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名古屋市緑区、ノンアスベストのスレート瓦にズレが!?ガリバリウム鋼板の金属屋根を使ったカバー工法で屋根を修復
【工事のきっかけ】
「棟付近の屋根がズレ落ちてきて、雨漏りが心配なんです…。修繕のお見積もりをお願いできますか?」
名古屋市緑区にお住いの方から、このようなご相談をいただきました。
さっそく現地に伺って屋根の状態を確認したところ、棟付近のスレート瓦がズレているほか、ひび割れや破損も確認できました。
そこで、既存のスレート瓦にガルバリウム鋼板の金属屋根を重ね葺きするカバー工法をご提案。
軽量で丈夫な金属屋根で、屋根全体を補修することになりました。
<街の屋根やさんのお客様との10のお約束>
基本情報
- 使用材料:ガルバリウム:セキノ興産 ダンネツトップSSルーフ
皆さん、こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
本日は、名古屋市緑区でスレート瓦にガルバリウム鋼板の金属屋根を重ね葺きして、雨漏りの心配がない屋根に修繕した事例を紹介します(^^)/
ドローンを使用した現地調査からはじまり、完工までの様子を一気にお届けしますので、屋根のリフォームを検討中の方はぜひ最後までお付き合いください♪
棟付近の屋根がズレ落ちてきた名古屋市緑区の現場紹介
コチラが今回、調査のご依頼をいただいた名古屋市緑区の現場です。
ドローンカメラを使用して、お客様と一緒に屋根の様子をチェックしていきますよ(´∀`=)
ドローンを使用すると、屋根を傷めることなく、短時間で細かい部分まで調査できるようになります。
自分の目で屋根の状態を確かめることは、お客様にとっても大きな安心材料になっています。
さて、屋根の状態はどうなっていたのかというと…
棟付近のスレート瓦のズレだけでなく、広い範囲にひび割れや破損が確認できましたΣ(゚д゚lll)
これまで何度か行ってきたというひび割れ補修の跡も、だいぶ目立っているような状態です。
そのままにしておくと、屋根材や破損した欠片が強風で飛散する恐れがあります。
雨漏りが発生するリスクも見過ごせないので、もはや部分的な補修では対応できないと判断。
カバー工法による全面的なメンテナンスで、破損箇所も同時に修繕してまいります(‘◇’)ゞ
移行期にあたるノンアスベストのスレート瓦には要注意

名古屋市緑区の屋根材には、アスベストを使用していないノンアスベストのスレート瓦が使われていました。
昔はスレート瓦の耐久性を高めるために、アスベストを使用していました。
ところが、アスベストの健康被害が問題視されてからは、アスベストを含む建材の使用が禁止されました。
このような事情を受けて、アスベストを含まないスレート瓦が新たに登場したわけですが、ノンアスベストへの移行期にあたる1990年後半~2000年代前半に施工されたスレート瓦には不具合が多く報告されており、ひび割れや欠け、色あせ、反りなどのトラブルが起こりやすいんです。

今回のように多くの劣化症状がすでに発生しているノンアスベストのスレート瓦は、塗装で機能を回復することができません。
そこで、移行期の劣化が著しいスレート瓦に関しては、カバー工法や葺き替えによる全面的なメンテナンスをおすすめしています。
屋根カバー工法における改質アスファルトルーフィング施工

今回は屋根カバー工法で、屋根を全面的に修繕していきますよ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
屋根カバー工法とは…
既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねて設置するリフォーム方法のこと。
既存の屋根材を撤去する必要がないので、廃材が出ない分、工期やコスト面でのメリットが大きい工法になります。
なお、屋根材にはガルバリウム鋼板などの軽量な金属屋根が採用されます。
【屋根カバー工法の流れ】
①既存の屋根の上に防水シートを貼る
②防水シートの上に新たな屋根材を葺く

屋根材を張る前に、まずはルーフィング(防水シート)を施工します。
一般的な住宅の屋根には、主に以下のルーフィングが使用されます。
アスファルトルーフィング:
アスファルトを主原料とする防水シート。多くの住宅で使用されている、一般的なタイプになります。
改質アスファルトルーフィング:
アスファルトルーフィングに合成ゴムや合成樹脂、ポリマーなどを混入させ、弾力性や耐久性を高めた防水シート。材料コストは高いものの、雨漏りのリスクが大幅に軽減されます。
今回の現場は屋根全体の老朽化が進んでいたため、改質アスファルトルーフィングを施工させていただくことになりましたヽ(^o^)
防水シートは軒先から棟に向かって、規定の幅を重ねながら貼り上げていきます。
シートの重ね幅を十分に確保することで、雨水の侵入を防ぎます。
1階部分の屋根、下屋根にも改質アスファルトルーフィングを丁寧に施工しました(‘◇’)ゞ
カバー工法には軽量な金属屋根「ダンネツトップ」を重ね葺き

屋根カバー工法には、軽量な金属屋根が適しています。
そこで、名古屋市緑区の現場ではセキノ興産が販売しているガルバリウム鋼板製の金属屋根「ダンネツトップ」を採用しました。
【ダンネツトップの特長】
・軽量で地震などの災害に強い
・錆びにくく、耐久性に優れている
・優れた断熱性・遮音性
・カラーバリエーションが豊富
改質アスファルトルーフィングを施工した屋根の上から、金属屋根「ダンネツトップ」を葺いていきます。
まずは、軒先やケラバに特殊な形状をした板金役物を設置しました。
次にダンネツトップ本体を軒先から1枚ずつ丁寧に施工し、下屋根にもカバー工法でダンネツトップを葺きました。
外壁と下屋根の取り合い部は雨漏りが発生しやすいので、水切り板金で雨仕舞を行っています。

緑区の現場の屋根には天窓(トップライト)が設置されていたので、周囲に板金を取り付けて、適切な雨仕舞を施しました。
天窓があると部屋が明るくなりますが、一方で雨漏りのリスクが高くなるというでデメリットもあります。
雨漏りを防ぐためにも、天窓の雨仕舞は丁寧な施工が求められます(‘◇’)ゞ

今回は屋根の重ね葺きとともに、雪止めも設置しました。
雪止めは屋根に積もった雪が一度に落下するのを防ぐための部材で、設置しておくと落雪による歩行者や隣家への被害を防ぐことができます。
雪があまり降らない地域でも、大雪が降った時に重大な事故に見舞われる可能性があるため、雪止めを設置しておくと安心ですよ( ´ ▽ ` )ノ
金属屋根を葺いたら、仕上げに屋根の頭頂部に棟板金を設置します。
まずは、棟板金を固定する下地「貫板(ぬきいた)」を新しいものに交換し、上から棟板金を被せました。
棟板金はビスでしっかり固定したので、台風が来ても飛ばされる心配がありません!
せっかく足場を組んだので、この機会に雨樋も屋根と同じガルバリウム鋼板製に取り替えました。
ガルバリウム鋼板の雨樋はシンプルでスタイリッシュなデザインが特徴ですが、耐久性も高く、機能面でも優れています。
緑区の現場では屋根にガルバリウム鋼板を使ったので、雨樋の素材もガルバリウム鋼板に統一しました。
一般的な塩化ビニルに比べると価格は高くなりますが、耐用年数が長く、メンテナンス費が抑えられるんです(‘◇’)ゞ
屋根カバー工法によるガルバリウム鋼板屋根への重ね葺きが完成
今回、屋根材は赤みがかった色からダーク系にイメージチェンジしました。
ダークカラーは建物全体を引き締める効果があり、どのようなスタイルにも合わせやすい人気色です☆彡
今回はダークカラーを取り入れたことで、温かく柔らかな雰囲気からシャープでスタイリッシュな雰囲気に生まれ変わりましたよ。

経年劣化でひどく傷んでいたスレート瓦もガルバリウム鋼板屋根へと変わり、金属特有の輝きを放つ美しい仕上がりを実現。
ガルバリウム鋼板は十分な強度も備えているので、美しさも安心感も長く続くことでしょう。

現地調査の時はノンアスベストのスレート瓦にひび割れが発生し、補修の跡も目立っている状態でした。
瓦のズレも確認でき、放置しておくと雨漏りのリスクが高かったため、ガルバリウム鋼板の金属屋根を使った屋根カバー工法による修繕を行いました。
いったん雨漏りが発生すると木材が腐食して、建物の耐久性も低下する恐れがあります。
住まいの寿命を縮めたくない方は定期的にメンテナンスを行い、屋根本来の機能を維持していくことが大切です!
屋根のトラブルは、実績豊富な街の屋根やさん名古屋店におまかせください!

屋根カバー工法は
・コストが抑えられる
・住宅性能の向上を図れる
などメリットが多く、おすすめの工法ではありますが、どのような屋根にも対応できるわけではありません。
街の屋根やさん名古屋南店では実際に現地で屋根の状態を確認したうえで、最適な方法をご提案させていただきます。
少しでも気になる症状が見られた時は、弊社の無料点検をご利用ください(^^)/
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