着工日は天候にも恵まれ素早く作業を進めることができました。
どんな工事でも屋根の登って作業する場合は足場の設置が必須になります。

このように屋根上でステージを組むことで効率よく作業する事ができます。
屋根や高いところの工事には足場の設置は絶対です。
２メートル以上の高所作業の際には、足場組立による安全対策が法律により義務付けられています。

各所に漆喰を詰め直していきます。
一番漆喰の劣化と剥がれが酷かった谷部分は古い漆喰を全て取り除き新しく詰め直しました。

漆喰が無くなり今にも落ちそうだった鬼瓦も位置を修正すると共に漆喰で固定します。
屋根でひと際存在感を放つ部分になる為、他の部分より時間をかけより丁寧に行いました。

棟部分や複雑な形状の部分は劣化が激しく、取れかけている物が多かったため古い漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰めます。

こういった屋根の端を施工する際に足場があると安全に作業をすることができ、スムーズに工事を勧めることができます。

破風部分の木部は今回塗装を行いました。
下地として防腐剤を塗った後、塗料を複数回に分け塗っていきます。

竪樋は直射日光にさらされ続けたことで色落ちし、変形する手前の状態だったので塗装を行います。竪樋はプラスチックの収縮により変形しやすい部分なのでこういった工事の際、ついでとして塗装しておくと寿命が長くなります。

玄関廻りも木部も同様に仕上げていきます。

木部はどうしても塗料の染み込みが発生してしまうので塗りムラがどうしても出てしまう場合があります。
しかし、ここは家の顔になる部分。
極力塗りムラが発生しないように何度も塗装を行いました。