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堺市東区にて瓦屋根からアスファルトシングルへの葺き替え|住宅改修工事も同時に行い耐震性・防水性がアップ!
堺市東区 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
堺市東区のS様より
「土葺き瓦屋根にへこみがある様に見えるので、一度点検して欲しい」とお問い合わせをいただいた事が工事のきっかけとなりました。
現地調査に伺うと確かに
瓦屋根が一部ズレてへこみ、本来見えるはずのない葺き土が見えている状態でした。
こちらの住宅は築50年程経過しており30年程はメンテナンスを行っていなかった為、漆喰が劣化して瓦がズレて隙間がたくさんできていました。
いつ雨漏りしてもおかしくない状態です。他にも
『トタン屋根・窓の庇(ひさし)板金の錆びが進行』『玄関庇の施工不良』『雨樋の脱落』『外壁のひび割れ』等の不具合が見られました。
S様からは
「今後のライフスタイルに合わせて、最低限の工事をして欲しい」とのご依頼を受けました。
そこで、
劣化の損傷が激しい屋根は、軽量で傷んだ屋根下地にも馴染みやすいアスファルトシングルへの葺き替え工事、各不具合箇所は補修をご提案させていただきました。S様には「工事中も作業内容等、細かく説明していただきありがとうございました」と嬉しいお言葉をいただき、仕上がりにもご満足いただけました。
住宅が全体的に老朽化しているけれど、今後のライフスタイルを考えるとそんなに費用はかけられない…という場合もありますよね。
当店ではその様なご相談も承っておりますので、気軽にお問い合わせ下さい!
▶
メールにてお問い合わせ(24時間受付中)
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:10日
- 築年数:約50年
- 使用材料:【屋根葺き替え工事】ルーフィング「ニューライナールーフィング」、アスファルトシングル「ロアーニⅡスクエア」、シングルセメント、構造用合板、母屋、ビス、ガルバリウム鋼板
【屋根塗装】塗料、錆止め
【カバー工事】ガルバリウム鋼板製板金、ビス
【雨樋交換】竪樋(丸型)、這い樋(丸型)、ボンド、掴み金具
【コーキング工事】変形シリコンコーキング、ボンドシールプライマー
瓦屋根のへこみ、瓦のズレが各所に見られました。
本来なら見えるはずのない内部の葺き土が露出して、見えてしまっている状態です。
棟瓦を固定している漆喰も劣化している事で瓦がズレて、隙間がたくさんできてしまっていました。
隙間から屋根内部に雨水が侵入して流れる事で葺き土も流れ、瓦が下がってズレていったと考えられる状態でした。幸い雨漏りは起こっていないそうですが、いつ雨漏りしてもおかしくない状態です。
トタン屋根を窓の庇(庇)板金は錆びがかなり進行してしまっていました。
トタンの錆が進行して穴が開いてしまっていると張り替えかカバー工事を行なう事になりますが、こちらはまだ穴が開いていなかった為、錆びを落として塗装を行う事が可能な状態です。
玄関上にある庇(ひさし)上の、板金立ち上がり部に施工不良が見られました。
本来なら板金を立ち上げた上から笠木を被せないといけませんが、こちらは笠木を被せた後に板金を立ち上げてコーキングを打っている為、隙間から雨水が入ってしまうようになっています。
雨樋が脱落していたり、竪樋が結束バンドで固定されている等の不具合がありました。
雨樋に不具合があると屋根に降った雨水が上手く排水されず、雨漏りや住宅の劣化など様々な問題に繋がります。
外壁のクラック、タイル仕上げと塗装の境目にひび割れ
モルタル外壁にクラックが散見されます。
モルタルは古くから人気のある外壁材で、耐久性・耐火性・遮熱性の高い外壁材です。
反面防水性能があまり高くなく『濡れたり湿ったりする⇔乾燥する』を経年で繰り返すうちに、クラックと呼ばれるひび割れを起こしやすいというデメリットがあります。
壁のタイル仕上げ部分と、外壁塗装の境目にはひび割れが起こっていました。
ひび割れと頭上の笠木の両方から雨水が入り込み、モルタルが腐食している状態です。
撤去をご希望のカーポートとテラスです。
テラス屋根については屋根が全て剥がれてしまっており、下地も部分的に破損していました。
カーポートの波板も劣化しており、フレーム(枠組み)の錆びも進行している状態です。
調査が終わり現状をご報告したところ、今後のライフスタイルを考えてできるだけ予算を抑えたいとご相談がありました。
お客様のご希望を考慮して、最低限の工事内容でご提案をさせていただきました。
まず、屋根に残っている波板を1枚ずつ外して全て撤去します。
「電動はつり機」を使用してカーポートの支柱が埋まっているコンクリートの床をはつり、撤去します。
支柱を撤去して出来た穴をモルタルで埋めて平らにし、綺麗に塞ぎます。
穴を塞ぐ事で安心して歩行する事ができ、雨水が溜まる事も防ぎます。
穴の補修が完了し、時間を置いてモルタルが完全に乾いたら完成です。
住宅裏手のテラス下地も同様に撤去を行いました。
工事を行なうための足場を設置をします。
今回設置したのは「楔(くさび)式足場」で、楔の部分をハンマーで打ち込んで足場部材を組み立てます。組む際にカンカンと音が大きくするので、ご近所に迷惑をかけたくないから足場を設置せずに工事できないか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、今回は屋根葺き替え工事で高所作業があるため、足場の設置が必須です。
▶屋根工事に必ず足場は必要なの??足場の役割と必要性について!
安全性を高めるためのメッシュシートでぐるりと外周を覆い、足場設置が完了しました!
屋根に上がって瓦を解体していきます。
瓦の解体は、屋根の頂上部である棟から取りかかります。
軒先から瓦を撤去していくとその上の瓦が滑り落ちて来る危険性があるため、棟部からの撤去が原則です。
瓦を剝がすと、その下に瓦を固定していた葺き土が大量に出てきます。
葺き土はもともとは接着力のある粘土状態なのですが、50年が経過した今はカラカラに乾いて瓦の固定力を失ってしまっています。
屋根の下地にコルクボードの様な資材が使用されており侵入した雨水を吸って陥没して、穴が開いていました。
屋根から落ちてしまわない様にその都度集め、土嚢袋に詰め込んでいきます。
解体した瓦・廃材は荷揚げリフトを使用して降ろしていきます。
瓦と廃材は産業廃棄物として、当店で責任を持って処分させていただきます。
全ての瓦と葺き土を撤去した事で屋根が軽量化されました!
▶土葺き瓦屋根を葺き替えで地震・台風に強く!おすすめ屋根材は?
既存の屋根下地は長年に渡って瓦と葺き土を支え続けた事でかなり傷んで穴も開き、凹凸があるため、この上に新しい野地板(のじいた)を設置する事ができません。
傷んでいる屋根下地を補強するために、その上に新しい母屋(もや)を取り付けていきます。
▶垂木・母屋は屋根の斜面を支える重要部分
この時不陸調整(ふろくちょうせい)を行いながら取り付けます。
不陸とは「平らでない」「凸凹」という意味です。
凹凸なものの高さを調整して平らにする事を「不陸調整」と言います。
新しく取り付けた母屋の上に野地板(のじいた)として使用する『構造用合板』を隙間なく張っていきます。
『構造用合板』とは複数の薄い板を接着剤で圧着した物で、建物の耐震性や耐風性が求められる部分に使用される強度の高い合板です。
補強母屋にしっかりと固定し、取り付けます。
▶野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分
雨水が侵入しない様に、水下の軒から張り始めて水上の棟に向かって順番に張っていきます。
隙間のできない様に防水紙同士の重ね幅を十分に取る事も大切です。
雨漏りの起こりやすい棟は重ね張りを行い、雨水の侵入をしっかりと防ぎます。
アスファルトルーフィングを張り、新しい屋根下地の設置が完成しました!
アスファルトシングルを葺く前にケラバ・水切り板金を取り付けます。
水切り板金は雨水の経路(流れ)を作って適切に排水させ、雨漏りを防ぐ重要な役割を持っています。
接着剤のシングルセメントと専用の釘を使用して、アスファルトシングルを張ります。
防水紙と同じ様に雨水が侵入しない様に水下の軒先から水上の棟に向け、順番に軒先から1段ずつ1方向へ張っていきます。
上段と下段の継ぎ目は同じ位置にならないようにずらして張ります。
互い違いに張る事で雨水の侵入を防ぎます。
継ぎ目が同じ位置になると雨漏りの原因となり得てしまうためです。
上段を被せる際は重ね代に合わせて張っていきます。上段を被せると下段の釘が隠れて表面に釘が見える事はないため、釘穴から雨水が侵入する事はありません。
アスファルトシングルを屋根全面に張り終わったら、同質素材の棟材を取り付けていきます。
棟は板金で納める方法もありますが、今回は同質素材の棟材を使用します。同質素材を使用すると屋根全体に統一感が出て、おしゃれに仕上がります。
棟材の様に、横に張っていく場合は風下から風上に向かって張り付けていきます。逆にしてしまうと部材の端が風上に向かう事になり、強風を受けた時にめくれる恐れがあるためです。
張り付けていった最後の棟材は専用のビスで固定して、取り付けは完了です。
アスファルトシングルへの葺き替えが完了しました!
▶屋根葺き替えで不安を解消しませんか?
雨水が適切に排水される経路が出来上がりました!
雨仕舞いは雨水を滞留させないために積極的に排水を促すためのものです。
水切り金具を取り付けるビスは全て横面から打って、雨水の侵入を防ぎます。
ビスを上から打ってしまうとビス穴に雨水が滞留し、染み込んでしまう可能性があるためです。
▶雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い
トタン屋根と庇板金にケレン作業を行います。
ケレンとは塗装を行う前の下処理の事です。
屋根に残っている錆びや古い塗膜を除去して錆止め効果を長持ちさせます。
こちらの屋根は錆びが大きく広がっているためサンドペーパーで擦って落とします。
この作業を行う事で塗装面との密着性を高めます。
ケレン作業が終わったら錆止めを塗布します。
錆止めを塗る事で錆びの進行を防ぎ、下地面と仕上げ塗料面の密着性を良くします。
この工程を怠るとトタンに錆びが発生するのが早くなり、塗料の寿命も短くなるため、重要な工程です。
仕上げの塗料を上塗りします。
錆止めがしっかり乾いている事を確認してからの作業になります。
ローラーを使用して満遍なく塗っていきます。
窓の庇板金にも同様に塗装を行ってきれいに仕上がり、防水性も復活しました。
トタン屋根は錆びに弱く、環境にもよりますが5年~10年くらいで塗り替えを行い錆びの発生を予防する事をおすすめします。
▶古くなったトタン屋根に最適なメンテナンスは 塗装か屋根カバー工法か葺き替えか
板金に施工不良のあった玄関上の庇(ひさし)です。
元の笠木(かさぎ)の上に新しく板金を被せ、雨水が侵入しない様にカバー工事を行ないました。
カバー工事とは既存の屋根を撤去せずにそのままの状態で残し、その上に新しい屋根を載せて覆います。
元の笠木にはトタンが使用されていましたが、新しい板金にはガルバリウム鋼板を使用しています。
ガルバリウム鋼板は耐用年数が長く、金属でありながら錆びにくい優秀な資材です。
熟練の職人さんの手で折り曲げながら形状を合わせて取り付け、コーナー部分等もとても綺麗に納まりました!
この部分から雨水が侵入する心配はもうありません。
▶意外と多い笠木が原因のベランダ・バルコニーからの雨漏り
庇(ひさし)上の脱落していた雨樋を新しく交換して取り付けました。
勾配(傾斜)をつけて、滞りなく雨水が流れて排水できるように調整します。
結束バンドで固定されていた竪樋(たてどい)も交換して、上合(じょうご)・軒樋と繋げて適切な排水経路を復活させました。
雨樋が外れていると排水不良を起こし、雨漏りや住宅のダメージに直結します。
雨樋の不具合が発生した時はすぐにメンテナンスを行う事をオススメします!
▶雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください
モルタル外壁にクラックが散見されます。
放置することで雨水が侵入して壁の内部を腐食させたり外壁そのものの劣化が進んでしまい、いずれは建物の構造部分まで劣化させてしまう恐れがあります。
そのためクラックにコーキングを打って塞ぎ、内部に雨水が侵入する事を防ぎます。
▶シーリングやコーキングの種類と使用法
まず、コーキング材をしっかり密着させるためのプライマーをクラックに塗布します。
コーキングガンを使用してクラックにコーキングを充填します。上から下へ向かって、内部に空気が入らない様に手早く行います。
こちらは壁のタイル仕上げ部分と、外壁塗装の境目にひび割れが起こっています。
外壁やタイルなどの凹凸面が多い場所には、粗面(そめん)用のマスキングテープで養生を行います。用途に合わせたマスキングテープを使い分ける事で作業を円滑に進めることができ、仕上がりもとても綺麗になります。
コーキング材は外気に触れる事で表面から少しずつ固まっていきます。数日を置いて内部まで完全に乾燥させます。しっかりと固まると強度を得て、コーキング工事は完成です!
クラック部からの雨漏りの心配がなくなりました。
全ての工事が完了し、最後に足場の解体を行います。解体にかかる時間は、足場組み立ての半分程度の時間です。
解体した足場材で建物や住宅の設備を傷つけたりしないように注意を払って作業を行います。
解体時にも金属パイプの大きな音がするため、組立て時と同様に近隣住宅へ解体日時をお伝えしておきます。
▶屋根リフォーム前のご近所へのご挨拶
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