木部の塗装メンテナンス

みなさん、こんにちは！
街の屋根やさん山梨店です。

住宅の付帯部には、
・破風（はふ）
・鼻隠し（はなかくし）
・軒天
等、雨ざらしになっている木部があります。

木部は暖かい雰囲気を作り、魅力的ですよね(^^)/

調査時には、写真のように塗膜剥がれ・ささくれ（毛羽立ち）が起こっていました。
木部のささくれは腐食につながります！
また、白アリによる二次被害の可能性が高まります。

木部は、塗装メンテナンスが必要です。
塗装を行うことで、直射日光や内部への水分浸透を防ぎます。
その結果、腐食やカビの発生から守ることが可能です(*^^*)

毛羽立ちが進み腐食した木部は、塗装ができません。
腐食している状態で塗装を行っても、内部で腐食が進んでいます。

この場合、塗装ではなく部分交換・板金カバーを行います。
修繕工事が大きくなるほど、工事金額も上がります(>_<)

木部は特に、劣化したまま放置は厳禁ですよ！

写真は、養生・下塗り後の写真です。

木部塗装も、屋根や外壁と同様、いきなり仕上げ塗装を行いません。
まずは、手作業でケレン（研磨）を行います。
高圧洗浄は木材を痛めてしまうため、ケレン作業のみ行う場合が多いです。

その後、ビニールシート・マスキングテープで養生を行います。
外壁にしっかり養生をかけたため、塗料の付着は問題ありません。

養生は時間のかかる作業ですが、その分仕上がりが変わります(*^^*)

仕上げ塗装の前に、まずは下塗りを行います(^^)/
白色の塗料を使用しているため、塗装箇所が分かりやすいですね！

傷んだ木材は、塗料を吸い込みやすいため仕上がりにムラが出ます。
下塗り塗料には、塗料の吸い込み防止の機能が含まれています。

吸い込み防止だけでなく、下地と仕上げ塗料の密着を高める役割も持ちます！

下地処理・下塗りを終えた木部は、仕上げ塗装に進みます！

今回は付帯部を全てブラウンで仕上げています。
サッシなどの細かい箇所は、刷毛を使用します(^^)/

仕上げ塗装は、中塗り→乾燥→上塗り→乾燥と進めていきます。
2回塗り重ねることで、塗膜が厚くなり機能性・美観ともに良くなります！

木部塗装に使用される塗料には、
・浸透型
・造膜型
の２種類あります。

浸透型は、木の内側に向かって塗料を浸透させる塗料です。
つまり、木目を残したまま仕上がります(^^)/

造膜型は、 木材の上に塗膜を作るため木目が消えてしまいます。
今回は造膜型の塗料を使用しました！
浸透型に比べて耐久性・耐水性が高いため、外装の木部には多く使用されます。

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その他付帯部の塗装

しかし、住宅には木部以外の付帯部もあります。

雨樋（あまどい）は、
・大屋根や下屋根の軒先に設置される軒樋（のきどい）
・外壁に沿って設置される竪樋（たてどい）
と分かれており、屋根に降った雨水を地上に排水します。

外壁を伝う雨水を抑えることで、外壁の汚れや劣化を抑えます。

雨樋の表面をこすって、指に粉が付いた場合は、塗装時期の目安です！
これはチョーキング現象とも呼ばれ、外壁劣化の確認にも使用されます！

1枚目写真は雨樋（あまどい）、2枚目写真は郵便ポストの塗装後です！
付帯部は基本的に塗装メンテナンスが必要です！
そのため、外壁を塗装する際は、付帯部もすべて塗装することが推奨されます。

雨ざらしの外装は、どこから雨水が侵入するかわかりません。
外壁を綺麗にしたのに、付帯部の劣化が原因で雨漏りする場合もあります。
外装塗装に使用したお金がもったいないですよね(>_<)

正しくメンテナンスを行い、住宅を長生きさせましょう！

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