ペイント・サーモアイSi
色・・クールブラック
屋根の完成の状況は実際に確認していただくことができないので、写真でご報告させていただきました。
街の屋根やさん岸和田店は工事中の様子をカメラで撮影していますし、見えない部分の工事も手を抜かずきちんと作業しております。
お仕事などで留守中の工事も安心してお任せくださいね。
「屋根が色褪せて見た目が悪くなっていきた」
「スレートが剥がれている部分がある」
「建ててから屋根塗装をしていない」
など、屋根塗装のことでご検討されてる方はおられますか？
大切なお住いを雨水から守るためには定期的な塗り替えが必要です。
お困りのことがありましたら、街の屋根やさん岸和田店にご相談くださいね！
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