台風被害を受けて破損したカーポートの屋根

カーポート半分程の波板が剥がれて飛散してしまっています。
屋根の上から状態を確認すると波板自体が変形して反ってしまっていました。
ガラスネット入り塩ビ製波板は耐熱温度が60～80℃と低く、紫外線や熱にさらされる事で変形や反りが生じます。
そうなると衝撃に弱くなり、簡単に割れてしまいます。

剥がれずにフレーム（骨組み）に残った波板も、劣化して割れや浮いている部分が見られます。
全体的に劣化して変色や汚れもあります。

既存の劣化した波板を撤去します

劣化した既存の波板を撤去していきます。
波板を固定していたフックも劣化して割れ、既に外れてしまっている部分がありました。
フックが外れてしまうと当然固定力が弱まる為、波板が外れやすくなってしまいます。

波板を全て撤去するとフレーム（骨組み）の溝（雨樋）に泥や苔が大量に詰まっていました。
カーポートは雨の日にこそ活躍します！
カーポート全体の雨水を受け止める箇所なので、ごみ（泥、苔、落ち葉等）が詰まると排水に支障が出てきます。
この溝部分は波板を外したタイミングでしか清掃できない為、この時綺麗に清掃しておきました。
当店では工事の際には必ずフレームの清掃を行っております！

新しいポリカーボネート製波板に張り替えます

新しいポリカーボネート製波板へ張り替えます。
ポリカーボネート製波板は衝撃に強く、新幹線の窓やヘルメットの素材にも使われています。
透明度が高くガラスと同等の透明度ですが、紫外線をカットする機能があります。
近年の酷暑の時期には特に嬉しい機能ですね！
耐候性もあり、真夏の炎天下や極寒の地でも問題なく使用できます。
ポリカーボネートは火が燃え広がらない自己消火性を持ち、万が一火事が起きても延焼リスクを減らせる上に、有毒ガスが発生しません。
耐熱温度も120～130℃と高く耐久性があり、耐用年数はおおよそ10年となっています。

カーポート屋根の全面張り替えが完了しました

既存の劣化した波板から新しい波板へ張り替えた事で、見た目もとても綺麗になり美観性がアップしました！
見た目だけでなく耐久性も復活し、台風や強風の心配もなくなりました。
カーポートの屋根は構造上、飛ばされやすくなっています。
強風が直撃して屋根が煽られた際、もし屋根板が一枚一枚外れなかった場合、フレームごと破損したりカーポート全体が倒れてしまう事も！
被害を最小限にするよう、一定以上の強風で煽られた時は真っ先に屋根板が外れるように設計されています。
被害を受けないようにする為には、台風前にチェックや対策をする事がベストです。
固定しているビスやフックに緩みがないか？のチェック。
屋根材をあらかじめ全て取り外して風を受けないようにする等。
ご自身で対策が難しいと感じる様であれば、街の屋根やさん堺店では些細な事でもご相談を承っております！
お家の屋根やベランダやカーポートの屋根等、気になる事があればいつでもご相談下さい。
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