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名古屋市緑区で、劣化したパミール屋根にカバー工法を実施!安心・長持ちの屋根へ
【工事のきっかけ】
名古屋市緑区にお住まいの方より、「屋根の劣化が気になる」とのご相談をいただきました。
お話をうかがうと、こちらのお宅では「パミール」という屋根材が使われているとのこと。
パミールは年月が経つとボロボロに剥がれてしまう「層状剥離(そうじょうはくり)」という問題が起きやすいことで知られています。お客さまもそのことをご存じだったようで、必要な施工をご提案し、金額にもご納得いただいた上で工事のご縁をいただきました(^O^)/
基本情報
名古屋市緑区の事例の紹介です!
パミールは、1990年代から2000年代前半にかけて多くの住宅で採用されたスレート屋根です。安価で施行しやすいという魅力がありますが、年月が経つとボロボロに剥がれてしまう「層状剥離(そうじょうはくり)」という問題が起きやすいことでも知られています。
お客さまもそのリスクをご存じで、年月の経過で劣化したパミール屋根に、リフォームの必要性を感じていらっしゃったようです。
まずは現地調査を行い、屋根の状態をくわしく確認しました。屋根をよく見ると、表面がはがれ落ちている部分や、ミルフィーユのように層がめくれている部分(層状剥離)が広がっていました。
このまま放置すると、雨水が屋根材のすき間から入り込んで、その下にある防水シートや野地板まで傷めてしまう可能性があります。防水シートがまだ機能していればすぐに雨漏りすることはありませんが、劣化が進むほど修理は大がかりになります。
そうなれば費用もかさむことになるため、早めにリフォームしたほうが安心です!
パミールには塗装できない?正しいメンテナンス方法とは

屋根リフォームの方法の一つとして「塗装」があります。塗装を行うことで屋根のイメージを変えたり、塗料の効果によって屋根の機能性・耐久性がアップしたりといったことが可能です。
しかしパミール屋根の場合、塗装リフォームはおすすめしません。塗装したとしても、塗膜ごと層がはがれてしまうためです。
そのためパミール屋根には現在の屋根の上から新しい屋根材を重ねる「カバー工法」、または既存の屋根材すべてを取り除いて下地から新しくする「葺き替え(ふきかえ)」と呼ばれる方法での修繕が必要です。
今回は、より費用と工期を抑えられる「カバー工法」をご提案しました。お客さまの負担を最小限にしながら、しっかりと家の状態を改善できるメンテナンス方法です。

工事は、まず屋根のてっぺん部分にある棟板金(むねばんきん)とその下地材の撤去からスタートします。
この部分が残っていると、次に貼る防水シートが平らに貼れなくなってしまいます。
今回は「改質アスファルトルーフィング」というシートを使用しました。この防水シートは、通常のものよりも耐久性が高く、屋根の内側への水の侵入をしっかり防いでくれる優れた素材です。
「防水シートなんてどれでもいい」と思うかもしれませんが、屋根の雨漏りは防水シートの劣化が主な原因になります。そのためシートの性能は家を守る上でとても大切なポイントです!
ガルバリウム鋼板屋根を「立平葺き(たてひらぶき)」で施工!
防水シートの上には、新しい屋根材を設置します。
今回使用したのは、「ガルバリウム鋼板」という金属製の屋根材です。この素材はサビに強く、軽くて丈夫なため、今では多くの住宅で使われています。
施工方法は「立平葺き(たてひらぶき)」というやり方で、屋根を縦方向に一枚ずつ葺いていきます。つなぎ目が少なく、雨が入りにくいのが立平葺の特徴です。

立平葺きで使うガルバリウム鋼板の屋根材は、あらかじめ現場のサイズに合わせて加工されています。そのため現場での作業工数が減り、工期も短く済みます。
今回も、大屋根・下屋根の両方に同じガルバリウム鋼板を使い、全体を立平葺きで施工しました。統一感のあるスッキリとした見た目に仕上がったと思います。
屋根本体の施工が完了したら、棟や外壁との取り合い部分などの仕上げ作業に入ります。

まずは棟板金。ここは屋根と屋根がぶつかる部分で、雨水が集まりやすく、雨漏りの原因になりやすい場所でもあります。しっかりと防水処理を行いながら、きれいに仕上げました。

また、下屋根と外壁のつなぎ目には「雨押え板金(あまおさえばんきん)」を設置。雨水が壁側にまわり込まないように、板金とシーリングでスキマをしっかりとふさぐ作業を行いました。
今回のリフォームでは、屋根工事といっしょに雨樋(あまどい)の交換や、鼻隠し・破風(はふ)と呼ばれる部分の塗装も実施しました!
雨樋には、屋根から流れ落ちた雨水をスムーズに地面へ流す役割があります。雨樋が傷んでしまうと、水が外壁をつたってしまい、建物全体にダメージが出てしまう可能性もあるため、家を守る上で重要な部分です。
また、鼻隠しや破風は屋根の端にある板で、見た目を美しく整えるだけでなく、屋根の下地を守る役割もあります。
今回はこれらの部分も丁寧にメンテナンスを行い、屋根まわり全体の防水性と美観が向上しました。

すべての工事が終わったあとの屋根は、以前のようなボロボロの状態からは想像できないほど、スッキリとしたモダンな印象に生まれ変わりました。
今回使用したガルバリウム鋼板は、見た目の美しさだけでなく、今後の雨・風・紫外線からも建物をしっかり守ってくれる頼もしい屋根材です。
立平葺きとの相性も良く、耐久性・防水性・外観のすべてが整ったリフォームができました。
パミール屋根は、築7〜10年をすぎると劣化が進みやすく、放っておくと屋根材がはがれ落ちてしまうこともあります。
こうした劣化は塗装では対応できないため、適切な時期にカバー工法や葺き替えなどのリフォームが必要です。
街の屋根やさん名古屋南店では、パミール屋根をはじめ、さまざまな屋根材に対応した無料点検やご相談を承っています。「もしかしてうちも?」と感じたら、お気軽にお問い合わせください!
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