屋根の劣化箇所

長野県の八ヶ岳高原海の口自然郷にある別荘で、雨漏りのご相談を受け調査しました。

屋根に上ってみると、一部に防水シートが被せてありました。
しかし風などが原因でめくれており、防水シートの効果が発揮できていない状態です。
別荘地帯では木の枝や葉っぱに引っ掛かり、めくれあがってしまう事もあります。

アスファルトシングル材の屋根は、破れ・剥がれており、容易に雨水が侵入してしまいます(>_<)
柔軟なアスファルトシングルは、経年劣化で
・アスファルトシングルのめくれ
・石粒の剥がれ
が起こりやすいです。

木々に覆いかぶさる屋根

別荘地帯にある住宅は、写真のように木々が屋根に被っていることが多いです。

そのため、枯れ葉がたまりやすく、雨水も乾きにくいことから2枚目の写真のように、苔・藻が発生しやすいです。

雨が降ってしまうと枯れ葉が濡れてしまい、落ちた屋根の箇所に雨水が侵入しやすくなります。
苔・藻も屋根の劣化を早める原因になります。

谷板金・防水紙（防水シート）の設置

板金・貫板を撤去した後、新しい谷板金・防水紙（防水シート）を設置していきます。
雨樋（あまどい）の機能を持つ谷板金（たにばんきん）は、屋根の面と面の取り合いの谷状になった部分に設置されています。

防水紙は、改質アスファルトルーフィング「カッパ」を使用しています。
通常の防水紙よりも高性能で、徐々に使用されることが多くなっています！

ガルバリウム鋼板屋根の設置

防水紙を設置した後、屋根材（ガルバリウム鋼板）を設置していきます。
防水紙・屋根材ともに、軒先から棟に向かって敷いていきます。
簡単に言うと、屋根の下から上にかけて作業を進めていきます！

貫板・板金設置

ガルバリウム鋼板の屋根材が設置終わったら、棟板金の設置に進みます！
屋根に板金を乗せても固定できないため、貫板（ぬきいた）を先に設置し、板金を固定しやすくします。

貫板を設置した後、板金を設置します。
雨が降った際に横から入り込まないよう、棟板金は側面からビスで留めていきます。

板金(ばんきん)はビス固定のみなので、錆びにくいステンレス製ビスの使用をおススメしております(*^^*)

雪割りの新規設置

薪ストーブなどがある住宅には、屋根に煙突が設置されます。
カバー工法時には、煙突周辺のガルバリウム鋼板屋根材を加工して設置していきます。

煙突上部には雪割り(ゆきわり)を新たに設置していきます。
雪割りは豪雪地帯の屋根に設置されることが多く、勾配に沿って落ちてくる雪を左右に割って落とします。

つまり、雪が落ちてほくない箇所（今回は煙突）を守ることが可能です。

完工時のガルバリウム鋼板屋根

カバー工法後（完工時）の屋根です。

ガルバリウム鋼板（金属屋根）は軽量です。
屋根カバー工法の場合、屋根が二重になるため建物への負担が増えます。
そのため、カバー工法の際は軽い屋根材であるガルバリウム鋼板が多く選ばれます！

屋根カバー工法は屋根葺き替え工事と比べて、工程が少なく廃材も少ない（廃材撤去費用が低い）ため安く工事ができます。
また、瓦屋根以外であれば基本的に施工可能です。

葺き替え時期だけど、費用が大きく負担になるな・・・とお悩みの方は、ぜひ屋根カバー工法も視野に入れてご検討ください(*^^*)

弊社は甲府市に拠点を置き、山梨県全域で屋根・外壁の修繕塗装工事を得意としております！
山梨なら、地元密着営業の弊社にお任せ下さい！
全て完全無料で、最短即日に伺います(*’▽’)