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韮崎市でセメント瓦屋根をGMルーフに葺き替え工事し、耐震性・防水性を高めました
【工事のきっかけ】
インターネットから、直接お問い合わせをいただきました。
屋根の修理をご検討中のお客様で、複数の相見積もりの中で、弊社にもご依頼下さいました。
弊社は、相見積もり大歓迎でございます。むしろ工事金額の目安を把握するためにも、お勧めしているくらいでございます。調査からお見積り作成まで、全て無料でいたしておりますので、家のことなら何でもお気軽にご相談下さい。
早速お宅に伺い、屋根点検したところセメント瓦の破損が多く、少し前に業者が施工したであろう、応急防水処置が殆んど機能しておりませんでした。
梅雨前でしたので、このまま放置すると雨漏れする可能性が高い、と判断しました。応急防水箇所も多く、今回も部分的な補修で済ませてしまうと、屋根の下地の劣化が進み、次回の工事が大掛かりな工事となってしまう、とお伝えしました。
まだ、室内雨漏り被害まで生じてない、現在のタイミングでの工事がベストな時期である、とお伝えしました。最終的に、他社と工事費用は同じ程度に対し、使用する材料も高グレードであったこともあり、弊社に工事のご指名をいただきました。
工事が終了し、初めて教えて頂いたのですが、どの会社の営業よりも、屋根に対しての知識が高く、工事の必要性・工事工程の流れを分かり易く説明してくれた、とのことでございました。
ご提案書を読まれ、お見積り金額を見る以前に、もう心の中で決まっていた、とのことでございました。
基本情報
- 施工内容:雨漏り修理
- 施工期間:2週間
- 築年数:35年
- 使用材料:GMルーフ(ガルバリウム鋼板)・アスファルトルーフィング・変性シリコンシール
こんにちは!街の屋根やさん山梨店です!
今回は、韮崎市のセメント瓦屋根をGMルーフに葺き替え工事し、耐震性・防水性が格段に高まりましたのでご報告いたします。
何故、屋根葺き替え工事が防水性のみならず、建物の耐震性を高めるのか?
屋根の軽量化のメリットも施工事例を通して解説していきます。
初回点検の際は、セメント瓦表面がザラザラと荒れて傷んでおり、青い波板が所々に差し込まれています。おそらく瓦が割れてしまった部分などに、波板を差し込んで雨漏れを防いでいたと推測されます。
波板は破損した瓦の隙間に差し込まれ、周囲を密封することで一時的な防水処置として機能します。
ただし、一時的な応急処置であるため、長期的な解決策としては屋根修理専門家に相談して修理や屋根の葺き替えを検討することが重要です。
左の写真の棟板金(むねばんきん)、谷板金(たにばんきん)の接合部も大分ズレてしまっています。真ん中に大きく穴が生じてしまっていて、雨漏れしてもおかしくありません。
右の外壁との取り合いに近い、棟板金の接合部近くのコーキングも劣化し、硬化しておりました。瓦の割れからの雨水の侵入を、防水していたと考えられますが、もう全く防水機能は果たしていませんでした。
瓦のズレや割れ、棟板金のズレなどの症状が見られる場合、屋根下地の痛みや劣化も大いに推測されます。このような場合、屋根の葺き替え工事が必用となることがあります。
こちらの邸宅の屋根に使われている、セメント瓦が現在発売されていない理由は、セメントやコンクリートを使用しているため瓦一枚の重量が重いというデメリットがあり、一般的な粘土瓦と比較して劣っているためです。
そのため、セメント瓦は40年ほど前に建てられたお住まいで使用されており、現在では製造されていないか、販売も殆どされていません。
通常の粘土瓦でさえ重量があるため、屋根を重ねる屋根カバー工法は不可能です。耐震性が著しく低下してしまうからです。
今回はたくさんの相見積もりの中で、弊社にも現場調査・お見積りのご依頼をいただきました。他の業者の提案はどうかわかりませんが、弊社ではこれから10年、20年先のランニングコストも考えて、部分的な防水補修ではなく、全面葺き替え工事をご提案いたします。
屋根を軽量化することで、建物の耐震性が強くなります
ガルバリウム鋼板屋根の一番の利点は軽さです。 屋根材が軽量だと家本体への負担が少なく、
地震での揺れも軽減できます。
また、下は瓦屋根とガルバリウム鋼板の重さを比較した図です。10分の1以下の重さに、仕上げる事が可能となります。
弊社ではくさび式足場の設置に拘っております。ビケ足場とも呼ばれます。
くさび式足場は、一般的に住宅間の距離がある場合に使用される足場の一種です。支柱や手摺、踏板を組み合わせて仮設され、安定性を確保しながら作業を行うことができます。
雨樋のズレを正確に把握しました。随分と歪んでしまっている状態です。雨樋の修理・交換は弊社の得意分野ですので、お任せ下さい。簡単なズレなら、位置調整だけで直ることも多いです。
セメント瓦・棟板金、また補修で入れてあった波板を撤去します
写真のように棟板金(むねばんきん)やセメント瓦を全て撤去した状態から、新しく野地板(のじいた)を再度形成していきます。
野地板の増し張りは、既存の屋根材を撤去した後、胴縁(どうぶち)を固定し、その上に新たな野地板を固定する方法です。野地板を直接釘で固定するのではなく、胴縁に釘を打ち込むことで固定します。
これにより、屋根の土台となる部分をしっかりと支えることができます。また、増し張りを行うことで屋根の構造が強化され、地震や強風などの自然災害にも強くなります。さらに、新しい野地板を固定することで屋根がはがれにくくなり、耐久性が向上します。
コンパネの下に木材を設置しております。この木材が胴縁と呼ばれており、コンパネを釘で設置する部分となります。胴縁があるおかげで、既存の屋根面に穴を開けることなく、野地板を増し張りできます。
胴縁(どうぶち)は、コンパネの下枠・土台の役割を果たします。
野地板(のじいた)にルーフィングと屋根材を重ねていきます
野地板にルーフィングを重ねたものを、屋根下地とも呼びます。屋根の土台であり、屋根の二次的な防水層の役割を持っている部分です。
屋根工事の際にしか、メンテナンスすることが出来ないため、同時に行うことで安く済み、工事の安心感が違います。
野地板にルーフィング(緑の防水シート)を敷設していきます
ルーフィングは屋根の二次防水の役割を果たす重要な部材であり、屋根材と野地板の間にしっかりと貼り付けることで雨水の浸入を防ぎます。野地板にルーフィングを敷設する際には、丁寧な作業と正確な施工が重要です。
ルーフィングを野地板に固定する工程は、ハンマータッカーを使用して行います。まず、ルーフィングを適切な位置に配置し、ハンマータッカーを使って野地板にルーフィングをしっかりと固定していきます。
タッカーは30cm間隔で留めることが一般的です。ルーフィングの重なり部分が下を向くように配置することも重要です。この工程を丁寧に行うことで、雨水の浸入を防ぎ、屋根の防水性を確保することができます。
※タッカーは簡単に言うと、大きなホッチキスのような道具です。
ハンマータッカーで開いた穴を、全てコーキングで補修します。屋根全体の防水性を高めることが挙げられます。コーキングは水や湿気の侵入を防ぐ役割があり、穴を埋めることでルーフィングと野地板の間に隙間がなくなり、水漏れや劣化を防ぐことができます。
GMルーフを軒先板金・ケラバ板金から葺いていきます
GMルーフは屋根の最も重要な部分であり、軒先やケラバから先に設置することで雨水や湿気の侵入を防ぎ、屋根全体をしっかりと保護することができます。また、GMルーフを先に設置することで、屋根材や棟板金などの取り付け作業もスムーズに行うことができ、工事全体の効率も向上します。
つまり、屋根の端部分である軒先板金・ケラバ板金の雨仕舞いの板金処理から先にはじめることになります。メリットとしては、雨水の浸入を強固に防ぐことができる点です。
これらの板金処理がしっかりと行われることで、屋根の側面部分からの雨水の浸入を防止し、屋根全体の耐久性を向上させることができます。
また、雨水の排出もスムーズに行われるため、屋根の劣化や雨漏りのリスクを低減することができます。そのため、軒先板金・ケラバ板金の雨仕舞いの板金処理から先に始めることで、屋根全体の安定性と耐久性を確保することができます。
弊社では、今回のルーフィングのタッカー跡をコーキング防水するなど、小さな部分の工程こそ大切にしています。小さな工程を確実に行う事で、10年、20年、30年先の屋根の防水能力に大きな差が出る、と信じているからです。
軒先・ケラバをセットの板金処理から始めていきます。
GMルーフを敷設する際に、ケラバ・軒先からセットで始めていくメリットは、雨水が入り込まないようにするために重要です。雨仕舞いの板金処理と呼ばれます。この方法を取ることで、屋根全体をしっかりと保護し、耐久性を高めることができます。
工程におけるポイントは、丁寧な施工が必用であり、正確な寸法を測りながら進めることが重要です。また、GMルーフを敷設する際には、防水性を確保するために適切な材料を使用し、施工する職人の高い板金加工技術も必用となります。
2枚目の写真でお分かりになるように、板金を包み込む様に施工し、屋根内部への雨水の侵入をシャットアウトしています。
屋根葺き替え工事において、外壁との取り合い部(境い目・繋ぎ目)の処理は重要です。通常、外壁と屋根の取り合い部には防水処理が施されます。これによって雨水や湿気が侵入するのを防ぎ、建物内部を保護します。
また、ルーフィングとは屋根下地の一部で、防水や気密性を確保する役割があります。外壁との取り合い部においては、適切な防水材やシーリング材を使用して丁寧に処理することが重要です。これによって建物全体の耐久性や防水性を確保することができます。
ルーフィングを壁際まで延長させ、取り合い部の外壁においてもルーフィングとGMルーフの2重の防水層を確保するように施工します。ルーフィングを板金の上部ギリギリまで、巻き込んでいるイメージです。
棟(むね)と呼ばれる、屋根面のぶつかる頂きの部分に関しては、更に棟板金(むねばんきん)を設置して防水性を向上させます。
棟板金の設置は屋根葺き替え工事において、最も重要な工程の一つです。棟板金は貫板と呼ばれる下地材の上に設置され、屋根の棟部分を覆う役割を果たします。
棟板金は貫板に対して側面固定され、雨水の浸入を防ぐためにしっかりと固定されます。この工程を経て、屋根全体がしっかりと固定され、雨漏りを防止することができます。
寄棟屋根は写真でもお分かりになるように、屋根の頂点で2つの屋根面が交わる形状をしています。この形状は安定感があり、雨水や雪が流れやすい特徴があります。
また、寄棟屋根は風通しが良く、屋根裏の換気もしやすいです。ただし、寄棟屋根は複雑な形状のため、屋根材とのつなぎ目が多く、屋根工事の際には、熟練した技術力が必用になります。
貫板は屋根材をしっかりと抑えるための重要な役割を果たしており、しっかりと固定されていないと棟板金の固定力が弱まり、雨水の浸入や経年劣化のリスクが高まります。また、板金を貫板に正確に被せ、適切なビスで固定することが重要です。
下屋(=下屋根)の棟板金と、外壁との取り合い部分をクローズアップしました。
前回、GMルーフと外壁の取り合い部の処理に関してご紹介しました。下のルーフィングを上に持ち上げ、延長させることで2重の防水層の形成を図っています。ルーフィングごと壁に這わせるように2重防水させています。
今回、棟板金を設置しましたが、赤丸の部分ではしっかりと、コーキングによる防水処理をしております。
横殴りの雨の際などに、雨は外壁を伝って下に落ちることもありますので、万が一にも内側に雨水が侵入しないように、雨仕舞いの板金処理・コーキング防水処理をしております。
実際に、ここからの漏水、雨漏り被害は非常に多いです。2階の雨漏り被害はなく、1階部分の室内雨漏り被害などがある場合は、真っ先に疑うべき箇所となっております。
もう梅雨ですので、こちらの部分がご心配な方は一度ご相談下さい!簡単なコーキングの処理だけで、雨漏りを未然に防ぐことが可能なことも多いです。
美しい屋根の出来上がりです。セメント瓦の場合、対応年数と野地板メンテナンスのタイミングが重なります。まさにこのタイミングで、工事ができて本当に良かったです。
先程もお伝えしましたが、屋根工事の際にしか、野地板のメンテナンスは行えないので、一石二鳥になりますね。
それに伴って
①建物の強度がアップし、耐震性もアップ
②GMルーフにより、高い防水性・耐候性の向上しております。
お施主様には、今回のブログでもご紹介した写真を、工程ごとにまとめ製本し、工事完了報告書としてご提出しております。後に、隅々までお読みになって「細かい部分まで、丁寧な仕事をしてくれてありがとう」というお言葉をいただけました。
また、「屋根の上で見えなかったから安心した」とも仰っていただけました。弊社では、全ての工事にこの工事完了報告書と自社保証書をご提出します。業界最長の保証ですので、ご安心してお住まい頂けます。
弊社は、お客様の住宅に対するご不安や、お悩みのご相談をいつでもお待ちしております。住宅点検・調査は無料で行います。およそ6割以上の方に、「一切問題はありません」とお答えしております。今後の安心・安全を買うためにも、お勧めしております。
弊社は韮崎市の屋根・外壁修理塗装工事を得意としております!
この記事を書いた加盟店
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E-Mail yane@clean-reformjp.sakura.ne.jp
株式会社クリーン
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