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【高石市】集合店舗で行ったトイレ配管工事と竪樋部分交換|工程や費用もご紹介
高石市 足場
【工事のきっかけ】
今回のお客様は、高石市で築40年の集合店舗を所有されているオーナー様です。
建物の屋根・外壁に汚れが目立ち、そろそろ建物全体の改修工事を行いたいと検討されていました。
「どんな工事が必要なのかよく分からない」「傷んでいる箇所の把握がしたい」というご相談をいただいたことが工事のきっかけです。
このご相談がきっかけで、段階的に建物の改修工事を行う事になりました。
今回の施工事例では、「トイレの配管工事」「竪樋の部分交換」をご紹介します。
現地調査の結果、トイレの排水管・給水管は固定金具が外れて中央部分が歪み、配管自体の劣化も進んでいる状態でした。また、竪樋の下部が外れテープで巻かれている状態で、いつ外れてもおかしくない状況でした。
そこで、建物の塗装工事を行う前に
・トイレ配管の交換と保温工事
・劣化して外れていた竪樋の部分交換
といった補修を行う必要があると判断しました。
まずは設備補修を行い、その後の改修工事を安心して進められるように整えました。
【現地調査の様子】
▶高石市の集合店舗にて波型スレート屋根・外壁の現地調査を実施しました。
【初めて建物の点検や工事の相談はこちらを参考に!】
▶工事のご依頼・ご相談が初めてのみなさんへ
基本情報
- 施工費用:560,000円【内訳】トイレの配管工事:520,000円 竪樋部分交換:40,000円
※足場を設置をした上で工事費用のみの金額となっています。
- 使用材料:【トイレの配管工事】排水管、給水管、支持アングル・その他支持金物(SUS製)、ボルト、継手、丸形保温材
【竪樋部分交換】塩ビ管VU100、伸縮ソケット、接着剤(エスロン)

トイレ排水管の中央部分に歪みが見られます。
本来は支持金具でしっかりと固定されています。
しかし中央部分の固定が外れ、排水管全体に負担がかかっている状態です。
現状ではトイレの水は流れていますが、いずれ詰まりや破損に繋がる可能性が高くなります。
中央部分が大きく歪んでいたトイレ配管(排水管)は、配管内の詰まりや破損の恐れがある為、トイレ配管(排水管・給水管)を新しく取替える事になりました。
まずは古くなった排水管・給水管を取り外します。
経年劣化により歪みが生じており、放置すれば破損のリスクも高い状態でした。

新しい配管をしっかり固定するため、スレート下地の鉄骨に向けてアングルを取付ます。
アングルは金属製の支持材で、配管を確実に固定するために欠かせません。

アングルの固定は、ボルトを組み立てて取付けました。
アングルは溶接不要でボルト等で組立てが可能な為、現場での作業効率を高め支持材として広く利用されています。

取付けたアングルに支持金具を取付て、新しい排水管と給水管をそれぞれ固定しました。
これにより、配管の歪みやズレを防ぎ、安全に使用できる環境が整います。
今回の工事で交換した排水管にはVU管を、給水管はHIVP管を使用しました。

保温材を巻き終えたら、外側にアルミ製のラッキングカバーを取付けていきます。
このカバーを付けることで、雨風や紫外線による劣化を防ぎ、配管の寿命を延ばすことができます。

コーナー部分にはエルボカバーを取付けて、継ぎ目にはシーリング材を充填し防水性や気密性を確保しました。

給水管の保温工事(ラッキング)が完了しました。
保温工事(ラッキング)を行う事で、配管を物理的な衝撃や紫外線から保護ができ、耐久性が大幅に向上しました。
トイレの配管工事が全て完了しました。
排水管と給水管を交換し、保温工事(ラッキング)を行うことで耐久性を高めました。
これで、排水も適切になり詰まりなどの不安が解消されました。

竪樋の継ぎ目が外れて応急処置として、テープが巻かれている状態でした。
雨樋の継ぎ目は専用の接着剤で固定されていました。接着剤の劣化と共に接着力が弱くなって外れやすくなります。

まずは、竪樋を交換する部分の位置を決めて切断していきます。
切断には周辺を傷つけないように、パイプソーを使用しました。
▶画像はモノタロウを参照

破損していた古い竪樋の切断が完了しました。

竪樋を固定する為の固定バンドとナットを撤去します。
外壁側の金具部分は再利用しながら、バンドだけを新しく交換します。

竪樋の上部にはソケットを取り付けます。
ソケットは竪樋同士をつなぐ接続部品です。
竪樋の下部には 伸縮ソケット を取付けます。
伸縮ソケットは、竪樋を上下にスライドさせて長さを微調整できる便利なジョイント部品です。
部分交換の際に欠かせないアイテムで、破損した一部だけを取り替えることができます。

新しい竪樋を スライドソケットに差し込み、ソケットに向けて上にスライドさせる事で、既存の竪樋と新しい竪樋をしっかりと接続します。

最後に竪樋へ新しい固定バンドを締め直しました。
これで、雨が降っても正常に排水されるので安心です。
竪樋の部分交換作業が完了しました。
竪樋は雨水を地面までしっかり流すための大切な役割を担っています。
一部でも破損していると水漏れや外壁への雨だれ汚れの原因になる為、早めの部分交換が安心です。

今回の施工は、改修工事を進めるうえで欠かせない「建物の機能」を整えるための大切な工程でした。
設備の不具合を早めに補修することで、後のトラブルを防ぎ、建物の寿命を大きく延ばすことができます。
築年数が経過した集合店舗やテナントビルで気になる箇所がございましたら、当店へお気軽にご相談ください。
現地調査から最適な工事プランまで丁寧にご提案いたします。
【参考資料】
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