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【堺市東区】テナントトイレ床の雨漏り修理|外壁周りの防水施工と犬走り新設した費用や工期をご紹介
【工事のきっかけ】
堺市東区のM様より「雨の日、テナントのトイレ床に雨漏りして水たまりができるので困っています」とご相談をいただきました。
天井から雨漏りしている様子はなく、原因が分からないとのことでした。
現地調査を行い、原因を特定するために散水調査を行った結果、外部の土に基礎が埋まってしまっていることや外壁ブロックの防水不足が原因と分かりました。
雨漏り修理として、まずトイレ床面への浸水原因となっていた「基礎が土に埋まっている状態」を改善します。
基礎周りを大きく掘削し、浸水ラインと一致する立ち上がり部分を露出させました。
次に外壁側の浸水ポイントであるブロック塀の天端と壁面に、防水塗料エクセルテックスを用いた5回塗りの防水処理を行いました。
外壁の取り合い・サッシまわり・換気フード・角波入隅などのコーキングも全面的に打ち直し、細かな隙間から雨水が入り込まないように処理しています。
雨水を吸い込んでいたブロック天端には二重構造の水切り板金を取り付け、防水性能を強化しています。
仕上げとして外部に犬走りを新設するため、砕石敷き・転圧・型枠組立の後、ワイヤーメッシュ入りの生コンクリートを打設して刷毛引きで仕上げました。
コンクリート硬化後に脱型・補修を行い、雨水の浸入を確実に防ぐ安全な状態へと改善できました。
基本情報

- 使用材料:防水塗料「エクセルテックス」、プライマー、加工板金、ビス、コーキング材、砕石、コンクリート、ワイヤーメッシュ
堺市東区でテナントの室内トイレで雨漏りが発生し、現地調査を行いました。
お客様によると雨の日にトイレの床を確認すると水溜まりができているものの、天井から雨漏りがしている様子はなく原因が分からないとのことでした。
そこで、トイレ外部の壁から水をかけ、床に雨漏りが発生するか検証する「散水調査」を行うことになりました。
しばらく水をかけていると、壁と床の継ご目や床同士の継ぎ目から水がジワジワと出てきているのが確認されました。
外壁とコンクリートブロックの天端にも水をかけると、室内の壁面からジワジワと水が浸入して床に水溜まりが発生しました。
雨漏りが起きている原因は、建物の基礎が土により埋まってしまい、外部の床高が室内の床高よりも高いことではないかと考えられました。
外部の床高が室内の床高よりも高いと雨水が土の中を浸透し、コンクリートの割れ目や隙間から徐々に雨水が室内側へ浸入してしまいます。
また、コンクリートブロックの天端には雨水の仕舞がされておらず、そこからも雨水が浸透していると見られました。
現地調査が完了し、お客様へは下記のご提案を行いました。
後日ご依頼をいただき、工事を行うことになりました。
まずは、床水たまりの根本原因である「基礎が土に埋まっている状態」を改善するため、外部の土を丁寧に取り除く作業から行います。
基礎が土に覆われていると雨水が地中に滞留し、そのままコンクリートの割れや隙間から室内へ流れ込んでしまいます。
シャベルを使い、土間ベースが見える深さまで掘り下げていきます。
掘削は意外と地道な作業ですが、ここでしっかり基礎を露出させておかないと防水処理の効果が十分に発揮できません。
掘り下げていくにつれ基礎の立ち上がりがしっかり露出し、室内側の浸水ラインの高さとも一致していたため、雨漏りの原因と改めてつながりが確認できました。
掘削後は、外壁側の浸水ポイントであるコンクリートブロック天端(上面)や壁面に防水塗膜を施工します。
施工は合計5回塗りで行い、1日目に下塗りを含めた3回、2日目に仕上げの2回塗布を行いました。
特にブロックは構造上水を吸いやすく雨漏りの原因となりやすいため、塗り重ねることで防水塗膜が徐々に厚くなり、表面がしっかりと密閉されます。
塗料には防水専用塗料「エクセルテックス」を使用しました。
下地の細かなひび割れにも入り込み、塗膜を厚く形成できるため、雨水の浸透をしっかり防いでくれる高耐久タイプの防水材です。
最終的に表面が均一でムラのない防水層に仕上がり、これまで水を吸い込んでいた部分も確実に保護できる状態になりました。
多層塗りにすることで防水層の耐久性が高まり、長期にわたって水の浸入を防ぐことができます。
次に外壁材のジョイント部やサッシの周り・換気フード・角波とサイディングの取り合いなど、細かい隙間を一つずつ丁寧にコーキング補修しました。
床面雨漏りの場合、地中からの浸水だけでなく外壁の取り合いの小さな隙間から水が入り込み、内部を伝って床へ出てくるケースも少なくありません。
特に角波のビス頭は劣化すると穴が大きくなり、気づかないうちに雨水のルートになってしまうことがあります。
古いコーキング材を撤去したうえで新しいコーキングを打ち直し、防水性を確実に高めました。
サッシや換気フード周りだけでなく、外壁サイディングと角波の取り合い部分(入隅:いりすみ)のコーキング材も大きく劣化していました。
入隅は構造上、雨水が溜まりやすく風向きによっては吹き込みやすい部分です。
ここに隙間が生じると雨水が外壁内部を伝い、床面の雨漏りへとつながりやすいポイントになります。
この取り合い部分も既存の劣化したコーキング材を撤去し、しっかりと打ち直しを行いました。
▶屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法
ブロック塀の天端には雨水が直接入り込みやすいため、二重水切り構造の笠木板金を施工しました。
もし外側の一次防水となる笠木板金内部に水が入っても、内側の水切り(二次防水)が受け止めて排水してくれ、室内への雨漏りを防げる仕組みです。
まず、ブロック塀天端に青ライン部分(内側部分)の二次防水となる水切り板金を設置します。
外壁材(角波)との隙間にはコーキング処理を行い、雨水の浸入をしっかり遮断するように施工しました。
次に赤ライン部分(外側)の一次防水となる板金を取り付けます。
雨水を最初に受け止めて外へ流す役割をします。
室内・床高さに雨水浸透防止として、外部に犬走りを設置します。
掘削した部分に土を埋め戻したら雨水が溜まりにくいように砕石(さいせき)を敷き詰めます。
砕石は排水性が高いため雨が降っても水分が地中にこもりにくく、基礎周りの湿気を抑える効果があります。
その後、プレート転圧機でしっかり押し固めます。
転圧が甘いと、この後に作るコンクリートが沈んだり割れたりする可能性があるため、非常に重要な工程です。
外壁周りに犬走り(いぬばしり)を設置するための型枠(かたわく)を組んでいきます。
外側から杭を打ち込んでガッチリと支え、コンクリートが入っても動かないよう強固に固定しています。
この作業を行う事で、次のコンクリート打設がスムーズに進められ美しい犬走りに仕上げられます。
生コンクリートを流し入れていきます。
コンクリートのひび割れ防止・強度を高めるためにワイヤーメッシュ(鉄筋)を敷き込みます。

コンクリートを流し込み全体へ行き渡るよう均したあと、左官用のコテで丁寧に表面をならしていきます。
表面の凹凸をなくし強度を確保する工程で、仕上がりの美しさにも大きく影響します。

ある程度乾燥しかけたら、仕上げとして刷毛引き(はけびき)を行います。
ブラシを使って表面に細かな筋模様を付ける方法で、雨の日でも滑りにくくなるほか、見た目にも自然な風合いが出るため外構ではよく行われる仕上げです。
生コンクリート打設が完了しました。
細部の勾配も丁寧に整えているため、建物側へ雨水が寄らないように外側に流れるように仕上げます。
数日間は立ち入り禁止として、十分硬化したところで型枠の取り外し(脱型)を行います。
打設から3〜4日後、コンクリートが硬化していることを確認したうえで型枠を外しました(脱型)。
きれいに形が出ています。
取り外し後は細かな段差や隙間がどうしても残るため、モルタルで丁寧に補修します。
全体の見た目を確認し、最終的な仕上がりと耐久性をしっかり整えました。
すべての工程が完了し、室内に雨水が浸入していた原因となる外部周りが改善されました。
ビフォーアフターの写真を比べると、基礎周りの高さや外壁の取り合い、防水性が大きく向上していることが分かります。
これで雨の日でも安心して店舗を営業していただける状態になりました。
今回のような床から水がにじむ雨漏りは
●地面の高さ
●基礎の状態
●外壁の取り合い
●コンクリートの割れ
●地下からの逆流
など複数の原因が重なる場合が多く、応急処置だけでは改善しないケースがほとんどです。
当店では水の通り道をしっかり調査したうえで、最適な工事をご提案しております。
もし同じような症状でお困りの方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。
街の屋根やさん堺店では、屋根工事が初めてというお客様でも安心してお願いしていただける体制を整えております!
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