こんにちは！

甲府市で行った瓦棒の屋根の塗装工事をご紹介させていただきます。

瓦棒屋根とは金属系屋根材で施工されている屋根で、縦葺きの屋根の名称です。

まずは屋根の様子です。経年の劣化で塗膜が剥がれてしまい錆がいたるところに発生してしまっています。また、錆がひどいところでは屋根に穴が開いてしまい雨水がそのまま入ってしまっている状態でした。

今回はこの屋根をフッ素塗料を使い塗装しました。

金属屋根の第一工程はケレン作業になります。

ケレンは2種ケレンを行いました。

普段ほとんどの場合この2種ケレンは行いません。ほとんどが3種ケレンです。3種ケレンは活膜は残しサビと剥がれてしまっている旧塗膜を落とす工法です。

今回の屋根は状態がとても悪く新規の塗装を入れても旧塗膜ごと剥がれ落ちてしまう可能性が高くかったため2種ケレンを行いました。
この2種ケレンは旧塗膜をグラインダーなどを使いすべて除去する方法です。

時間と経費は3種ケレンの比べ物にならないほど多くかかります。ですが仕上がりと持ちは格段に向上します。

ケレン作業を終え、ゴミや削ったカスなどを全て取り除くと下塗りに入ります。

使用した下塗り材はハイポンプライマーⅡという日本ペイントの下塗り材です。

この下塗り材は2液タイプで防錆性にとても優れております。

塗料が雨樋に入らないよう養生をしてから屋根全体と唐草板金をしっかり塗ります。

下塗りを入れ、重ね塗り可能時間までしっかりと時間を置きます。

続いて中塗りに入ります。

上塗り材として使用した塗料は日本ペイントのデュフロン4Fルーフです。この塗料はフッ素塗料で、耐久性抜群で長期の光沢性もあり熱にも紫外線にも強い最高級塗料です。

ハケを使い細部をしっかりと塗装し、面はローラーで切れ目なく塗装していきました。

中塗り、上塗りと2回塗を行い、最後に細かな塗り残しチェックをして完成になります。

今回の塗装では2種ケレン作業に一番の時間を使いました。

2～3人で5日ほどかかりました。その分費用はかかってしまいますが仕上がりは最高でした。

お施主様も長持ちさせたいのでこの施工をしてよかったと言っていただきました。

金属の屋根は放置しておくと錆からの雨漏れなど大事になる場合があります。
屋根の調査、御見積は無料で行っておりますのでお気軽にご連絡ください！